ERPとは
ERP(Enterprise Resource Planning)は、企業の基幹情報を統合的かつリアルタイムに処理する経営概念です。具体的には、総務、会計、人事、生産、販売などの業務を効率的に管理し、企業全体の経営を最適化することを目指します。このような統合管理により、情報の一元化や業務の効率化が可能となり、迅速な意思決定を支援します。ERPを実現するためのソフトウェアは「ERPパッケージ」と呼ばれ、企業の基幹業務システムとして多くの企業で導入が進んでいます。
代表的なERPパッケージ
ERPパッケージには、さまざまな種類がありますが、代表的なものとしては、シェアNO.1を誇る独SAP社の「SAP R/3」があります。また、米Oracle社の「EBS」や、日本のワークスアプリケーションズ社が提供する「COMPANY」も広く利用されています。これらのパッケージは、それぞれの企業のニーズに応じた機能を備えており、業務プロセスの効率化や情報の可視化をサポートします。企業は、自社の業務内容や規模に応じて最適なERPパッケージを選択し、導入することが求められます。