デロイト トーマツ コンサルティング(FSI- G&I)×フォルトナ スペシャルインタビュー

公開日:2025年10月24日

最終更新日:2025年10月24日

一人ひとりがアジェンダを描き、金融業界の変化に挑むチームへ

[上野]
水上様、入江様はともにSIerからDTCへご転職されていますが、今後DTCではどのようなキャリアを描いていきたいとお考えでしょうか?

[水上様]
DTCに入社してから、「この人のようになりたい」と思える方々に出会うことができました。ただ、私もその方々のようになろうとしても、結局は小さなコピーになってしまうと感じています。だからこそ、複数の尊敬する方々のなかから、それぞれの良い部分を自分らしく取り入れていきたいと思っています。将来的には、自分も後輩から「水上さんのようになりたい」と思ってもらえるようなコンサルタントを目指しています。とはいえ、まだ私はコンサルタントとして成長過程であり、今後は専門領域を広げ、これまで携わってきた銀行やカードなどの業務領域以外にも、積極的に新しい分野に挑戦していきたいと考えています。

[入江様]
分かりやすい目標としてはマネジャーに昇格したいと考えています。
その理由の1つが、最近関わった金融機関のリスク管理の案件にあります。その案件では、1社を対象にしつつも、実質的には金融業界全体に共通する課題を扱うような調査・検討が求められました。こうした業界横断的な課題に対して、課題の整理から解決策の提案までを構想するプロセスに一部関与するなかで、非常に大きなやりがいを感じました。
しかし、現状では私はその構想プロセスの一部を担っている立場であり、実際にクライアントの声を直接聞き、全体像を描き、解決策やビジネスモデルを提案しているのは、やはりマネジャー以上の方々です。
いずれは、そうした上流のヒアリングから提案設計までを自らリードできる存在になりたいと思っています。このような業界レベルで価値を出す仕事は、前職のSIerとコンサルティングファームの距離は近づいてきていると感じつつも、改めて「コンサルティングファームならでは」の醍醐味を感じました。だからこそ、まずはマネジャーに昇格し、より主体的に業務を推進していきたいと考えています。

[水上]
新堀様は、リーダーとしてG&Iをどのような組織にしていきたいとお考えでしょうか?

[新堀様]
今後のG&Iは、それぞれのメンバーが新しいアジェンダを考え、提案し、形にしていけるようなチームにしていきたいと考えています。
現在も、BCM(銀行・証券)やINS(保険)のチームとも連携しながら、企画を立てて投資をし、取組を進める動きはありますが、今後は、メンバー自身が「こういうテーマに挑戦したい」「こういうことをやるべきでは」といった新しいアジェンダを自発的に生み出していけるチームに進化していきたいと感じています。
将来的には、G&Iのあり方自体も大きく変わっている可能性が高いと思います。しかし、それはむしろ歓迎すべきことです。そうした変化が、今のメンバーたちが考え、行動した結果であれば、非常に健全な姿だと感じています。
金融業界そのものの定義も今後大きく変化していくでしょう。そうした環境の変化に柔軟に向き合い、自ら考えて挑戦していける、そんなG&Iチームでありたいと考えています。

大切なのは、セルフスターター × 学び続ける意欲

[上野]
現在の金融業界の動向を踏まえて、G&Iとしては今後どのような人材が必要になるとお考えでしょうか?

[新堀様]
G&Iとして目指しているのは、業務の本質的な変革を支援できる人材を今のうちからしっかり揃えておくことです。金融機関ではようやく本格的なデジタル化のフェーズに突入しつつあると感じています。これからは、単にシステムを刷新するのではなく、勘定系や契約管理など、バックプロセスを含む業務全体の在り方そのものを見直していく必要があると考えています。
そのためには、業務理解はもちろん、クラウドなどの新しいデジタルテクノロジーへの知見も欠かせません。
これからの時代において、「正解」は1つではなくなっていくなかで、柔軟に考えながら提案・設計できる人材を増やしていきたいと考えています。
加えて、私たちのチームはまだ立ち上がったばかりで、これから本格的に成長していくフェーズにありますので、今後さらにグローバルとの連携を加速させていきたいと考えています。例えば、海外のソリューションを取り入れるだけでなく、一緒にデリバリーまで担っていくといった形で、実践的なコラボレーションを進めていきたいです。そのためにも、グローバルメンバーとの協働に前向きで、対応できる人材をより多く育てていく必要があると感じており、多様性の面でも、よりバランスの取れたチームづくりを目指していきたいと考えています。

[上野]
業務変革を実現できる人材を育成・輩出していくために、ユニットとしてどのようなサポートや仕組みを考えていらっしゃいますか?

[新堀様]
水上さんのように、まず個々のメンバーがこれまで培ってきた強みを生かしながら、徐々に新たな領域にストレッチしていけるような支援を重視しています。すべての人が最初から100点満点で対応できるわけではないからこそ、短期的な成果だけでなく、中長期的な成長を見据えたアサインや育成を意識しています。
一方で、「特定領域をさらに突き詰めたい」という意欲のある方には、より高いハードルを設けて専門性を深めてもらうなど、個人のキャリア志向を尊重したサポートも行っています。
そのためには、日常的な対話を通じて一人ひとりの志向や成長意欲をしっかり把握することが不可欠です。コーチング制度や評価者との対話の場を通じて、それぞれのキャリアをどう伸ばしていくかを共に考える体制づくりを進めており、特にマネジャー以上のメンバーには、その役割を明確に意識してもらうようにしています。

[上野]
金融×ITの領域は非常に競争が激しい印象があります。
そうした環境のなかで、採用の際にはどのようなポイントを重視されていますか?

[新堀様]
大きく2つのポイントを重視しています。
1つ目は、「セルフスターター型」のマインドセットをもっていることです。特に事業会社から来られた方の場合、与えられた枠組みのなかで決められたタスクを正確・迅速にこなすというスタイルに慣れていることが多いかと思います。しかし、コンサルティングの現場では、自ら考え、周囲を巻き込みながら動かしていく姿勢が求められます。そうした環境で主体的に行動したいという意志をもっている方にぜひ来ていただきたいと考えています。
2つ目は、意欲的に学び続け、それを楽しめることです。100点満点のスキルセットをもつ人はいませんが、新しい知識や経験を貪欲に吸収し、それを自分の武器に変えていける人には大きな可能性を感じます。例えば、テクノロジー領域を得意とする方が業務理解に挑戦したり、保険領域の経験者が銀行業務にも踏み出してみたり、そうした「ストレッチしていく姿勢」を歓迎しています。自らを広げていくことに価値を感じられる方に、ぜひ加わっていただきたいです。

[水上]
G&Iに加わる方には、入社後どのような挑戦や成長を期待されていますか?

[新堀様]
1つの領域だけにとどまらず、さまざまなテーマや業務に果敢に挑戦してほしいです。
私たちのプロジェクトは、テクノロジーやファイナンスを起点とすることが多いのですが、実際にはそれだけで完結することは少なく、業務全体や周辺の課題へと広がっていくケースがほとんどです。また、プロジェクトの継続期間についても、比較的短いサイクルで動いているのが現状で、3〜4か月ごとに新しい案件に移っていくようなアサインも多くあります。

さまざまなクライアントや課題に触れながら、新しいソリューションや業務理解を広げていけるという点で、成長機会が非常に多いフェーズです。もちろん、1つの領域を突き詰めたいという人がいても良いのですが、私は「それだけできれば良い」とも思っていません。実際、金融業界で意思決定をしている責任者の方々は、さまざまな観点から判断をしています。私たちも、そういったクライアントと対等に向き合っていくためには、より広い視野と多様な引き出しをもった人材であるべきと考えています。

だからこそ、今の環境に甘んじることなく、新しいテーマや領域にも積極的に挑戦していってほしいと思っています。特にマネジャー以上のポジションになれば、新しいものを考えて事業化していくプロセスにも関わる機会が出てきますので、そうしたチャンスに触れようとする意識はとても大切だと思います。

[水上様]
良い意味で「欲張りな人」と一緒に働きたいと思っています。この職場の「風通しの良さ」についてお話させていただきましたが、特に感じているのは、「やりたい」という個人の意志を尊重し、その挑戦を組織として後押ししようとする文化が根付いていることです。
実際にG&Iの中では「新規ビジネスを立ち上げたい!」と手を挙げて、それを周りが支援し、驚くほどリードタイム短く実現した例もあります。そうした事例を身近で見ていると、「もっと自分を高めたい」「もっとやってみたい」という前向きな気持ちが湧いてきます。
こうした環境のため、欲張りに学び挑戦し続けることで、自分自身の成長にもつながり、その知識を仲間にも共有できる。そして最終的には、クライアントや社会への貢献という形で返していける。学ぶことや挑戦することに「欲張りな人」と一緒に働けると嬉しいです。

[入江様]
主体的に動ける方を歓迎します。最初は知識や経験が足りない状態でのスタートがほとんどで、自分のスキルがぴったり合う案件がないかもしれません。だからこそ、手探りでも自分から動こうとする姿勢があるかどうかが、大きな違いになると感じています。
主体的に動き続ければ、最終的には形になります。私自身もそう心がけていますし、現在はシニアコンサルタントとしてメンバーと一緒に動くなかで、そういった姿勢を見せてもらえるととても助かります。やはり、そこが一番大事なポイントだと思います。
また、ITのバックグラウンドが少しでもあると活躍機会が増えると考えます。アドバイザリーの解決手段の多くが今やデジタルやシステムに関わり、その導入・浸透を伴走していくことが求められるためです。細かい技術知識だけでなく、「どこが重要か」「どういったことが実現可能か」という感覚をもっておくことが大切で、それが自然と生きてくると考えています。

[上野・水上]
本日はありがとうございました!

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