アビームコンサルティング株式会社(以下、アビーム)は、日本発のアジアを基点とするグローバルコンサルティングファームです。
今回は、全4回のシリーズで金融ビジネスユニット(以下金融BU)の魅力に迫ります!
第3弾は金融BUでのキャリアについて、ダイレクターの中尾 律子様、シニアマネージャーの須藤 誠人様、マネージャーの加藤 貴弘様にお話をいただきました。
インタビューはアビーム出身のフォルトナ石井・岡部が務めます。
中尾 律子様 プロフィール
ダイレクター。
生命保険会社のシステム子会社で、生命保険契約管理システムのパッケージ開発を経験した後、外資系のコンサルティングファームに転職。保険業界を専門とするコンサルタントとして、多くの企業の変革支援に従事。その後、ITにとどまらず、さまざまな領域のプロジェクトを経験したいと考え、2014年、アビームへキャリア入社。現在は主に保険業界の企業へのビジネスコンサルティングを担当。
須藤 誠人様 プロフィール
シニアマネージャー。
大手金融機関に5年半在籍後、2016年にアビームにキャリア入社。入社後は大手金融機関の経営管理領域、データマネジメント(原価管理)の分野に従直近ではさまざまなクライアントの上流案件を担当し、調査案件から新規事業検討支援を担当。
加藤 貴弘様 プロフィール
マネージャー。
SIerで金融業界向けのシステム開発を経験した後、シンクタンクへの出向を経て、2020年にアビームへキャリア入社。入社後は、リース業界の新規事業開発・システム導入等のプロジェクトに従事。直近では、デジタル技術を活用したSaaS事業の立ち上げ・スケール支援に携わり、事業計画策定/セールス/導入支援/カスタマーサクセス/プロダクト開発等、幅広い分野を担当。
金融領域のキャリアを武器に、コンサルタントに転身した理由
[石井]
今回は「キャリア」というキーワードで金融BUの魅力について聞かせてください。
まず、皆さんがアビームに入社(転職)をした背景や決め手を教えてもらえますでしょうか?
[中尾様]
以前在籍していたファームは、システム関連のプロジェクトが業務の中心でした。しかし、キャリアを重ねるごとに、ITだけでなく、より幅広い領域のプロジェクトを志向するようになり、総合系コンサルティングファームへの転職を考えました。そのなかでアビームを選んだ理由は、女性が安心して働き続けられる環境が整っていることも大きかったのですが、決め手になったのは「人」です。これから先も長く一緒に働きたいと思える人たちが活躍されている様子を見て、自分もこの会社で働きたいと強く思いました。
アビームコンサルティング 中尾様
[加藤様]
SIer時代はクライアントから出される要件を起点に仕事が進み、システムの完成がゴールになっていました。キャリアを重ねるにつれ、クライアント・ビジネスにより深く携わりたいと考えるようになり、コンサル業界への転職を志望しました。IT・デジタル領域に強いアビームならば、これまでの経験を最大限に生かしつつ、新たなチャレンジが出来ると考え入社を決めました。
[須藤様]
前職では中期経営計画策定に携わり、環境分析に基づく事業の方向性やサービスの企画といった業務を生業としたいと考えコンサル業界を志望しました。大手コンサルティングファーム数社から内定をいただいたなかで、コンサル未経験の人材を育成する環境(研修制度やカウンセラー制度など)が整っていたことと、金融BUにはIT・ノンIT、上流・下流にまで幅広い領域の案件が存在し、キャリアの拡がりを感じたため、最終的にアビームを選択しました。
[石井]
実際に入社をしてみて、想定通りだったことや逆にギャップに感じたことはありますか?
[中尾様]
想定通りだったことは、働く環境です。コンサルティングファームはプロジェクトが活動の基本単位となります。プロジェクトの目的に応じてさまざまなバックグラウンドをもった方々と一緒に仕事をしますが、アビームの社員は協力的な方が多く、仕事にまっすぐに向き合うことができます。また、育児をしながら仕事やキャリアを積む環境も年々整っており、何かを諦めることなく中長期にキャリアを積める会社であると感じています。ギャップに関しては、思っていた以上に良い意味でも悪い意味でも日本的な会社だったということでしょうか。
[加藤様]
開発経験からくる勘所や考え方は入社後から現在においても役に立っており、この点は想定通りでした。これまでの経験に積み上げる形で新たなチャレンジができています。職場環境については、良い意味でのギャップがありました。コンサル業界はドライな社員が多いと想像していましたが、実際には協力的で面倒見の良い社員が多い職場環境だと感じています。
[須藤様]
育成環境について良い意味でのギャップがありました。制度が充実していることは想定していましたが、プロジェクト現場のマネージャーもメンバー育成の意識が高く、キャリアの相談や必要なコンサルティングスキルを習得するためのレビューや具体的なアドバイスなどを熱心に行ってくれました。制度が整っているだけでなく、現場でしっかりと育てていただいたと感じており、育成の意識が現場に浸透しているなと感じました。
[石井]
他社からアビームに転職をして、キャリアという観点で変化や違いのようなものはありますか?。
フォルトナ 石井
[中尾様]
保険業界でも特定の業種に縛られることなく、生保や損保、代理店など、さまざまな保険業界のプロジェクトに多く携わることができています。加えて、IT以外の領域にもチャレンジすることができ、仕事の幅は各段に広がりました。また、仕事の幅に伴いさまざまなバックグラウンドをもったメンバーと共に仕事をすることができ、日々学びを得られています。
[加藤様]
仕事の幅や責任範囲が広がり、やりがいを感じています。一方で、価値を出し続ける、そして高めるためにはキャッチアップすべきことも多く、日々の過ごし方にも変化がありました。自分たちでトレーニングメニューを企画・運営し、プロジェクトメンバーと楽しくスキルアップに励んでいます。
アビームコンサルティング 加藤様
[須藤様]
金融機関では、業務のセグメント(企画・マーケット・営業・ITなど)で部署に配属されるため、部署での経験を通じたキャリア形成が主になっていきます。一方で、アビームでは自身でキャリアビジョンをもてば、自ら手を上げて新たな分野にチャレンジ、キャリアを形成できるという点が大きな違いだと思います。もちろん、やりたいだけではだめで成果を残す必要があり、そのための努力を怠らないことが前提になります。
コンサル未経験でも金融機関出身者が活躍できる アビームならではの手厚いサポート体制
[岡部]
コンサル未経験でコンサル業界にチャレンジする方も多いですよね。未経験の方の入社についてはいかがですか?また、ご自身はなぜアビームを選択されたのでしょうか?。
フォルトナ 岡部
[加藤様]
未経験入社の場合、コンサルタントの仕事についていけるか不安に思う方が多く、私もその1人でした。当社には、手厚い研修やオンボーディング、カウンセラー等の制度に加え、面倒見の良い社員たちによる積極的なサポートがあります。未経験の方でも馴染みやすい、働きがいのある環境ではないかと思います。
私は、仕事とは人生の一要素であり、生活との両立、双方の充実が大切だと考えており、アビームには多様な働き方を支える風土や制度があって実際に働きがいのある環境だと満足しています。
[須藤様]
銀行、証券、保険会社を始めとした金融機関出身者が多く在籍しています。金融機関からコンサル業界に転職すると、意思決定のスピードと成果物品質に対する意識の高さに驚かされます。そういったギャップを未経験者は感じがちである、ということを踏まえ、金融BUでは、現場のプロジェクトマネージャー、カウンセラー、BUの育成チームが三位一体となってフォローアップする体制が組まれています。金融機関出身者からすると、アビームは育成環境と成長機会のバランスが良く、また案件がITに寄りすぎておらず、企画や業務知見を生かす機会が多くあると感じていただけると思います。
[岡部]
アビームはコンサル業界の中でも社員の高い定着性にも定評がありますが、会社としてのサポート体制等、何がポイントになっていると思われますか?
[中尾様]
アビームは個々人のキャリアを組織的に長い目で見守る・人を育てる意識が強いと感じています。
[須藤様]
転職直後のオンボーディング制度と高頻度のカウンセリングによって、仕事の進め方や働き方にすぐに馴染める環境があり、コンサル業界に多い短期での離脱を防げていると思います。オンボーディング後もカウンセラーによる定期的なフォローがあったり、本人自身がBU独自活動などの社内コミュニティへ参画したりすることで、相談しやすい環境やネットワーク醸成ができる点も定着のポイントだと考えています。
[加藤様]
制度や職場風土に加え、ファーストアサインの考え方もポイントだと考えています。「やりたい(Will)」を尊重しつつも、「できる(Can)」も重視してアビームでの働き方に慣れることを大切にしています。1つの成功体験が転職の不安を払拭し、定着、そしてその後の活躍につながっていると思います。
[岡部]
確かにその通りですよね。私自身、アビーム在籍時にはプロジェクトが変わっても、いつも変わらずキャリア相談ができるカウンセラーの方がいてくださることが非常に心強く感じていましたし、制度が単なる制度で終わっておらず、人を育てる文化が根付いていることが非常に素敵だと感じています。
他にキャリア支援の制度等特徴的なものはありますか?
[須藤様]
キャリア形成の観点では、タレントマネジメントシステム上で自身のキャリアプランを設計し、その内容に応じてアサインメントの調整や、カウンセラーから適切なサポート(求められる学習領域、経験すべき金融BU内の活動など具体的なアドバイス)を受けることができます。
アビームコンサルティング 須藤様
価値観の異なる仲間と、新しい金融の未来を創る
[石井]
最後に、アビームを志望される方へのメッセージをいただけますでしょうか?
[中尾様]
アビームではさまざまなバックグラウンドをもつメンバーとプロジェクトを推進します。考えや価値観が異なる人たちと変化や挑戦を楽しみながら仕事をしてみたい方、ご自身の専門知識を惜しみなく社内のメンバーと共有し、共に新しい価値を生み出したいという方は、是非共に働いていただきたいです。
[加藤様]
アビームには一人ひとりのキャリアを熱心に支える風土と制度があります。転職への不安もあると思いますが、新たな立場・環境で挑戦したいという熱い想いをもった方と一緒に仕事したいです。
[須藤様]
アビームは「人材」へのフォーカスが強いコンサルティングファームです。適切な自己研鑽や能力の発揮により自己実現ができる組織ですし、その為の制度・環境・サポートが揃っていると感じています。私自身金融機関出身でコンサル業界へのチャレンジに不安がありましたが、周りの「人・環境」に恵まれ確かな成長とキャリアを歩むことが出来ています。「多様なキャリア」と「成長」を求める方は、是非アビームへ応募してください。想像を超えた自分になれるチャンスが待っています。