【特集】資源・エネルギー コンサルの転職・求人情報

公開日:22020.09.23 最終更新日:2024.11.25

資源・エネルギーコンサルティングとは?

日本のエネルギー政策は大きな岐路に立っており、原発問題から新しいエネルギー源の開発など解決すべき問題が山積みです。

コンサルティングファーム各社においても、これら企業ニーズに応えるべく、エネルギー領域のコンサルに力を入れており、エネルギーに特化した専門のコンサルティングファームも立ち上がっています。

また、コンサルだけでなく実業としてエネルギー領域に飛び込んでくる企業も少なくありません。

2016年の電力小売全面自由化、翌2017年には都市ガスも小売全面自由化され、新規参入企業が増えるなかで早くも国内、グローバルとエネルギー業界を牽引する企業が出てきています。

2020年6月には改正電気事業法が成立し、電⼒データの有効活⽤、災害時連携計画の策定義務づけ、相互扶助制度の創設、配電事業者とアグリゲーターの新設、配電網の独⽴運⽤、電気計量制度の合理化などの制度措置により、電力ビジネスの新たな構想が可能となりました。

電力データの活用は、台風や地震といった自然災害の多い日本において、自治体への情報提供をはじめ、今後ますます進む人口減少やインフラ劣化など、重大な社会課題への解決策にも応用できる可能性があります。

また、サステナビリティが一つのキーワードになる中で、エネルギー産業はカーボンニュートラルへの貢献を求められており、SDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))にも本格的な対応が求められています。

ESG投資(従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資)への関心の高まりも併せて、エネルギー産業は大きな岐路に立っていると言っても過言ではありません。

こうした様々な法規制対応や社会課題解決において、エネルギー領域のコンサルタントは重要な役割を担っており、特にAIやIoTなどのデジタル技術の活用も期待されているところです。

資源・エネルギーコンサルのプロジェクト事例

【総合系】Strategy&(当時ブーズ・アンド・カンパニー)
 エネルギー企業/東南アジア参入戦略

【背景】

日本のエネルギー業界は戦後より長期にわたって、国内のリテール・流通・貯蔵網を整備して国内の需要成長に対応する事に注力してきました。しかしながら、今後国内市場が縮小していく状況を鑑みると、企業として長期的に成長していくためには、海外の市場に事業進出・拡大することが必要との認識が高まってきていました。

日本のあるエネルギー企業は、今後の海外事業参入戦略の策定と実際の事業開拓のため、クライアントのメンバーとStrategy&*との共同検討チームによるプロジェクトを始動させることになりました。

【活動内容】

本プロジェクトでは、まず「どの海外市場に参入するべきか」を策定するために、チームは戦略市場抽出に向けた情報収集と、一定の客観的な指標に基づく戦略市場選定に着手しました。

一定のロジックを作成することにより、戦略市場抽出の判断基準及び前提が明確化され、万が一時間の経過により前提やパラメーターが変動した場合には、機動的にターゲットを変更できる状況も確保しておきました。 クライアントは選定された戦略市場について策定した事業計画に基づき、実際に現地に人を派遣するなど事業開拓に乗り出しました。プロジェクトチームの一員としてStrategy&*メンバーも、現地企業のネットワーク開拓・パートナー選定、M&A / 投資案件のデューデリジェンスや、政府との条件交渉などの実行支援を行いました。

特に新興国特有の様々な規制の動向が、投資内容の収益性に大きくインパクトすることから、政府高官へのインタビューや、リテール事業者の参入状況などを通じて長期的なプランを作成し、収益性のドライバーの分析を行いました。

【成果】

クライアントにとっての大きなチャレンジは、日本のように様々なインフラや制度が完備された市場ではなく、ほとんどが未整備でかつ将来的な見通しが不透明な新興国のマーケットにおいて、どのようにビジネスを創造していくかという事でした。

このエネルギー企業は、Strategy&*との共同検討チームによる戦略市場における事業開拓のプロセスを通じて、事業開拓を実行するケイパビリティーを組織及び個人のレベルにおいても、新たに獲得する事ができました。

【総合系】アクセンチュア/素材・エネルギー本部
 プロジェクト事例

【クライアント】

大手化学・鉄鋼・硝子メーカー 等

【プロジェクト事例】
  • グローバルビジネス基盤の構築~展開
  • 事業買収後の統合ビジネス基盤の整備
  • デジタル・トランスフォーメーションの企画立案~実行支援
【クライアント】

石油元売会社、石油/天然ガス開発会社 等

【プロジェクト事例】
  • PMI支援
  • 本社機構/組織改革
  • 基幹系システム再構築
  • グローバル標準化
  • 設備保全改革
  • プラントMES構築
  • 新エネルギー進出支援
  • ITコスト最適化
  • ITアウトソーシング
  • 間接業務BPO
【クライアント】

大手電力会社、ガス会社、新電力 等

【プロジェクト事例】
  • 戦略支援(経営、組織、マーケティング、M&A、海外戦略)
  • ITトランスフォーメーション支援
  • 全社デジタル化支援(IOT、アナリティクス、クラウド、AI)
  • サイバーセキュリティ展開支援
  • 営業システム構築、設備管理システム構築
  • ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)
  • リスクマネジメント支援

資源・エネルギーコンサルの代表的な企業

●は外資系企業、○は日系企業 【 】はグループ企業の属性

総合系ファーム/インダストリー部門

●【BIG4】デロイトトーマツコンサルティング/Process(素材産業)
●【BIG4】デロイトトーマツコンサルティング/資源・エネルギー
●【BIG4】PwCコンサルティング/IPS-EUM(エネルギー産業)
●【BIG4】EYストラテジー・アンド・コンサルティング/エネルギー
●【BIG4】KPMGコンサルティング/エネルギー
●【BIG4】KPMGコンサルティング/インフラストラクチャー
●【IT】アクセンチュア/素材・エネルギー本部
○【IT】アビームコンサルティング/SIS(電力、ガス、石油等のエネルギー供給企業 他)

ブティック系ファーム

○イーソリューションズ
○インダストリアル・ディシジョンズ

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