「未経験からコンサルタントに転職したいのですが、どうしたらよいのでしょうか?」
コンサルタントが人気の職業になった昨今、このようにお問い合わせを頂くことも非常に多くなっています。
コンサルタントへの転職は未経験からでも可能です。
しかし、適切な知識を持ち、適切な準備をしておかなければ、そのハードルは非常に高いと言えます。
弊社では、これまで数多くの方のコンサル転職をご支援して参りました。本コラムではその中で培われてきた、未経験からコンサルタントへの転職を成功させるために必要なあらゆる知識をご紹介します。
転職可能な年齢や身につけておきたいスキル・経験、転職しやすい職業・業界についての解説や、コンサル転職後の研修やワークライフバランスのこと、転職を成功させるために知っておきたいポイントや具体的な方法についてもご紹介します。
未経験からコンサルタントを目指す方にとっては必見のコラムです。
未経験から目指す!知っておきたいコンサル転職市場

未経験からコンサルティングファームへ転職したいと考えているなら、まずはコンサルの転職市場について熟知しておく必要があります。
多くのコンサルファームでは現在、積極的な採用が行われています。これは、コンサルティング業界の市場が伸びていることと関係しています。
IDC Japanの予測によれば、19年に8217億円だったコンサル業界の市場規模は、24年には1兆円に達するとのこと。
※IDCによれば、ビジネスコンサルティング市場の内、クラウド、アナリティクス、モビリティ、ソーシャルといった第3のプラットフォームの導入/活用、あるいは、同プラットフォームを通じて提供されるIoTやコグニティブ/AIシステム、サイバーセキュリティなどの導入/活用に関わる「デジタル関連ビジネスコンサルティング」市場は、2019年には前年比で36.3%増の967億円になったと見込まれています。
参考記事:国内コンサルティングサービス市場予測を発表 IDC Japan
つまり、今後もコンサルティングの市場は伸び続ける可能性が高く、それだけ未経験者への門戸も開かれる可能性があると言えます。
そんなコンサル転職市場の特徴としては、次の4点を挙げられるでしょう。
- 通年採用・中途採用が多い
- 未経験者にも多くのチャンスがある
- 未経験採用は20代・30代がメイン
- 40代以上でも可能だが相応の専門性が必要
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
通年採用・中途採用が多い
コンサルタントは、通年・中途採用が活発に行われている職種です。
近年では新卒採用に力を入れるコンサルファームも多いですが、実際に入社されている方の割合を見ると、たいていのファームでは中途採用者の割合が多く、新卒以外にも広く門戸が開かれている市場と言えます。
新卒では就職活動のタイミングが限られているケースがほとんどですが、中途に関してはファームが採用をしている限り、時期を問わず転職活動を始めることができる点が特徴です。
一方で、選考のハードルは景気に左右されます。簡単に言えば、景気の良い時ほど選考のハードルは低く、悪い時ほど高くなるのです。
景気と選考ハードルの関係については下記のコラムで解説しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
絶対に知っておきたい「転職活動と景気」の関係~コンサル業界はどうなのか?~
未経験者にも多くのチャンスがある
コンサルファームへの転職を希望する方は、全員が全員コンサルとしての経験を積んでいるわけではありません。未経験の方も多く、「コンサルタントになりたい」「コンサルファームで働きたい」という熱意を持って転職に臨んでいます。
また、コンサルファーム側も「案件は取れているが人が足りない」というケースが多い一方で、コンサル経験者の数は限られているため積極的に未経験者を採用している会社が増えています。
経験者であっても未経験者であっても、コンサルタントとして求められる素質は変わりません。下記のコラムでは、コンサルティングファームに合格する方の特徴を解説しています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。
未経験採用は20代・30代がメイン
幅広い年齢層の人々がコンサルファームへの転職を希望しますが、その中でもとりわけ20代、30代の方が多い傾向にあります。
特に未経験でコンサルとして転職しようとする方は20代・30代に多いですが、年齢が高くなるにつれて、求められるスキル・経験のハードルも高くなります。
もしコンサルタントへの転職にご関心をお持ちなら、早いうちのチャレンジがお薦めです。
第二新卒での転職を希望されているのであれば、まずは下記のコラムを読むことをお勧めいたします。
【参考:第二新卒の方の転職体験談】
🔽コンサル未経験。職歴ほぼ無し。大逆転の転職成功メーカー⇒日系ファームへ転職!
🔽研究開発職から戦略コンサルタントへ。何度も何度も対策を重ね、未経験からの転職を見事実現!
30代以降でのご転職を検討されている方は、下記のコラムがお薦めです。30代前半と後半でも難易度は異なりますし、ご自身のスキル・経験やコンサルファームの採用意欲によって状況は大きく変化します。
30代未経験でもコンサルタントに転職できる?転職を成功に導く3つのポイント
【参考:30代・未経験の方の転職体験談】
🔽33歳、未経験からのコンサル転職。大手メーカー⇒総合ファームに転職成功!
🔽38歳・未経験・初めての転職活動。様々な障壁を乗り越え、第一志望の総合系コンサルファームにキャリアチェンジ成功!
40代以上でも可能だが相応の専門性が必要
20代、30代と比べると多くはありませんが、未経験・40代でコンサルファームに転職される方もいます。
しかし、20代・30代以上に、何か特定の業界知見・専門性を豊富に持つ方や、コンサルに近い業種(SIerなど)の方、もしくはプロジェクトワークに慣れている方の採用がメインとなります。
多くの場合は前職の給与が高いため、マネージャー以上の採用になることが多いです。一部では技術力を買われてスペシャリスト採用となることもあります。しかし、20代、30代に比べると採用選考の際に経験を重視される傾向もあり、ハードルはかなり高いと言えます。
一方で、フォルトナでご支援した方の中では、40代や50代でコンサルタントへの転職を実現されている方もいらっしゃいます。
【参考:40代・50代の方の転職体験談】
🔽40歳・未経験から掴んだ“ラストチャンス”。メガバンクからコンサルファームに転職成功!
🔽50歳・初めての転職。大切な「これからの」キャリアに向き合ってくれた唯一無二のエージェント
🔽100歳まで働くために。50代後半からの新たな挑戦!ITコンサルタントに転職成功
🔽定年後のために。経験を活かした50代のキャリアチェンジ!大手SIerからITコンサルタントへ転職!
このように、ご自身の経験とスキル、そして企業側のニーズによっては、40代以降でも十分転職が可能なのです。ご自身の可能性について気になる方は、ぜひ一度弊社までお問い合わせください。
【コンサルへの転職】転職者のバックグラウンド

コンサルへの転職を目指す方の前歴は、多種多様です。
実際にフォルトナで過去ご支援した方々のバックグラウンドは、下記の転職体験談でもご確認いただけます。
未経験者を受け入れているコンサルファームが多いことからも分かるように、転職希望者がコンサルタントとしての資質を備えているか、ポテンシャルが高いといえるかという点が重視されています。
一方で、転職希望者が何をしてきたか?という職務経験も選考時には当然重視されます。
前職で積んだ経験がコンサルの仕事に活かせるのであれば、それはコンサルファームにとっても望ましいことで、採用可能性は高まるでしょう。その際は、前職での経験をアピールできるような志望動機を作成することが大切です。
【未経験者必見!】コンサルタントに受かるための転職理由とは?志望動機の作成方法やポイントを解説【例文付き】
例えば、大手企業で企画関連の仕事を担当していた方であれば、クライアントの課題を見抜き、解決策を提案することを得意とする可能性が高いと考えられます。また、マーケティングや人事などの仕事を担当していた経験も、コンサルにおいて実行支援をする際に活かせるので、決して無関係とはいえません。
コンサルでは課題の発見から分析、問題解決の具体策の提案、実行をトータルで行うため、一般企業のさまざまな部署で培ったほとんどの経験が活かせる仕事です。そのため、どの部署の出身だからそれだけでNGということはありません。
また、コンサルファームへの転職に成功しているのは一般企業出身者だけではありません。官公庁で働いていた方や、NPO法人で活躍していた方も大勢います。いずれも今までの経験や仕事を通して培った思考法や問題解決の手腕を、コンサルとしての仕事に活かしています。
コンサルファームへの転職を希望するときは、今まで得たスキル・経験をどうコンサル業務に活かすことができるのかについてまず考えてみましょう。そこから選考でアピールする内容が決まり、企業側に自分自身の魅力を印象付けていくことができます。
そのためにはコンサルタントの仕事について、正しい理解をしておかなければなりません。仕事内容への理解を深めるために、まずは下記のようなコラムを読むことをお薦めします。
戦略コンサルタントとは?仕事内容や向いている人の特徴を解説【未経験者必読】
【コンサルへの転職】必要とされる経験・スキル

コンサルティングファームによっては、特定の経験やスキルを転職希望者に求めることがあります。
しかし多くのファームでは、特定の学位や経験を有していることを応募の必須条件とはしていません。
ファームを受けるにあたっては、次の4つの能力や経験について備えていることが望ましいと言えます。
- 問題解決能力
- 英語の素養があると望ましい
- ITの素養
- 大手企業で働いた経験
問題解決能力
コンサルタントの仕事を一言でいえば、クライアントの課題を解決することです。
言い換えれば、コンサルタントは「問題解決の専門家」と言えるでしょう。
つまり、問題解決力があるかどうかで、コンサルとしての資質があるかどうかを見分けることができるとも言えます。
では問題解決力とは一体何なのでしょうか?
問題解決というと「トラブルを解決した経験」や「失敗をリカバリーした経験」を思い起こされる方も多いですが、ここでの「問題」は必ずしもマイナスのことに限りません。
現状と理想の状態のギャップのことを「問題」と定義すると、問題解決とは、理想を実現するために現実とのギャップをどう埋めるか考え、実際にそのギャップを埋めることと定義できます。
基本的にコンサルティングファームで求められている問題解決力は、こうした力のことを指しています。
問題の本質を見抜いて解決までのフローを適切に進めていくためには、論理的思考力が不可欠です。物事を突き詰めて考える際に思考の飛躍がなく、一つひとつ根拠のある仮説を積み重ねていけることが求められます。
また、それだけでなく、周囲の人間を巻き込み、時には泥臭いことまで含めた行動力や実行力があるかどうかも、問題解決においては非常に大切です。
コンサルティングファームの面接では、これまでの職務経験を語らせたり、ケース面接を行ったりして、このような問題解決力を測ります。
コンサルティングファームへの転職を目指す方は、問題解決力を身につけておくことが必須だと言えるでしょう。
英語の素養
グローバルな案件を扱う外資系コンサルファームなどでは、英語でのディスカッションや書類作成が必要になるケースも多いでしょう。そのようなコンサルファームへの転職を希望する場合は、英語の素養は必須と言えます。
一方で、主に日系企業をクライアントとするコンサルファームであれば、英語の能力については重視されないケースもあります。しかし、日系企業であってもグローバルにビジネスを展開している企業も多いため、英語力があることに越したことはありません。
コンサルタントへの転職に際し、英語力が必要になるのかどうかについては、下記のコラムで詳細をご紹介しています。こちらも併せてご覧ください。
コンサルタントへの転職に英語は必要?英語力があれば年収も上がる?
IT系の素養
もはやビジネスシーンにおいてDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を見ない日は無いというほど、企業の課題解決にITを用いることは一般的になっています。
そのため、「基幹システムの刷新」といったIT関連の案件を主に引き受けるITコンサルだけでなく、あらゆるコンサルにおいてITの素養は必要となってきています。
プログラミングなどの実務的なITスキルがなくても、どのような場面でITを活かせるか、どの部分に導入すると問題解決につながるかといったことは理解しているほうが望ましいでしょう。
もちろん、ITスキルを有するエンジニアや、先端的な技術に明るいデータサイエンティストなどは、ITのスペシャリストとしての活躍も期待されます。
大手企業で働いた経験
コンサルファームに依頼する費用は決して安価ではありません。高額の費用をかけてもコンサルに依頼するほうが企業にとってプラスになると判断されるケース、つまり大型案件を扱う大手企業がクライアントとなることが多いと言えます。
大手企業が持つ課題や期待する解決法は、大手企業で働いた経験があると理解しやすいと言えます。そのため、大手企業で働いた経験があるほうが、コンサルファームへの転職は有利に働くといえるでしょう。
ただし、大手企業で働いた経験がなくても、大手コンサル会社への転職が不可能なわけではありません。例えば官公庁をクライアントとするコンサルファームも多いので、官公庁で働いた経験が有利に働くことがあります。
また、近年では新しいビジネスモデルや技術を扱うスタートアップで働いた経験も評価されることがあります。
一方、中堅・中小企業を対象としたコンサルティングファームも数多く存在します。こちらも大企業経験があれば一定評価されることが多いですが、中堅・中小企業の中で問題解決を行ってきた経験ももちろん評価されます。
【コンサルへの転職】求められる資格・学歴

コンサルの転職において、特定の資格が求められることは多くありません。それぞれのコンサルが経験とスキルを活かしてクライアントの問題解決にあたるので、資格の有無よりもコンサルとしての適性や経験の有無のほうが重視されます。
また、就活市場では「学歴フィルター」という言葉が存在するように、書類選考の一定基準として学歴が重視される傾向もあります。
MBAや公認会計士などは必須ではない
公認会計士の資格があると、会計や税務の点からクライアントを問題解決に導けるため、コンサルへの転職にも有利に働くことがあるでしょう。また、業務に適した資格があれば、提案するだけでなく税金処理などの実務も行えるので、コンサル業務をスムーズに行えるという点もアドバンテージです。
実際にコンサルの中には公認会計士の資格を保有している方も多く、会計や税金などの専門知識を活かしたコンサルを行っています。しかし、公認会計士の資格は必須条件ではありません。
チーム全員が会計に詳しいよりは、会計に秀でたコンサルやITスキルが高いコンサル、詳しいコンサルなど、さまざまなスキルや得意分野を持つコンサルがそろっているほうが、コンサル業務がスムーズに進むだけでなく、多面的な視野からの問題解決を実現できます。
そして、コンサルにはMBAが必要というイメージもありますが、実際にはそうではありません。MBAを保有していれば経済・経営分野では優れた知見を持っているということをある程度は担保されますが、同分野の知識は日進月歩で移り変わっているため、コンサル自身が積極的に知識をアップデートしていないと役に立たない恐れがあります。
MBAを保有しているかどうかという点よりも、貪欲に知識を習得する姿勢があるか、また、スキルアップに努めているかという点が重要視されるでしょう。
コンサル転職を実現する上でMBAが必要かどうかについては、下記のコラムで解説しています。こちらもご覧ください。
分野によっては資格が優遇されることもある
特定の資格を保有していることが、コンサルの必須条件として求められるケースは多くはありません。しかし、特定の資格を保有していることが評価され、採用に有利に働くこともあります。
公認会計士や税理士、社会保険労務士などの資格は、コンサル業務と密接な関係をもつポジションも存在するため、あると優遇されるでしょう。
また、コンサルタント関連の資格も有利に働くことがあります。例えばIT系コンサルとして働くなら「SAP認定コンサルタント」を保有していると、ある程度以上のITスキル、IT系の素養を有しているとアピールすることが可能です。
インフラエンジニアやプログラマーなど、IT系の業務ごとにSAP認定コンサルタントの資格があるので、自分に合う資格を受験してみましょう。
下記のコラムでは、コンサルへの転職において有利になる資格をご紹介しています。ぜひご覧ください。
コンサルタントへの転職で有利に働く資格。中小企業診断士や公認会計士は?戦略系やIT系など分野別に紹介。
コンサルへの転職に学歴は必要
就活生や転職希望者からの人気が高まるコンサル業界では、応募者が増えていることから、スクリーニングの意味合いで学歴を重視することがあります。
特に外資系や戦略系のコンサルファームは学歴を重視する傾向にありますが、重要視される度合いはコンサルファームによって異なります。
また、学歴が問題になるのは、あくまでも書類選考時です。書類選考さえ通ってしまえば、職歴などの経験・スキル・人物面に焦点が移ります。
※ただし、書類選考と組み合わせてweb試験や適性検査が行われることが多くなっています。書類のブラッシュアップと併せて、こちらも対策しておくことが必須です。
応募書類対策~コンサル転職を成功させる履歴書・職務経歴書・志望動機書の作り方とは?~【サンプル有】
【5分で分かる】コンサルの適性試験・webテストを突破する方法。SPI、玉手箱、GAB、TG-WEB、GMATなど種類ごとに解説!
コンサルへの転職に際して学歴がなぜ必要になるのか、また学歴の壁をどうしたら乗り越えられるのかについては、下記のコラムで詳細を解説しています。こちらも併せてご覧ください。
コンサルタントへの転職に学歴は必要?学歴フィルターを突破する3つの方法も紹介
コンサルへの転職活動を行う方法
コンサルへ転職する方法は、いくつかあります。知人に紹介してもらう方法や、転職したい企業を絞って各企業の採用サイトなどから直接応募する方法もあります。
確かに知人から生の情報が取れるという点で知人紹介はメリットがあるのですが、選考を辞退すると知人の顔に泥を塗ることになったり、選考に臨むにあたって重要な面接対策を行うことが難しいと言えます。
また、転職したい企業に直接アプローチする方法もあります。自分で探して一社ずつ応募しなくてはいけないため、企業選定の難しさはあります。また、日程調整に手間がかかる、知人経由と同じく面接対策が難しいというデメリットもあります。
それぞれのコンサルファームの採用情報を調べるだけでも手間がかかりますが、各ファームに合わせた面接対策をするのも手間と時間がかかる作業です。現在の仕事が忙しければ転職活動の時間を捻出できず、「コンサルになるという夢は諦めよう」という結論に至ってしまうこともあるでしょう。
忙しい業務と転職活動を両立するためにも、転職エージェントの活用を検討してみてはいかがでしょうか。転職エージェントとは転職活動を人材紹介会社がサポートするサービスで、エージェントは転職希望者が提示する条件に基づいて適した案件を探したり、採用選考に役立つ情報を提供したりします。
個人的に入手することが難しい情報を仕入れてくれるのも転職エージェントの魅力です。例えば、転職を希望するコンサルファームではどのような人材を求めているのか、どのようなポイントで採用可否を決めているのかといった情報などを独自のルートで入手します。
また、転職エージェントは、独自のネットワークを通して非公開の案件を保有しているケースも少なくありません。例えば採用サイトを公開していないコンサルファームや、大々的に求人募集を行っていない企業などの案件を保有し、エージェントに登録した人に限定して紹介していることがあります。
コンサルタントへの転職を目指すなら、コンサル転職案件に特化した専門の転職エージェントを検討してみてはいかがでしょうか。
フォルトナは、コンサル・ポストコンサル転職に特化した専門エージェントです。コンサルとしての経験のある方へのサポートはもちろんのこと、コンサル未経験の方へのサポートにも豊富な実績を持ちます。
コンサルファーム幹部との強固なネットワークがあるのも、フォルトナの特徴です。他の転職エージェントでは公開していない案件やフォルトナ独占案件、幹部にダイレクトにご紹介する幹部案件など、豊富なバリエーションでコンサル転職をお手伝いいたします。
また、面談は基本的にオンラインで実施しているので、お忙しい方でもご自宅でスキマ時間に活用することが可能です。ぜひお気軽にご利用いただき、コンサルへの転職の実現につなげてみてはいかがでしょうか。
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【コンサルへの転職】面接の内容

コンサルへの転職を実現するためにも、面接の内容を知り、備えておくことが必要です。コンサルファームによって面接の内容は異なりますが、次の2つを実施することが一般的です。
・志望動機を確認する面接
・ケース面接
なお、面接には正解はありません。しかし、コンサルファームが求める人材像を知ることで、面接での回答をブラッシュアップすることは可能です。
まずは、コンサルファームでどんな面接が行われているのか、概要を知ることが大切です。下記コラムではコンサルファームの面接について解説しています。ぜひご覧ください。
【完全保存版】コンサル面接対策まとめ。よくある質問や逆質問のポイントも!
1.志望動機を確認する面接
どのコンサルファームでも、志望動機についての確認は必ず実施されます。
転職希望者が「このような仕事をしたい」と望む業務と、コンサルファームで実際に行う業務が異なるならば、入社後にすぐ離職してしまうことにもなりかねません。そのような事態を防ぐためにも、志望動機を詳しく確認して、長く勤めることができる人材なのか見極めます。
また、未経験で入る場合、スキルが経験者よりも劣るのは当然のことでしょう。大切なのは、どれだけ必死にキャッチアップしようとするかというスタンスや情熱です。コンサルへの志望動機が曖昧な人材であれば、スキルはあっても、情熱を持って業務に当たらず、キャッチアップできないと見られる可能性があります。
このようなことがないためにも、コンサルへの強い熱意を持っていることを志望動機を通してアピールすることが必要です。コンサルという仕事に対する動機に加え、「なぜこの会社を志望したのか」という点も重要なポイントです。
「コンサルとして働けるならどこのファームでも良い」と考えている転職希望者であれば、入社した後で予想外のことが起こるとすぐに離職し、別の会社への転職を希望するかも、と捉えられかねません。
そこで「他のファームではなくうちに入社したいと強く願っているのか?」という点も志望動機を通して確認し、早期離職の回避につなげています。
このことから、志望動機の作成は非常に大切なものであることがお分かり頂けたかと思います。
【未経験者必見!】コンサルタントに受かるための転職理由とは?志望動機の作成方法やポイントを解説【例文付き】
2.ケース面接
ケース面接とは、シミュレーション型の面接です。面接官がクライアントになり、面接官の持つ課題に対しての解決案を転職希望者に求めます。元々は戦略系のコンサルファームで実施されていた面接ですが、近年では戦略コンサルだけでなく、他のコンサルファームや他業界でも実施されるようになりました。
面接官とのやり取りを通して、転職希望者が論理的思考力を持っているのか、また、コミュニケーションスキルが優れているのか確認されます。
ファームによってはケース面接に30分~50分ほどの時間を取って入念に転職希望者のチェックを行うこともあるので、十分に対策しておきましょう。
【合格者続出】ケース面接を突破しコンサル転職を実現するための対策方法
ケース面接には、大きく分けて「フェルミ推定」と「ビジネスケース」が存在します。
フェルミ推定
少ない情報と知識をベースに、実際に調査することが難しい数量を概算することを「フェルミ推定」といいます。
転職希望者にフェルミ推定を必要とする課題を与えることで、仮説を立てる力や論理的思考力、俯瞰して物事をみる能力、コミュニケーションを取りながら答えをブラッシュアップさせる能力などをチェックするファームも多いです。
なお、フェルミ推定において、正解に近い数字を出すことが一番重要なわけではありません。完全に数字が正解と一致していなくとも、回答に至るまでの過程や根拠がしっかりとしていれば、それで評価されます。
下記のコラムではフェルミ推定などを練習するにあたってお薦めの書籍をご紹介しておりますので、こちらもご覧ください。
ビジネスケース
特定の経営課題に対して提言を行うことを「ビジネスケース」といいます。フェルミ推定が必要な問題と絡めて出題されることも少なくありません。
例えば、「地域内に10店舗を経営している和菓子店が全国展開するには何をすればよいか」といった課題を出し、転職希望者が提言を考えます。
ビジネスケースでも論理的思考力や仮説を立てる力などが総合的にチェックされるので、フェルミ推定と合わせて練習しておきましょう。
コンサル転職後についてよくある質問

ここでは、コンサルへの転職を実現した後について、よく頂くご質問とそれに対する回答をご紹介します。
※コンサル転職全般に関するQ&Aについては、下記のコラムでご紹介していますので、こちらもご覧ください。
コンサルファームの研修は?
コンサル未経験者であっても、多くの大手コンサルファームでは研修が整備されているので安心して転職できると言えます。コンサル業務の基本スキルや論理的思考力を高める研修、情報収集の手法を学ぶ研修なども実施されています。
また、基本的スキルを習得すると、すぐにプロジェクトに参加し、実際の業務を通してスキルを身につけるOJTが行われます。実践を通して学べるので、短期間でコンサルとしてのスキルを習得することが可能です。
コンサルファームのワークライフバランスは?
一般に、コンサルタントの仕事は激務だと思われる方が多いようです。
確かに業界特性としてはそのような傾向にありますが、実際のところはプロジェクトによって大きく異なります。
また、業界全体としても、ワークライフバランスを実現するための取り組みに力を入れるファームが増えています。
コンサルファームのワークライフバランスについては下記のコラムで詳細を解説していますので、ぜひご覧ください。
【激務?】コンサルでワークライフバランスは取れるか。アクセンチュア,BIG4(デロイト,PwC,EY,KPMG),ベイカレント,アビームの取り組みも解説!激務ランキングは意味ない?
コンサルからのネクストキャリアは?
コンサルタントのネクストキャリアは非常に多岐にわたります。
それほどコンサル経験者=ポストコンサルの問題解決能力が市場から評価されているということです。
ポストコンサルのキャリアパス概要については、下記のコラムで解説を行っています。
また、それぞれの選択肢について、詳細なコラムを下記にご紹介いたします。コンサルのネクストキャリアについて知りたい方は、ぜひこちらも併せてご覧ください。
🔽他のファームへの転職について
🔽ベンチャーファームへの転職について
🔽事業会社への転職について
🔽PEファンドへの転職について
🔽スタートアップへの転職について
🔽コンサルの独立・起業について
コンサルの面接を突破する3つのポイント

コンサルにおける面接を突破するためには、次の3つのポイントに留意して準備を進めていきましょう。
・企業研究を丁寧に行う
・面接の練習をする
・時間に余裕を持って行動する
1.企業研究を丁寧に行う
どのコンサルファームでも、長く勤めてくれる人材を求めています。長く勤める人材か見極めるためにも、熱意を持って応募しているのか、また、業務内容をしっかりと把握しているのかを選考時に詳しくチェックしてきます。
転職希望者は、企業への熱意と業務理解を示すためにも、丁寧に企業研究を行う必要があります。
2.面接の練習を徹底的にする
繰り返しにはなりますが、面接の対策は非常に重要です。
コンサル転職に特化した転職エージェントなどを活用し、徹底した対策を行ってから選考に臨むようにしましょう。
また、面接の際に話す内容も重要ですが、良い第一印象を与えることも重要です。コンサルファームでは社内業務だけでなくクライアントとの接点も多いので、第一印象の良さもチェックされるポイントになります。
面接にふさわしい服装や髪型、メイクであるか、清潔感はあるか、挨拶やマナーはできているかなどに注意が必要です。
特に近年ではオンライン面接が普及しています。画質の良さや画面の明るさなど、本人とは直接関係のないところでも第一印象に影響を与える要素があります。こうした点についても注意したいところです。
【完全保存版】コンサル面接対策まとめ。よくある質問や逆質問のポイントも!
3.時間に余裕を持って行動する
面接に遅れると第一印象が悪くなるだけでなく、いい加減な印象を与えてしまいます。また、面接に遅れたことだけでNGになることは多くないですが、気持ちに余裕がなくなるので、面接においても優れた結果を出しにくくなる傾向にあります。
持ち物や服装、回答内容などは前日までに完璧に準備し、時間に余裕を持って行動することが必要になります。
近年はリモート面接も多いですが、時間厳守かつ身だしなみに注意する点は、対面の面接と同様です。ネット環境を確認しておくのは当然のこと、十分に準備し、落ち着いた気持ちで臨みましょう。
コンサル転職で失敗しやすい3つのポイント

コンサルになりたいという強い想いがあっても、それだけでは転職に失敗してしまう可能性もあります。ここでは基本的な3つの理由について見ていきましょう。
・受け身の姿勢
・知見と分野が合わない
・企業文化が合わない
1.受け身の姿勢
言われた仕事だけをするといった受け身の姿勢では、コンサルに向かないと判断されることが多いです。
中途採用が活発に行われており、即戦力を求めているコンサルファームでは能動的であることが求められます。
面接時に「普段の仕事を受け身でこなしているのだな」と思われると、合格が遠のいてしまいます。
普段の業務の中でも、言われたこと・求められたこと以上のバリューを出すことを意識して働く姿勢が求められていると言えるでしょう。
2.知見と分野が合わない
特定の分野に特化したコンサルファームを希望するときや、総合的なファームの中でも特定の産業・ソリューションに特化した部署のコンサルに応募するときは、転職希望者の知見と分野が合わないと、採用を見送られることがほとんどです。
応募する前に、自分自身のスキルセットに合う部署・ユニットなのか確認するようにしましょう。
そのためにはコンサルファームがどのような組織構成になっているのか研究することがとても大切です。コンサルファームの組織の特徴については下記のコラムで詳細をご紹介していますので、ぜひご覧ください。
3.企業文化が合わない
一見同じように見えるコンサルファームであっても、社風や企業文化は異なります。
個の強さを求めてコンサルタントに厳しいKPIを課すファームもあれば、協調性・コラボレーション重視のファームもあります。企業文化に合わないと判断されると、採用を見送られる可能性が高くなります。
また、入社後、企業文化が自分と合わないことに気付くケースもあります。ミスマッチを回避するためにも、企業研究をする際に社風・企業文化について調べておきましょう。
対策を立ててからコンサルへの転職活動を進めよう
未経験からコンサルへの転職は、十分に対策を行うことが成功への第一歩となります。企業研究を念入りに行うことや面接練習を行うことなども重要なポイントです。
フォルトナでは、実績豊富なコンサルタントが必要な対策についてアドバイスするだけでなく、一緒に伴走して対策を行います。面談や対策はすべて無料です。
未経験からコンサルタントへの転職をお考えの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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