デロイト トーマツ コンサルティング(ヒューマンキャピタルPML)×フォルトナ スペシャルインタビュー

公開日:2025.02.18 最終更新日:2025.02.18


デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下、DTC)はデロイトの一員として日本のコンサルティングサービスを担い、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援するコンサルティングファームです。
なかでもヒューマンキャピタル Performance Management Layer(以下、PML)は、Workforce Transformation(人材変革)、Organization Transformation(組織変革)、HR Transformation(人事機能変革)という3つのユニットに、Human Performance Empowerment(人事DX・データドリブン推進)ユニットも追加され、4ユニットで組織人事領域におけるクライアントの戦略・構想策定から実行までを一貫して支援しています。

今回は、ヒューマンキャピタルPMLより、Organization Transformation ユニット シニアマネジャーの渋谷 友彦様、HR Transformationユニット シニアコンサルタントの加藤 万奈美様、ヒューマンキャピタルPML エンジニア(Specialist)の葛島 幸太様にお話を伺いました。
インタビュアーは同PML出身のフォルトナ水上、そして同じくDTC出身のフォルトナ上野が務めます。

渋谷 友彦様 プロフィール
Organization Transformation ユニット シニアマネジャー。
事業会社、コンサルティングファームを経て現職。一貫して組織・人事領域のコンサルティングに従事。特に事業開発/オペレーション構築、組織機能の見直し、デジタルトランスフォーメーションに関わる組織変革の領域を専門としている。

加藤 万奈美様 プロフィール
HR Transformation ユニット シニアコンサルタント。
大手SIerで開発・人事担当を経て現職。アプリからインフラまで幅広いスクラッチ開発経験と、採用業務の経験を有する。DTCへの入社後は化学メーカー・自動車メーカー等のWorkday導入プロジェクトにおいて、日本および海外拠点に対する要件定義から運用保守まで対応しており、グローバルコミュニケーションを含め一貫した支援に強みをもつ。

葛島 幸太様 プロフィール
ヒューマンキャピタルPML 兼 Human Performance Empowerment ユニット エンジニア(Specialist)。
前職ではデジタルソリューションコンサルティング会社にて営業を経験した後、データ分析、最適化、AIを用いた業務に従事。現職ではHuman Capitalにおけるデータ分析関連の支援や、機械学習、生成AIを用いたアセット開発に取り組んでいる。

略語紹介
・DTC:デロイト トーマツ コンサルティング
・HC:ヒューマンキャピタル
・WT:Workforce Transformation(人材変革)
・OT:Organization Transformation(組織変革)
・HRT:HR Transformation(人事機能変革)
・HPE:Human Performance Empowerment(人事DX・データドリブン推進)

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組織人事領域のトップファームで働く理由

[水上]
本日はよろしくお願いいたします。初めに皆様のご経歴を教えてください。

[渋谷様]
私は新卒で大手メーカーに入社し、営業職に従事していました。その後、組織人事領域のサービスベンダー、コンサルティングファームを経て、現在に至ります。
最初の仕事は人事とは全く関係のない分野でしたが、大手企業で働くなかで人や組織に関する問題を解決したいという想いが強くなりました。これがキャリアチェンジのきっかけです。
当時は人事に関する知識やスキルが不足していたため、まずは組織人事領域のサービスベンダーで働きながら学ぶことを選択しました。しかし、人事の仕事について深く理解していくうちに、より自分自身で価値を生み出せる仕事に就きたいと考えるようになり、自ら価値創造に貢献できるコンサルタントへと転身しました。
なかでもDTCに入社した理由は、多様な領域を扱う会社だったからです。前職もコンサルティングファームでしたが、組織人事領域への興味と面白さを再認識し、今後はその分野でキャリアを築きたいと思いました。DTCは組織人事領域においてトップクラスの実績を誇るファームであり、豊富なノウハウとコンサルティングプロジェクトの経験を積める機会が多いと感じたため、入社を決めました。

[水上]
マーケットにおいても、組織人事領域においてトップクラスの実績を誇るファームとして認知度が高いと感じております。そのような実績を残し続けることができている秘訣を教えていただけますか?

[渋谷様]
DTCは、過去20年にわたり、組織人事コンサルティングサービスに継続して投資を行い、成長の後押しを続けてきました。その成長のプロセスにおいて、多くのクライアントに対してプロジェクトを完遂してきた実績があり、多くの「実践知」が蓄積されています。この「実践知」を生かしながらクライアントの成果につながるようにコミットできている点が、われわれの最大の強みだと感じています。

[水上]
ありがとうございます。DTCがクライアントから選ばれ続ける秘訣について、改めて理解することができました。続いて、加藤様のご経歴を教えていただけますでしょうか?

[加藤様]
私は大手SIerに新卒入社し、文系出身ながら、開発担当としてキャリアをスタートしました。そこで採用担当も経験したのち、DTCに参画しています。
私の場合は、転職活動を行うにあたり3つの軸がありました。1つ目は組織人事コンサルタントになりたいということ、2つ目はテクノロジー領域に関わり続けたいということ、3つ目はグローバル案件に関わりたいということです。
特に3つ目についてですが、もともとグローバルな仕事に関わりたいという思いをもっていたのですが、前職ではその機会がありませんでした。一時は諦めかけていましたが、出産を機に、自身の可能性を諦める姿を子供に見せたくないという思いが芽生え、挑戦することに決めました。
DTCは、人事・テクノロジー・グローバルという3つの軸を満たすだけでなく、渋谷が言うように、組織人事領域に関して最もナレッジと実績がある企業だと感じたので、入社を決めました。

[水上]
ご自身の可能性を追求し、挑戦し続ける姿は、きっとお子さんにも良い影響を与えていると思います。入社後、グローバル案件にチャレンジする機会を得ることができたのでしょうか?

[加藤様]
手を挙げれば機会をいただける環境で、想像以上に早いタイミングで関わることができました。全社的にグローバル案件は多いですが、HRTもやはりグローバルシステムの案件は多く、チャンスが豊富だと思います。
実は、全く英語ができない状態で入社しましたが、2年間独学で勉強し、実際にプロジェクトでも経験を積むことで、今では自分でプロジェクトを進められるようになっています。

[水上]
私の在籍時にも成長環境や風通しの良さを感じていましたが、今もしっかりと根付いていますね。最後に、葛島様のご経歴を教えていただけますでしょうか?

[葛島様]
私は大学の研究テーマでもあった物理シミュレーションを扱うソフトウェアベンダーに新卒入社しました。最初は営業職として経験を積み、その後、AI部署に興味をもち、技術者として、物理シミュレーションとAIを組み合わせる業務に従事しました。そのような経緯から、DTCにはデータサイエンティストとして参画しています。
DTCに転職したきっかけは、ちょうど将来のキャリアパスについて悩んでいた時期に、知人から声をかけてもらったことです。当時はコンサルティング業界についてあまり理解していませんでしたが「このご縁を大切にしたい。思い切って飛び込んでみよう!」という気持ちで入社しました。
組織人事領域に携わるのは初めてでしたが、少しずつ知識を深めながら、データ分析と組み合わせることで新たな価値を提供できるよう努めています。

[水上]
コンサルティングファームにおいても、データサイエンティストの方がご活躍されるフィールドが広がっているのですね。具体的に、どのようにして業務に携わっていらっしゃいますか?

[葛島様]
主なミッションはアセット開発ですが、プロジェクトでデータ分析が必要な際には、そのスキルを生かして貢献することができていると感じています。例えば、現在はエンゲージメントサーベイ関連の案件に関与させていただいております。また、全体としても、コンサルタント職や、私のようなスペシャリスト職など、さまざまな職種のメンバーがプロジェクトで協業する機会が増えていると感じており、それぞれがもつ専門性や強みを生かしながら、新たな価値を提供しています。

各領域の専門家だからこそ実現できるEnd to Endの組織人事コンサルティング

[水上]
ここからはHC PMLの仕事内容についてお伺いできればと思います。
先ほど渋谷様より、DTCのHC PMLが高い実績を誇る秘訣についてお話しいただきました。加藤様と葛島様はどのような点に強みを感じていますか?

[加藤様]
まず、組織人事コンサルティングの第一線で活躍している先輩たちから知識を吸収し、プロジェクトで応用できる点が強みであると感じています。
他方で、知識に頼るだけではなく、たとえ経験がないテーマであっても、クライアントにしっかりと向き合い、彼らが求める成果を達成するために最善を尽くす姿勢そのものも、われわれの強みであると感じています。尊敬する上司たちのクライアントへの想いや姿勢が伝わり、メンバー全体が高い士気をもってプロジェクトに取り組むことができています。
また、入社前に期待していた通り、国内だけでなく、グローバルな課題に対するサポート力も非常に強いと思います。

[葛島様]
われわれは、単にツールを導入するだけでなく、クライアントの要望に応じたカスタマイズや独自のアセット開発など、柔軟な対応が可能です。私のようなエンジニアを抱える組織人事コンサルティングチームは珍しく、これが大きな強みになっていると感じます。コンサルティングとサービス提供者が分かれていると、連携がうまくいかないことがありますが、DTCのHC PMLでは、組織が一体となってコンサルティングサービスを提供することができるため、それが実績につながっているのだと思います。

[水上]
End to Endでクライアントの課題解決に取り組むことのできる体制となっているのですね。これまで参画されたなかで、特に印象に残っているプロジェクトについて教えていただけますでしょうか?

[渋谷様]
思い出深いものは、非常に長期にわたる経営改革のプロジェクトで、組織体制や人材マネジメントのありかた、人事諸制度など、会社全体の変革推進をご支援したものです。
このプロジェクトでは「経営を変える」という旗印のもと、さまざまなテーマに取り組みました。私個人として、それまで個別に蓄えてきた組織人事に関する知識が、このプロジェクトで1つにつながった感覚があり、それが自分にとって大きな財産となりました。
また、会社全体の変革を一気通貫で取り組んだからこそ、クライアントに対してより強くコミットし、大きな価値を提供することができたと実感しています。本当にやり遂げたと言えるようなプロジェクトで、このようなプロジェクトに出会えたことは、今の自分を築く重要なピースとなっています。

[水上]
1つのプロジェクトでそこまで幅広く手掛けるのは珍しいですね。それもDTCの規模があったからこそ受注できた案件なのでしょうか?

[渋谷様]
その通りだと思います。ガバナンス改革、人材マネジメント改革、カルチャー改革などはそれぞれ専門性が高く、単独でプロジェクト化できる規模のテーマです。
しかし、DTCのHC PMLには各領域のリーダーがおり、彼らの惜しみない協力のおかげで、これらのテーマを統合した1つのプロジェクトとしてやり遂げることができました。まさにDTCの総合力を結集したプロジェクトだったと思います。

[加藤様]
私のなかで特に思い入れの強いものは、とあるグローバル案件のプロジェクトです。このプロジェクトではWorkdayシステムの導入や運用保守などを担当しました。
私にとって初めてのグローバル案件で、さらに資格取得も重なり、いきなり英語での対応が必要でした。そのため、非常に大変だった時期でもありましたが、こうした貴重な機会をすぐに与えてもらえるのは、DTCの良さだと感じています。
このプロジェクトでは、インドにいるメンバーとの日々のやり取りや、ヨーロッパのクライアントとのコミュニケーションにより、自分の視野が広がり、多くの課題に直面しながらも成長を実感できましたし、Workdayシステムは人事業務全体を包含するものなので、自分が弱いと感じていた部分をほぼ全て補うことができました。ナレッジもかなり蓄積され、知識の向上を実感しています。
また、このプロジェクトでは、業務内容に合わせてシステム開発や機能変更をするのではなく、“Fit To Standard”(=システムの標準機能に合わせて業務を変える考え方)を実践できた点も大きかったです。従来のようなスクラッチから作り上げるシステムとは異なり、考え方の変化も求められるため、調整などで難しい部分もありましたが、今までにない経験ができたことで、結果的にとてもやりがいのあるプロジェクトになりました。

[水上]
“Fit To Standard”では、クライアントのマインドセットから変えることが非常に重要であり、かつ大変なことだと思いますが、どのように対応されましたか?

[加藤様]
確かに、従来のやり方を変えられないという考え方はあり、特に現場を担うスタッフ層の方々は「今まで通りでないと業務が回らない」と変化に抵抗を示すこともあります。
そのような反応を踏まえて、新しいやり方でもほぼ同じように業務を遂行できることを納得するまで丁寧に説明することを心がけました。納得を得ながら推進することは非常に難しさもありましたが、乗り越えた先のインパクトも大きく、やりがいを感じたプロジェクトでした。

[葛島様]
私は半年ほど参加した、社内の生成AIタスクフォース(ChatGPTベースのアプリケーション開発)での経験が印象に残っています。
もともとAIに関しての知識はもち合わせていたものの、生成AIは出てきたばかりでそこまで詳しくはありませんでしたが、上司から誘われ、ぜひやってみたいということで参画しました。
具体的には、社内で使用されていたIT系のナレッジが蓄積されているServiceNowの利活用最大化に取り組みました。生成AIを活用したチャットベースの検索機能を開発することで、必要なナレッジへのアクセスが容易になり、私自身もフル活用しています。
このとき得た知識や経験は、組織人事の文脈で生成AIを活用する際に、クライアントからの要望に応えたり、アセットに組み込んだりする場面で役立っています。

[水上]
生成AIを活用した先進的な取り組みにも参画され、クライアントワークにも活用されているのですね。そのタスクフォースには、HC PMLだけでなく、全社から有識者が集まっておられるのでしょうか?

[葛島様]
そうですね。HC PMLからは私を含めて2名が参加し、そこで得た知識や経験を現在の業務に生かしています。
データサイエンスについて精通したメンバーとのネットワークをHC PML外にも築けたことは非常に有益でした。また、私たちの部署とは異なるタイプのエンジニアが多く、彼らの考え方や視点に触れることができたのも良い学びとなりました。今でも業務で分からないことがあれば相談することもあります。

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