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EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)に転職するには?組織概要や難易度、キャリアパスを解説

公開日:22021.07.08 最終更新日:2021.07.08

EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)に転職するには?組織概要や難易度、キャリアパスを解説

本コラムでは、EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)にご関心をお持ちの方に向けて、同社がどのような企業なのか、どのような人材を求めているのかについて解説します。

事業内容、就労環境、必要なスキル、EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職難易度など、同社へのに役立つ知識を網羅的に紹介します。

また、入社後にどのようなキャリアパスを歩むことができるのか、キャリアをサポートするシステムについても見ていきます。

特にコンサル未経験からEYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職を検討中の方にとって、同社の概要を理解するのに有益な内容となっています。ぜひ参考にしてください。

EY Japanグループに関する最新のニュースはこちら

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの概要

他の総合系コンサルファームと比べて、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは国際的な連携をより重視しているという特徴があります。

まずはEYSCの概要をご紹介します。

 

Ernst & Youngのメンバーファーム

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、経営コンサルティング及び戦略的トランザクション(M&A)の支援を行うEYグローバルのメンバーファームです。

EY Japanでは、EYストラテジー・アンド・コンサルティングのほか、EY税理士法人やEY新日本有限責任監査法人といったグループ企業が存在しています。

以前は「EYトランザクション・アドバイザリー・サービス(EYTAS)」と「EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(EYACC)」の2社に分かれていましたが、2020年10月1日付けで1つに統合され、EYストラテジー・アンド・コンサルティングが誕生。

代表取締役社長にはDTC出身の近藤聡氏が就任しています。

 

国際的な連携に積極的

EYストラテジー・アンド・コンサルティングでは、グローバルネットワークを活かし、国籍・人種を超えて様々な分野のプロフェッショナルが連携することで、多様な問題の解決に取り組んでいます。

2019年にはグローバル日系企業の更なる支援強化目的でEY JapanとAPACが統合。新生Ey Asia-Pacificの最大事業拠点となり、更なる国際連携を進めています。

また、2020年にはNext Waveと名付けられたEYグローバル全体の新成長戦略が適用され、よりメンバーファーム間での連携を緊密にしたサービス提供体制を構築しています。

実は同社ではKPIがグローバルで統一されていることもあり、他の総合系ファームに比べてグローバルとの連携を非常に進めている点が特徴と言えます。

 

Project Dragonにより積極採用中!

EYストラテジー・アンド・コンサルティングでは、グローバルからのファンディングを得て、非監査領域(コンサルティング、M&Aアドバイザリー、税務等)の成長に向けた人材強化とサービス拡充を図る「Project Dragon」が進行中。

2020年10月のEYSC発足時に2300名だった人員をさらに拡大するため、積極的な中途採用が行われています。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの組織構成

EYストラテジー・アンド・コンサルティングは、その発足経緯から分かる通り、旧EYACCが担っていた「コンサルティング」と、旧EYTASが担っていた「ストラテジー・アンド・トランザクション」という2つのサービスラインを持ちます。

専門性の強みを持つコンピテンシーチーム、業種別の深い知見を有するセクター(業界別)チーム、そして組織横断のクロスセクターチームなどが存在しています。

各組織にはそれぞれの領域で深い知見を持つ専門家が存在し、他の組織と協力しながら複雑で難解な課題解決に取り組んでいるのです。

必ず知っておきたい!コンサルファームの組織の特徴

 

コンピテンシーチーム

業務領域を軸に区分した組織がコンピテンシーチームです。

大きくビジネスコンサルティング、テクノロジーコンサルティング、ピープル・アドバイザリーサービスに分かれます。

1つ目のビジネスコンサルティングでは、ガバナンス強化や全社的なリスクマネジメントに関する経験の豊富な専門家が在籍し、経営コンサル支援を行う点が特徴です。

チーム内にはビジネス変革、エンタープライズリスク、金融サービスリスク、金融、サプライチェーン&オペレーション、テクノロジーリスクという6つのコンピテンシーを有しています。

2つ目のテクノロジーコンサルティングは、激しいIT化の波にクライアントが取り残されないために、最新技術やデータを活用してIT戦略を策定し、支援しています。

チーム内には下記5つのコンピテンシーを有しています。
・Technology Transformation(TT)
⇒IT戦略・ITオペレーション変革の提供
・Technology Solution Delivery(TSD)
⇒SAPを中心としたアライアンス・パッケージソリューションを提供
・Data and Analytics
⇒データに基づいた意思決定のサポート
・Digital and Emerging Technology
⇒クラウドやBlockchain、Iot、5Gなどの最新デジタルソリューションを活用した変革を提供
・Cyber Security
⇒サイバーセキュリティに関するサービスを提供

3つ目、組織変革や人事制度の立案等、組織・人材領域でコンサルティングサービスを展開しているのがピープル・アドバイザリーサービスです。

優秀な人材の採用、適切な人材配置、グローバル企業における人事制度の構築等、「人」を活用して、生産性向上・競争力強化といった効果をもたらします。

「HR Transformation」「チェンジマネジメント」「タレントマネジメント」などのコンピテンシーを有しています。

 

セクター(業界別)チーム

特定の業界分野ごとに組織を区分したのが、「セクターチーム」です。

下記のようなチームが存在しています。

・テクノロジー/メディア・エンターテインメント/テレコム
・消費財・小売流通
・エネルギー
・医薬・医療
・自動車・モビリティ・運輸・航空宇宙・製造・化学
・公共・不動産
・銀行・証券
・保険

 

クロスセクターチーム

業務内容や事業分野にこだわらず、幅広い領域の課題解決を目的に結成された組織が「クロスセクターチーム」です。

クロスセクターチームはストラテジックインパクト、ストラテジックバリューエンハンスメント(SVE)、ジャパン アウトバウンドビジネス(JOB)の3つに分かれます。

ストラテジックインパクトは、国家戦略アドバイザーを務める専門家によって構成されたチーム。安全保障やサイバーセキュリティ等、社会に与える影響が大きい分野で活動する点が特徴です。

企業価値の向上に特化し支援するストラテジックバリューエンハンスメントは、企業価値向上の戦略策定から実行支援までを行うチーム。外部機関と連携しながら、M&Aや協業といった部分を支援します。

ジャパンアウトバウンドビジネスは、日本企業の世界マーケットでのビジネス展開を支援するチーム。EYグループが持つ国際的なネットワークを活かし、グローバル規模の戦略策定・実行に注力することが主な仕事です。

 

ストラテジー・アンド・トランザクション

多岐にわたるクライアントに対し、戦略コンサルティングサービスを行う組織が「Strategy and Transactionsチーム」です。戦略策定やM&Aなど、重要な決断が迫られる部分でクライアントを支援し、企業価値の向上や収益向上を狙います。

EY Parthenon(パルテノン)、International Tax and Tranzaction Services(ITTS)、Transactions & Corporate Finance(TCF)など、旧EYTASを構成していたチームから成るのが特徴です。

EYパルテノンは戦略を、ITTSは税務に関するアドバイザリーを、TCFはM&Aアドバイザリーを中心に手掛けています。

各チームの中には、様々なポジションがオープンしています。

ご自身の経歴にフィットする求人があるかどうか、知りたい方はぜひお気軽に弊社コンサルタントまでお問い合わせください。

転職支援・ご相談のお申込

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの就労環境

入社後に想定外の事由が生じないためにも、転職希望先の就労環境については事前に把握しておいた方が良いでしょう。

ここではEYストラテジー・アンド・コンサルティングの就労環境における特徴をいくつか解説します。

 

組織の成長スピードが大きい

冒頭にお伝えした通り、Project Dragonで急成長を遂げている同社。

実はBIG4のコンサルティングファームの中でも後発であることから、ベンチャー的な気質も持ち合わせているのが特徴です。

組織の成長に合わせて、個人の成長も促されるような土壌があります。

 

Transformative Leadership育成の能力開発

市場変化のスピードはどんどん早くなり、企業を取り巻く環境が未だかつてない程多様化しています。その中で、トップに立つ人材には「Transformative Leadership(変革のリーダー)」が求められるとEYSCは言います。

未知の環境に適合するためには、答えの無い課題に対し最適解を導き出す力が必要です。そのためには一人の力に固執せず、メンバーの力を引き出しながら問題解決を図っていかなければなりません。

変革のリーダーを育成するために、FY21よりEY Globalで育成・評価プロセスが見直しされ、推進されています。

「学び」の部分では豊富なカリキュラムの中から自分に合ったものを選択でき、「経験」の部分ではキャリア形成に役立つ体験を得ることが可能です。継続してスキルや経験を身につけていくことで、高水準の成長を実現できます。

🔽EYSCの研修制度について(外部サイトに飛びます)
Learning & Development

 

ワークライフバランスがとりやすい

フレックスタイムや在宅勤務等、制度が充実しているため、ワークライフバランスは比較的取りやすい、会社自体が残業を前提にする文化ではないとの声が挙がっています。

当然コンサルファームであるため担当するプロジェクトの状況にも影響されますが、柔軟な働き方が可能な会社だといえるようです。

【激務?】コンサルでワークライフバランスは取れるか。アクセンチュア,BIG4(デロイト,PwC,EY,KPMG),ベイカレント,アビームの取り組みも解説!

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングが求めるスキル、経験

コンサルタントへの転職では論理的思考力やコミュニケーション力が求められますが、これはEYストラテジー・アンド・コンサルティングでも共通する部分です。

コンサルファームに合格する人の特徴とは?

そのような素質に加え、EYSCで求められているスキルや経験をご紹介します。

 

協調・コラボレーションの精神

EYではグローバルで同一のKPIが敷かれていることから積極的なメンバーファーム間の協働が促されており、協調・コラボレーションの文化があるのが同社と言えます。

大規模でグローバルなプロジェクトを推進する機会も豊富であるため、必然的に多くの方と関わりながら業務を遂行しなければなりません。

このため、EYSCでは特にチームワークや協調性に優れた人材が好まれる傾向にあります。

 

企画系の経験もしくは特定の専門性

他のファームと同様に、EYストラテジー・アンド・コンサルティングでも企画系の経験が求められるケースが多いです。

また、データサイエンスやサイバーセキュリティといったような専門性を持つ人材も積極的に採用しています。

このあたりのトレンドは他の総合系ファームと基本的に同じものと考えて頂いて良いでしょう。

 

グローバル業務に携わった経験

冒頭でも述べた通り、EYストラテジー・アンド・コンサルティングは国際的な連携が活発で、複数の国にまたがってプロジェクトを展開するケースも非常に多くあります。

そのため、海外子会社のマネジメントやクロスボーダー案件に携わった経験があると転職で有利に働く可能性が高いでしょう。

同社への転職において、ビジネスレベルの英語を使いこなせることは重要なポイントになります。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職難易度は高い

EYストラテジー・アンド・コンサルティングの転職難易度は非常に高いと言えます。

ここまでご説明したように、ビジネスパーソンとしての基礎スキルに加え、高い協調性や専門性、そしてグローバル経験が求められます。

同社への転職について悩まれる方は、ぜひ一度お気軽に弊社コンサルタントまでご相談ください。

EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職を熟知したプロフェッショナルがサポートいたします。

コンサルタント紹介

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングで実現可能なキャリアパス

ここではEYストラテジー・アンド・コンサルティングで実現可能なキャリアパスについて解説します。

EYSCでは、実務における豊かな経験の蓄積に加え、継続してスキルや専門知識を身に着けることで、プロフェッショナルとしても個人としても最大限の成長を目指すことができる環境を提供しています。

 

EYUフレームワークに基づいたキャリア形成

EYストラテジー・アンド・コンサルティングではEYU(EY and you)というEY Globalに共通のフレームワークに基づいて、一貫したキャリア形成の支援を行い、グローバルに活躍できる人財の育成に注力しています。

キャリアパスとしては、下記のようになっています。

・コンサルタント
・シニアコンサルタント
・マネージャー
・シニアマネージャー
・ディレクター
・アソシエイトパートナー
・パートナー

コンサルタント/シニアコンサルタントクラスは、担当業務へのコミットメント、高品質なアウトプット、プロジェクトメンバーとの連携が求められます。

マネージャー~ディレクタークラスは、顧客サービスの現場責任者として、プロジェクトの全体統括やサービスの品質管理、若手育成などのミッションを担います。

最上位職となるアソシエイトパートナーやパートナークラスは、チームの組成と育成、組織収益責任、顧客サービスへのサービス責任などを担います。

グローバルな環境が特徴となるEYでは、パートナークラスとなるには英語力が確実に必須となります。

コンサルの給与・職位・役割

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職を目指すならフォルトナへ

EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職を成功させるためには、まずは自分自身の適性を把握することが大切です。

社風に合うのか、またEYストラテジー・アンド・コンサルティングが求める人物像に近いのかを吟味し、転職活動を進めていきましょう。

同社への適性などに迷われる方は、ぜひ一度弊社のエグゼグティブコンサルタントへお気軽にご相談ください。

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