新型コロナウイルス感染症の治療を担う医療・福祉現場を支援するための、医療物資等のマッチングプラットフォーム
アクセンチュアは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療を担う国内の医療現場を支援するため、マスク、ガウン等をはじめとする必要物資の不足に悩む医療・福祉機関と供給者をつなぐマッチングプラットフォーム「Heart Stock」を、特定非営利活動法人ジャパンハートと共同で開発・公開したことを発表。
新型コロナウイルス感染症の急速な感染拡大により医療用物資の不足が懸念される中、テクノロジーを効果的かつ迅速に導入するために必要な技術と知見を有するアクセンチュアと、国内外でさまざまな医療支援を幅広く展開しているジャパンハートの豊富な経験や専門知識を組み合わせることにより、必要な物資の安定供給を実現し、医療・福祉コミュニティーを支援するとのことです。
アクセンチュアによれば、Heart Stockは、マスクやガウンなどの医療物資の不足で困っている医療・福祉機関と、自社商品をはじめとする物資の寄付を申し出たい企業とをオンラインでつなげる役割を果たすとのこと。
これらの医療・福祉機関や企業は無償でHeart Stockを活用することが可能。
まず企業側がHeart Stock上で寄付したい物資の種類や個数などを入力し、これらの情報を見た医療・福祉機関が応募をかけることでマッチングが成立。
その後に企業側が送付先の医療機関を選択すると、双方の担当者が直接メールで具体的な送付先や集荷日時などを調整することが可能に。
寄付の申込みから実行に至るまでの過程の一部をシステム化することで医療機関側の負担を軽減するとともに、必要な物資が本当に求められている現場に迅速に届く仕組みを実現するとのこと。
尚、Heart Stockは、ジャパンハートが運営している、約900ユーザーが参加するソーシャルネットワークコミュニティで公開されます。
ジャパンハートは2020年4月以降、新型コロナウイルスの対策支援として、10都道府県19都市の、地域中核病院やコロナ重症センターを含む30件の医療/福祉機関に対して、のべ計126名(2021年2月10日時点)の医師や看護師、調査員で構成されるチームを派遣し、最前線で医療機関を支援しているとのこと。
医療現場における物資の不足は現在も深刻な状況が続いており、寄付物資をつなぐ活動においても人手を介した作業では効率的に運用ができない課題を抱えていたことから、Heart Stockの開発を推進したようです。
一方アクセンチュアは、Heart Stockの業務設計と開発において、新型コロナウイルス感染症に対する社会貢献活動の一環としてプロジェクトを組成し、より低コストで運用できるようクラウド上に構築。
開発の過程では保健所や厚生労働省などと連携しながら各地に医療チームを派遣しているジャパンハートの協力を得ながらレビューなどを行ったほか、Heart Stockの運用や保守を手掛ける専門人材がいなくても簡単に管理できるよう、ノーコードアプリケーションを採用したとのことです。
今後はジャパンハートがHeart Stock運営管理を担当し、医療支援活動に活用していく模様。
また、今後は医療・福祉機関のニーズに応じて日用品などの物資の寄付もマッチングできる仕組みにする予定であるほか、海外へのHeart Stockの展開や物資支援も視野に入れた検討を進めていくようです。
コンサルファームによる新型コロナウイルス関連の支援においては、昨年にアクセンチュアがSalesforceのマニュアル接触追跡ソリューションを活用した新型コロナウイルスのワクチン管理ソリューションを開発していたり、国内でもPwCコンサルティングが新型コロナワクチン接種業務支援室を設置するなど、様々な支援体制が各所で構築されています。
🔽(認定)特定非営利活動法人ジャパンハートについて
🔽プレスリリース
ジャパンハートとアクセンチュア、新型コロナウイルス感染症の治療を担う医療・福祉現場を支援するため、医療物資等のマッチングプラットフォームを共同で開発・公開
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