日本初、一気通貫でのGRESBへの情報開示を実現
アビームコンサルティングは、GRESBの Premier Partnerに加盟し、ESGへのコミットメントが求められる不動産業界のお客様のGRESBの評価向上を通じた、企業価値向上を支援することを発表。
GRESBは、不動産会社および不動産ファンドの環境・社会・ガバナンス(ESG)配慮を測る年次のベンチマーク評価及びその運営組織。
アビームコンサルティングによれば、不動産業界ではSDGsへの配慮やESG投資の高まりをうけ、機関投資家が投資先の選定や投資先との対話に用いるツールとしてGRESBに参加し、継続的な評価結果の向上を目指す企業およびファンドが増加しているとのこと。
2020年度における日本企業のGRESBへの参加数は85社となっており、特にJ-REIT市場では46社、市場の92.0%(時価総額ベース。2020年11月16日時点)に。
今後、環境や社会に関する課題解決の貢献に大きなポテンシャルを有する不動産業界では、さらなるESG投資の拡大を見据え、ESG投資に関する情報開示のあり方やガバナンスの確保など、より緻密な情報管理の仕組みや業務プロセスの構築が重要なテーマの1つになっているようです。
今回の加盟を経て、アビームコンサルティングが提供しているエネルギー・環境データ管理システム(EEM)とGRESBが提供するAPIを連携し、必要なデータの収集・集計・管理からGRESBへのエネルギー・環境データの提出まで一気通貫で実現できるインフラを構築するとのこと。
アビームコンサルティングは2010年度より、企業がエネルギー・環境分野におけるマネジメントを効率的かつ効果的に実施できるよう、エネルギー・環境データ管理システムをSaaSで提供し、省エネ法対応レポート作成業務、予算策定・データ管理および予実分析業務や Excelファイルを介したGRESB報告支援を実施していました。
今回のPremier Partnerへの加盟を通じて、正確かつ迅速な企業情報開示によるGRESBの評価向上支援といったESG分野の支援をより一層強化していくとのこと。
なお、GRESB APIと接続しGRESB へ直接エネルギー・環境データを報告できる仕組みの提供は、日本企業として初めてとなるようです。
また、今後同社は、不動産ファンド・不動産デベロッパーにおいて避けることのできない経営アジェンダとなるカーボンニュートラル実現に向けたGX(グリーントランスフォーメーション)に関連して、GRESBへの回答報告を通じて蓄積したデータを活用し、カーボンニュートラル実現に向けたGHG排出の削減目標設定や、具体的な削減オプションの検討など、脱炭素社会の実現に向けてGXに取り組む不動産ファンド・不動産デベロッパーを支援していくとのことです。
🔽プレスリリース
GRESBの評価向上を通じた、国内不動産業界の企業価値向上を支援~日本初の一気通貫でのGRESBへの情報開示を実現~
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