PwCコンサルティング(TMT Technology)×フォルトナ スペシャルインタビュー

公開日:2025.01.15 最終更新日:2025.01.29


PwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)は、戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しています。グローバルに広がるPwCのネットワークと連携しながら、クライアントが直面する複雑で困難な経営課題の解決に取り組み、国内はもとよりグローバル市場での競争力強化を支援しています。

なかでもTechnology, Media & Telecommunications(以下、TMT)では、テクノロジー・情報通信・エンタテイメント&メディア業界において、経営戦略の策定から実行まで総合的なコンサルティングサービスを提供しており、クライアントと共に、未来の産業創造と幸せな社会実現に貢献する存在を目指しています。

TMTとして2回目のインタビューとなる今回は、Tech(テクノロジー業界)チームより、執行役員 パートナーの長谷川 宜彦様、シニアマネージャーの桑島 大輔様、そしてシニアアソシエイトの葛 州潤様にインタビューをさせていただきました。

インタビュアーはフォルトナ内田と小野が務めます。


長谷川 宜彦様 プロフィール
執行役員 パートナー。
外資系コンサルティングファームを経て、2016年にPwCコンサルティングに入社。
テクノロジー企業/医薬・ライフサイエンス企業を対象とした案件に従事し、グローバルSCM構築・ビジネスオペレーション改革・ITトランスフォーメーションに関する経験と深い知見を有する。
一方、グローバルプロジェクトマネジメント経験も豊富で、グローバル企業の各種改革に粘り強く取り組み、大きな改革効果を創出した実績をもつ。
グローバルSCMに関する外部講義、講演、寄稿多数。


桑島 大輔様 プロフィール
シニアマネージャー。
大手通信会社で新規事業戦略やID戦略の企画・実行に携わった後、PwCコンサルティングへ入社。主に通信業、製造業に対する、事業戦略策定から業務改革までさまざまな支援プロジェクトに従事。
近年は、テクノロジー・エンターテインメント&メディア・情報通信業界向けにサービス展開を行うSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)チームに所属。ESGやSDGsといったサステナビリティ領域における経営計画・対話戦略・事業戦略の策定や、脱炭素実現の支援などに係る業務に従事している。


葛 洲潤様 プロフィール
シニアアソシエイト。
半導体メーカーで海外営業を担当。アジア・ヨーロッパのOEMメーカー向けに、商材提案や関係構築に従事。その後、外資系コンサルティングファームにて、多様な業界のプロジェクトに携わる。現職のPwCコンサルティングでは、グローバル事業関連のプロジェクトに参画し、戦略策定から実行支援、新規ソリューション開発まで幅広く担当。

グローバルな成長環境と働きやすい社風を求めて

[内田]
本日はよろしくお願いいたします。
それでは、お三方のご経歴からお聞かせください。

[長谷川様]
新卒で外資系コンサルティングファームに入社し、そのまま21年間、充実した日々を過ごしてきました。活躍できている実感はありましたが、徐々に大規模SIやアウトソーシング案件を取り扱うことが多くなり、若い頃の「マネジメントコンサルティングを通じて立派なビジネスパーソンになり、日本経済に貢献したい」という目標を実現するため、一念発起をして原点回帰を決意しました。
PwCコンサルティングを選んだ理由は、面接で出会った方々が皆、知的で落ち着きがあり魅力的だったからです。「きっと社風も良いはずだ」と信じて飛び込みました。
入社してからは一貫してバーティカル(業界軸組織の)所属ですが、TMT所属8年のうち、パートナーになってからの3年間はヘルスケア部門も兼務していました。畑違いの業界でしたが、自分の幅を広げる非常に良い機会になったと思います。

[桑島様]
私は通信会社で個人向けの訪問・店舗営業と経営企画を経験し、その後PwCコンサルティングに参画しました。
PwCコンサルティングを選んだ理由としては、長谷川と同じく、面接でお会いした方々の印象が非常に良かったからです。物腰がやわらかく、でもやりたいことや芯をもっている印象で、「成長できそう、一緒に働いてみたい」と思えました。
入社後は、事業中計の策定支援や会計システム刷新時のコード体系再編成支援などの経験を経て、サステナビリティ・トランスフォーメーション領域にて種々のプロジェクトで支援をしております。

[葛様]
私は、半導体メーカーでアジアや欧州のOEMメーカー向けに海外営業を担当していました。商材の提案や関係構築が主な業務で、海外ビジネスに深く関わる恵まれた環境でした。しかし、もっと多様な業界で働き、さまざまな人と仕事がしたいと思い、大手コンサルティングファームに転職しました。そこでは、実力主義のなか、多くの業界に関わることができましたが、さらにグローバルな環境で、チームとして協力しながら成果を出せる仕事を求め、PwCコンサルティングに入社を決めました。
現在は、グローバル事業に関連する多くのプロジェクトに参加し、戦略の策定から実行支援、新しいソリューションの開発まで、幅広い分野で取り組んでいます。

とにかく新しいテーマに挑戦し、テクノロジーの未来を作る

[内田]
TMT-TechチームはPwCコンサルティング内でどのようなポジションなのでしょうか?

[長谷川様]
TMTはPwCコンサルティング内でも最大のオペレーティングユニットです。そのなかで、われわれはテクノロジー業界のコンサルティング案件を通じて、世の中にインパクトを与えることを求められています。従って「とにかく新しいテーマにチャレンジし、少しでも日本経済に役立っていくこと」、「クライアントの課題解決を通じてクライアントと一緒に未来を作っていくこと」、そんな活気と挑戦心にあふれるメンバーの集うチームだと思います。

[内田]
チャレンジングなチームだということが窺えます。どのようなメンバーで構成されているのですか?

[長谷川様]
多様なバックグラウンドや経験、強い熱意をもつコンサルティングファーム出身者や業界出身者が集まって、さまざまな課題に対応しています。自由闊達な組織になりたいと考えており、妙な気遣いをせずに、誰とでも分け隔てなく気軽にコミュニケーションができるようなフラットなチームになってほしいと願っています。

[桑島様]
チームメンバーは本当に多様で、背景が異なるからこそ各メンバーが違う視点から提案できることが魅力です。一人ひとりのメンバーが自身の業界経験を生かしてアプローチを提案してくれることで、プロジェクトが一段と進展することがよくあります。こういったインプットが気軽に交わされる環境は、TMTのカルチャーそのものだと感じています。

[内田]
働き方についてはいかがでしょうか?

[長谷川様]
確かにテーマが面白いと時間を忘れて取り組んでしまうこともあります。しかし、メリハリをつけてビジネスとプライベートのバランスをとっているメンバーが多いです。
働くときは働く、休むときは休む、それぞれのライフステージに合わせたペースを大事にしてもらいながら、研鑽を積み重ねてもらいたいと思っています。

[桑島様]
メンバーは自分のペースを大切にしながら効率的に取り組んでおり、私自身もその姿勢に学ぶことが多いです。特に、集中して仕事を終わらせてからリフレッシュする、ご家族との時間も大切にしているメンバーが多く、個々のライフステージや目標に応じた柔軟な働き方ができているのも、TMTの大きな魅力の1つだと感じています。

[内田]
メリハリをつけられているからこそ、最大限の結果につながっているのでしょうね。
Techチームではどのようなプロジェクトに携わることができるのでしょうか?

[長谷川様]
テクノロジー業界の進化とともに、新しいテーマに取り組むことができています。例えば、M&Aやグローバルトランスフォーメーションといったオーセンティックなマネジメントコンサルティング、技術面で強みをもつ企業が多いテクノロジー業界ならではの、先端テクノロジーに関するコンサルティングなどです。最近では、新規事業立ち上げに関わる案件や、新サービスをクライアントと共に私たちも腕をまくって拡販していくような伴走支援も増えています。

[桑島様]
中期経営計画のような戦略策定から、業務改革プロジェクトまで、幅広いプロジェクトを行っています。未来洞察を行いながら、DX/データドリブンによるあるべき状態の構想・実行や、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の推進など、多くのプロジェクトはユニークなポイントをもっています。
さらに昨今では、グローバルな視点を強化することで、より独自性の高いプロジェクトを目指しています。

[内田]
幅広いプロジェクトに取り組まれているのですね。その場合、ターゲットとなるクライアントも広範囲なのでしょうか?

[長谷川様]
はい。テクノロジー業界はマーケットも大きく、大企業が多いです。それに伴い、私たちも規模の大きな企業を担当するケースが多くなります。売上でいうと数千億規模~数兆規模のクライアントが多く、案件のスケールも総じてダイナミックなものが多いと感じます。
具体的には、エレクトロニクス・社会インフラ・半導体・精密機器・SI・ソフトウエア・IT/IoTソリューション等のクライアントを担当しています。

[小野]
実際に取り組まれたプロジェクトのなかで、特に印象深いものを教えてください。

[桑島様]
ミッション・ビジョン・バリューから、実行に向けた重要経営課題の策定、KPIや実行体制まで、一気通貫でデリバリーしたプロジェクトがありました。その際は、クライアントの業界・業務を理解しつつ、フェーズによって当社内の別の部門だけでなく、PwC Japanグループ内の他の専門家と協力しながら推進でき、PwCコンサルティングらしい・良さを発揮できたと感じます。

[葛様]
私の場合はシステム導入支援や新しい組織立ち上げに伴う業務要件の定義を多く経験しました。特に印象に残っているのは、クライアントの競争優位性を分析し、重要な経営指標を特定するプロジェクトです。クライアントから提供された情報を分析し仮説を立て、さらに次の仮説を検証するプロセスを短期間で進める必要がありました。途中で課題が複雑化し、正直、行き詰まることもありましたが、似た経験をもつメンバーからのサポートにより、クライアントに刺さる提案を実現し、結果的にプロジェクトを良い方向に導けたと思います。このプロジェクトを通じ、役割を超えて挑戦する姿勢と、周囲の協力を効果的に活用しながらクライアントに価値を提供する重要性を再認識することができました。

[小野]
他部門やメンバーとの協力が成功につながったのですね。こういったプロジェクトにはどのようにアサインされるのでしょうか?

[長谷川様]
スタッフからマネージャーの期間は、無理にクライアントを固定せず、コアコンサルティングスキルを高められるような案件にチームを横断してアサインを行っています。成長し、シニアマネージャーのポジション以降は徐々に担当するクライアントを定めて、「業界のプロ」、「クライアント企業のプロ」を目指します。もちろん特定のソリューションに特化したキャリアパスを選択する仲間もいます。
PwCコンサルティングは個人のキャリアプランを尊重してアサインを決めていく文化があり、丁寧にアサイン調整を進めています。

[桑島様]
個々がコーチと相談するうえで、キャリアを見据えて要望ができます。長期アサイン時にも別案件・経験を選びたいといった場合は、要望を考慮してもらえる仕組みもあります。その時々の案件状況により、必ずしも本人の希望通りというわけではありませんが、非常に納得感が高いと思います。

[内田]
個人の希望を尊重してくれるカルチャーがあるのですね。プロジェクトを通じて、「PwCならでは」だと思うポイントはありますか?

[長谷川様]
大きく「コラボレーション」「クリエイティビティ」「リスペクト」、この3つを挙げることができると思っています。
まず、「コラボレーション」はPwCが得意とするところですが、テクノロジーインダストリーの案件は1人で解決できるテーマというのが極めて少なく、必然的に他チームとの協働が多くなります。そういったシーンでは、柔軟な考え方や、コミュニケーションスキルが非常に重要だと思います。
また、コンサルティングでは課題定義が極めて重要なのですが、この課題定義のプロセスでは課題のリフレーミング能力が大切です。その際に発想力、つまり「クリエイティビティ」が求められることが多く、重視しています。そのため、右脳を刺激するような研修を企画・実施することもあります。
そして、最後の「リスペクト」が最も大事です。プロフェッショナルであるわれわれは、社内に対しても社外に対してもでも中立かつ節度をもってふるまう必要があります。その際に重要となることは、対面する相手に対する「尊敬の念」と「感謝の心」だと思います。コンサルタントである前に、われわれはビジネスパーソンです。自分に関わってくださる方に対する敬意や思いやりの気持ちは常に忘れないようにしたいです。

[桑島様]
社内の「柔軟なカルチャー」が特徴です。PwCでは連携・協力する企業文化をもち、最新のテクノロジーやナレッジ、アプローチを社内で積極的に取り入れています。個人が抱え込む形ではなく、チームで協力しながら推進する文化があります。
また、「豊富なキャリアパスと成長機会」も差別化できるポイントだと感じます。多様なプロジェクト経験を通じて幅広いスキルを身に付けることができるだけでなく、キャリアアップのための研修プログラムやコーチ・コーチー制度が充実しています。将来的にアカウントを深く理解し、幅広いテーマで伴走する形での活躍や、専門性を活かしたデリバリーで活躍するなどキャリアパスの選択肢も幅広いです。自分のキャリアビジョンに合わせた成長機会が豊富で、長期的なキャリアプランを描くことができます。

次ページ:テクノロジーの最前線で、高い専門性を身に付ける

“私”からはじまる幸せが、
未来をつくる。

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