成長を加速させるため、伊藤忠商事からの第三者割当増資も同時に実施
シグマクシスは、2021年4月22日に行われた取締役会において、2021 年 10 月(予定)に持株会社体制への移行決定を発表。
持株会社体制への移行は、シグマクシスを分割会社とする簡易会社分割により実施し、分割するコンサルティング事業を新設子会社に、アライアンス事業を株式会社シグマクシス・インベストメントに、それぞれ承継させる予定とのこと。
また、本移行およびグループ再編にともない、成長戦略の加速に向けて伊藤忠商事より第三者割当増資を行うことをあわせて決定したとのことです。
🔽体制変更の背景
シグマクシスは、「クライアント、パートナーと共に Society5.0 の実現と SDGs の達成に貢献する」というミッションを掲げ、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)の支援、イノベーション創発などの事業を推進しています。
同社は企業のDX は①既存事業の効率化(デジタル・トランスフォーメーション)、②新価値の創造(サービス・トランスフォーメーション)、③経営プラットフォームの改革(マネジメントトランスフォーメーション)の「3 つの変革」によって実現されると位置づけ、その実現に向けたサービスを提供。
また、同社の事業はコンサルティング事業、アライアンス事業によって構成。
コンサルティング事業では、事業戦略、M&A、業務、デジタルテクノロジー、クラウドソリューション、プロジェクトマネジメントおよびイノベーション創発/新規事業開発のプロフェッショナルを揃え、様々な産業および企業の価値創造に取り組んでいます。
アライアンス事業では、投資や企業間連携を推進。さらに、両事業を連携し、事業創造、関連する各種事業への投資、ジョイントベンチャーの創設、およびその運営を行うことで、社会課題を解決する新たな市場や価値の創出にも取り組んでいます。
同社の「3 つの変革」を中心に据えた成長戦略をさらに加速させるために、両事業の連携におけるサービス能力の向上、および高度なグループ経営を通じた会社全体のさらなる成長を目指し、2021 年 10 月(予定)より持株会社体制に移行することとしたようです。
持株会社体制への移行により、コンサルティング・アライアンス両事業を担う子会社のプロフェッショナル化をさらに推し進め、各社の相互連携を通じてグループ全体としての提供価値の向上を目指すとのこと。
会社分割後は、シグマクシスが分社化された各社の株式を保有し、持株会社として引き続き上場を維持するようです。
また、持株会社体制移行およびグループ再編を通じた成長戦略の加速のためのサービス能力向上に向けて、第三者割当増資を実施。
今回の割当予定先は伊藤忠商事株式会社で、あわせて、事業の強化・拡大、新規事業の創出に向けた提携契約を締結したとのこと。
伊藤忠商事は国内外で多種多様な事業展開を行い、豊富な事業・サービス運営実績ならびに海外の先端サービス・技術へアクセスできるネットワークを有しており、今般の提携を通じて、シグマクシスの成長戦略を強化していくとのことです。
なお、第三者割当増資により伊藤忠商事が新たに取得するシグマクシス株式の数(第三者割当増資後の発行済株式総数に対する割合)は、2,050,000 株(8.85%)とのこと。
シグマクシスは、今後も、グループ全社ならびにビジネスパートナーと協働し、各社の能力を最大活用しながら、企業の DX の支援、イノベーション創発などの事業を推進していくとのコメントを発表しています。
シグマクシスは、先日、新たな執行役員人事について決議したことを発表。パナソニック/マッキンゼー出身で、現在はシグマクシスのフードテック領域の活動をリードする田中 宏隆氏をはじめ、3名が常務執行役員となる、新体制となったばかりでした。
🔽プレスリリース
持株会社体制への移行およびグループ再編、ならびに第三者割当増資について
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