第二新卒の転職が増加傾向にある今、ベンチャー・スタートアップ企業へ転職を考える人は珍しくありません。
本記事では、第二新卒がベンチャー・スタートアップ企業に転職するメリットを紹介します。
注意点やポイントも併せて参考にしてみてください。
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第二新卒の転職が増えている背景
近年第二新卒の転職が増加している理由は大きく分けて「転職が一般的になったこと」「第二新卒枠が定着してきたこと」の2点が考えられます。
かつての日本は一度就職したら定年まで勤めあげることが一般的で、途中で退職する人は多くありませんでした。
しかし近年は転職することが一般的となりつつあるため、第二新卒の転職も増加していると考えられます。
また企業の採用において第二新卒枠が定着してきており、積極的に採用活動を行っています。
ちなみに企業が第二新卒を積極的に採用する主な理由は、以下のとおりです。
- 社会人を経験したことにより、基本的なビジネススキルを備えている
- 将来性がある
- 以前勤めていた会社に染まっていない
- 一度、社会経験を積んでいるため、新卒者と比較するとミスマッチが起きにくい
つまり第二新卒は企業から今後の伸びしろが期待されているため、採用枠が設けられるようになったのです。
採用している企業が増えれば、転職しようと考える人も増加するため、必然的に第二新卒の転職が増えているのが現状です。
ベンチャー企業とスタートアップ企業の違い
ベンチャー企業とは、新たなビジネスやサービスに挑戦している会社のことです。
明確な基準は定まっていませんが、投資機関から支援を受けていたり、ベンチャー指定を受けていたりといった共通点があります。
一方でスタートアップ企業は、ベンチャー企業の中でも特に新しいビジネスで短期間に成長している企業を指します。
既存のサービスではなく、まったく新しいものを生み出すのがスタートアップ企業の特徴です。
第二新卒がベンチャー・スタートアップ企業に転職する3つのメリット
第二新卒がベンチャー・スタートアップ企業に転職するメリットは、「新しいことにチャレンジできる」「社内でのコミュニケーションが円滑に進みやすい」「自己成長につながる」の3つが挙げられます。
ベンチャー・スタートアップ企業は成長段階であるからこそ、大手企業では経験できない業務も多いでしょう。
ここでは、各メリットについて詳しく解説します。
1.新しいことにチャレンジできる
ベンチャー・スタートアップ企業に転職すれば、今まで経験したことのない業務にチャレンジできるでしょう。
例えば最先端の手法や技術を活用して、新しいサービスを生み出すこともあるかもしれません。
誰も実現させたことがないサービスを構築して世の中に広めていけば、自身のキャリアにとっても有益なものとなります。
2.社内でのコミュニケーションが円滑に進みやすい
ベンチャー・スタートアップ企業は組織の規模が小さいため、社員同士のコミュニケーションを取りやすい傾向が見られます。
また社長や上司との距離感が近く、意見を言いやすい企業もあるでしょう。
大手企業の場合、入社間もない社員の意見を取り入れる機会は少ないですが、ベンチャー・スタートアップ企業であれば自分の意見がすぐに反映される可能性もあります。
3.自己成長につながる
ベンチャー・スタートアップ企業は、これから成長していく企業です。
自ら進んで行動し、あらゆる業務を通じて成長していくことができます。
例えば最先端の技術を取り入れたり、社長から経営のノウハウを学べる機会があったりと、豊富なチャンスも存在します。
つまりベンチャー・スタートアップ企業ではビジネスを育てることに重きを置いているため、必然的に自己成長が実現できます。
第二新卒がベンチャー・スタートアップ企業に転職する3つの注意点
ベンチャー・スタートアップ企業に転職する際は、「体制が整っていない可能性がある」「年収が下がるケースもある」「仕事の範囲が広いため負担に感じることもある」の3つに注意しましょう。
ベンチャー・スタートアップ企業はこれから会社を作り上げていくため、試行錯誤しながら業務を遂行していくことが多いです。
ここでは、各注意点を詳しく解説します。
1.体制が整っていない可能性がある
ベンチャー・スタートアップ企業は組織が成長段階であるため、体制が整っていない可能性があります。
例えば一般社員とマネージャーとの線引きが曖昧な企業や、組織の管理体制が不十分なため直属の上司がおらず、社長から直接指示を受けるケースなど、さまざまです。
また福利厚生が整っていない企業もあり、これから自分たちで考えながら体制を整えるケースもあるでしょう。
ベンチャー・スタートアップ企業は体制を整えるよりも先に人材が拡大していき、そののち体制が整っていく傾向があります。
2.年収が下がるケースもある
ベンチャー・スタートアップ企業に転職すると、今までよりも年収が下がるケースも考えられます。
特に大手企業からベンチャー・スタートアップ企業へ転職する場合は、年収維持や年収ダウンの可能性が高いでしょう。
そのため「年収よりも経験を積みたい」「ビジョンに共感したため働きたい」といったように、給料以外に着目して転職するのがおすすめです。
3.仕事の範囲が広いため負担に感じることもある
ベンチャー・スタートアップ企業は組織が整っていないが故に、広範にわたる業務を任されたり、大きな責任が伴ったりと負担に感じることもあるでしょう。
例えば組織が小さいため、1人が複数の業務を担当することも考えられます。
研修制度が充実していないケースも多く、今まで経験したことのない業務であっても、自ら学びながら遂行しなければいけません。
しかし多分野にわたる業務経験を積めるため、自己成長につながりやすいといえるでしょう。
ベンチャー・スタートアップ企業への転職の向き・不向き
ベンチャー・スタートアップ企業への転職には向き不向きがあります。
変化を楽しみながら自己成長したい人は、ベンチャー・スタートアップ企業へ転職すると、さまざまな刺激を受けられるでしょう。
一方、慎重に業務を遂行していきたい人は、大手企業への転職も視野に入れるとよいかもしれません。
企業の特徴を理解して、自分の働き方に合った転職先を見つけましょう。
変化を楽しみながら自己成長したい人は向いている
多種多様なことに挑戦しながら仕事を行える人は、ベンチャー・スタートアップ企業への転職に向いているでしょう。
ベンチャー・スタートアップ企業では、新規事業への取り組みが活発であるため物事をスピーディーに決定し、実行していかなければいけません。
またそのうえで戦略の転換や組織体制の刷新など、さまざまな変化が起こります。
そのため「いろんななことにチャレンジしたい」「自分で新しいものを生み出したい」といった自己成長につなげたい気持ちのある人にとっては、刺激のある職場だといえるでしょう。
慎重に物事を進めていきたい人は大手企業への転職も視野に
反対に、慎重に物事を進めていきたい人は、大手企業への転職も視野に入れるのがおすすめです。
例えば「指示されたことをこなしていきたい」「決められた業務を行っていきたい」といった働き方を望む人は、大手企業のほうが働きやすいといえるでしょう。
大手企業は物事を決定するまでに、何度も審議を重ねて慎重に判断していきます。
そのため変化が起こりづらく、目の前にある業務に集中できる環境だといえます。
第二新卒がベンチャー・スタートアップ企業に転職する際のポイント2つ
ベンチャー・スタートアップ企業へ転職する際は、事業撤退の可能性を視野に入れておくことや、転職する際に企業のことをよく調べることがポイントです。
ベンチャー・スタートアップ企業は事業を育てている段階であるため、サービスの転換や事業撤退が起こる可能性が否定できません。
転職する前に、どのような企業なのかをよく調べておくことで転職を成功させやすくなります。
ここでは、転職する際のポイントを解説します。
1.事業撤退の可能性を視野に入れておく
ベンチャー・スタートアップ企業は事業を進めていくうえで、当初の予定とは異なる結果が出たり、市場がなかったことが判明したりとあらゆる問題が生じると事業撤退の可能性が否定できません。
大手企業のような部署移動を行うことも難しく、入社したときと状況が変わってしまうこともあるでしょう。
そのためベンチャー・スタートアップ企業に転職する際は、転職エージェントなどプロの意見も参考にしながら、慎重に転職先を選ぶのがおすすめです。
2.転職する際に企業のことをよく調べる
ベンチャー・スタートアップ企業への転職をする際は、企業のことをよく調べましょう。
例えば、以下のようなポイントを確認します。
- 今後の成長が見込めるか
- 資金の調達は問題ないか
- 経営陣のバックグラウンドはどうなっているか
- 社内体制はどうなっているのか
すでに何らかのサービスやビジネスを展開している場合は、市場評価をチェックしましょう。
BtoC企業であればユーザーの利用状況を、BtoB企業であれば導入した企業を確認します。
他にも企業のホームページだけではなく、ニュースリリースも確認しておくと安心です。
ベンチャー・スタートアップ企業に転職を考えている人はフォルトナベンチャーズを活用しよう
ベンチャー・スタートアップ企業に転職すれば新しいことにチャレンジできたり、自己成長につながりやすかったりと、大手企業にはない働き方を実現できます。
変化を楽しみながら、新しいサービスやビジネスを構築したい人にはおすすめの企業といえるでしょう。
フォルトナベンチャーズでは、コンサルタントがお一人お一人のご希望や適性に合わせ、将来性の高い数多くのベンチャー企業やスタートアップ企業をご紹介しています。将来のキャリアパスも視野に入れて転職を考えていきたい方は、ぜひご相談ください。