AI活用の可能性を模索し、腎移植診療の前進に貢献へ
アクセンチュアは、東京女子医科大学と、腎移植後のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上に向けて、腎移植治療における人工知能(AI)活用の可能性について共同研究を開始することを発表。
AIを活用してドナーと腎臓移植希望者(レシピエント)の腎移植前後の観察検査項目データから拒絶反応や副作用を予測することで、将来的な臨床現場における活用と、より効果的な治療法の選択につなげていくとのこと。
今回の共同研究では、過去に東京女子医科大学病院泌尿器科で腎移植手術を受けた患者およびその腎ドナーの基本情報、投与した薬剤の情報、検査項目や経過観察結果などの情報を、アクセンチュアが開発したAI HUBプラットフォームなどを活用し分析。
それにより、拒絶反応や副作用の発生予測、交絡因子の検証、最適なドナーとレシピエントの組み合わせの発見、術後の最適な治療法のレコメンドなど、アクセンチュアが開発したAIモデルの精度を検証し、2021年中に学会での共同研究結果発表を目指すとのことです。