エクスペリエンスデータを活用し、全社的な変革に向けた部門横断の取り組みを支援
PwCコンサルティングは12月17日、クアルトリクスと、エクスペリエンスデータを活用した企業変革支援において協業を開始することを発表。
本協業では、満足度やエンゲージメントといったエクスペリエンスデータと企業内のオペレーショナル(業務)データを掛け合わせて分析することで、経営効率を高め、高収益を実現するために企業が取り組むべき課題を導出するとのこと。
また、全社的な変革として推進するために、PwCが提唱するROX3(Return on Experience3)の概念を指針として、3つのエクスペリエンス(顧客:CX、従業員:EX、経営陣:LX)から得られる経済的リターンを組織全体で相互に高める支援を行うようです。
ROX3の最大化を実現するうえで重要となる各種のエクスペリエンスデータは、クアルトリクスが提供する「Qualtrics Experience Management PlatformTM」(XM)を活用して取得。
得られたデータをもとに改善点を抽出し、変革に向けたロードマップの策定、実現に向けた制度改革やシステム導入など、戦略から実行まで一貫して支援していくとのことです。
2019年にSAPに80億ドルで買収された、SAPの戦略的グループ企業のひとつであるクアルトリクス。2020年にはアビームコンサルティングや富士通などと戦略的提携を結んでおり、独自のネットワークを拡大させています。