デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(Region Unit 西日本エリア)×フォルトナ スペシャルインタビュー

公開日:2025年11月07日

最終更新日:2025年11月07日

3社の統合を追い風に存在感を増すRegion Unitのミッション

[上野]
2025年12月、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(DTC)、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(DTFA)およびデロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社(DTRA)の3社が統合されます。統合にあたり、どのようなことが期待されますか?

[山口様]
各ファンクションがより密接に連携できるようになることですね。これまでも協力しながらクライアントを支援してきましたが、今後は意思決定から実行までをもっとシームレスに進められるようになると期待しています。一見すると、他の大手ファームも機能面では同様に思えるかもしれませんが、地方の組織自体に意思決定から実行するまで伴走する力をもつことが、デロイト トーマツ グループ最大の差別化ポイントです。

DTCだけでなく、DTRAやDTFAも同様に関西や九州に組織をもち人材を配置しています。これらタレントに加えて監査・税務・法務などの各法人が、地域単位で連携しながら、意思決定から実行までをワンストップで進められる体制をこれまでも実現してきました。今後はさらにこの連携が強化されていくものと期待しています。

[水上]
統合に向けた組織上の変化を感じる瞬間はございますでしょうか?

[島様]
法人の垣根を超えた会議を行うケースが以前よりもさらに増えてきたと感じています。また、最近は人材交流も積極的に進めています。例えば、監査法人やリスクアドバイザリーのメンバーがDTCのプロジェクトに入ることも増えてきました。

これまでは東京の人材に頼る場面も多かったのですが、今では大阪や福岡でも必要なリソースを融通し合い、現場の人材を中心にプロジェクトを回せるようになってきています。こうした動きもあって、以前から地方オフィスではグループ間の連携を強化していこうという機運が高まっていました。

[上野]
実際のプロジェクトでも、そのようにグループで一体となった取り組みは増えているのでしょうか?

[福壽様]
はい。AVCの活動はまさにその典型例です。ある地域の課題解決を目的としたプロジェクトでは、リスクアドバイザリーと監査、そしてDTCがOne Teamとして連携しながら取り組んでいます。

当初は、その地域に対して強い思いをもつリスクアドバイザリーのメンバーが中心となって進めていましたが、そこにDTCや監査法人のアセットやリソースが加わり、今では3社一体となって推進しています。
転職してきた5、6年前と比べても、グループ間で連携しながら一体となって進める高難度・高付加価値な案件が増えてきている実感があります。

[山口様]
それぞれの専門性を生かしながら、より質の高い価値を提供できるようになることから、連携が深まってきていると実感しています。これまでは、監査やアドバイザリー、コンサルティングのメンバーが、それぞれの立場で同じお客様と関係を築くこともありました。
しかし、今では法人間で手と手を取り合い、各々のナレッジや過去の経緯などをシェアすることで、より多面的かつ理解度の深い提案ができるようになっています。

[上野]
東京オフィスとの連携はいかがでしょうか?

[山口様]
私たちは決して独立部隊として活動しているわけではないため、東京の各組織とも密に連携し、役割を分担しながらプロジェクトを推進しています。
私の主担当は基本的に西日本エリアですが、必要に応じて東京からメンバーに来てもらったり、逆に私たちが東京に行ったりすることもあります。このように、お客様ごとのニーズやプロジェクトの状況に応じた連携や役割分担もしっかり行っています。

[上野]
サービスの幅も、さらに広がりそうですね。

[島様]
おっしゃるとおり、グループの垣根を超えた提案ができるので、最近ではサービスの幅が大きく広がっています。
他法人が起点となった案件をコンサルティングが引き継ぎ、事業拡大の具体的なイメージを描くだけでなく、九州DX推進コンソーシアムやベンチャー支援につなげて伴走するなど、その地域ならではの取り組みも増えてきました。

また、グループ全体として長年培ってきた信頼関係も大きな強みです。地域密着型でありながらグループの総合力を直接発揮できる、これこそが、私たちの最大の優位性だと感じています。

フラットかつ挑戦を是とする環境で、勤務地に左右されず自分らしいキャリアを築く

[水上]
続いて待遇面についてお伺いします。給与体系において東京オフィスとの差異はありますか?

[山口様]
ファームによっては、東京勤務と関西をはじめとした地方勤務で、給与テーブルが異なる場合がありますよね。しかし、DTCではそのような差はなく、全国で同じ基準になっています。

もちろん、報酬の基準が同じである以上、評価の基準も全国どこにいようと変わりません。地方にいるからといって評価が甘くなることもなければ、昇進が不利になることもありません。成果をきちんと挙げれば、東京のメンバーと同じ基準でフラットに評価され、パートナーへの昇格の道も公平に用意されています。

[水上]
では、育成や成長の機会についてはいかがでしょう?

[島様]
人材育成についても同様です。Region Unitにいても東京にいても、変わらぬ成長機会を用意している自負があります。全国どこでも、私たちは東京と同じく一流のプロフェッショナルを育てる姿勢を大切にしています。

[上野]
東京とのマーケット規模の違いが、個人や組織の売上、ひいては昇進の機会に影響することはありませんか?

[山口様]
関西や九州にも十分なビジネスチャンスがあるので、マーケット規模の差だけが売上や昇進に影響することはないと思います。
確かに東京の方が、企業数や潜在的なお客様も多いのは事実ですが、それに比例してコンサルタントの数も非常に多く、競争も激化している認識です。

一方で、西日本は、東京と比べて企業数そのものは少ないものの、まだ十分にコンサルティングが浸透していない領域が多く残されています。だからこそ、現地のビジネスニーズに深く向き合いながら、クライアントとともに新たな価値を創出できる可能性が広がっています。つまり、「マーケットが小さいから仕事が取れない」という話には必ずしもならない、ということです。

[水上]
「東京から地方に移ることでキャリアロスになるのでは」と不安に感じる方もなかにはいるのではと思います。実態としてはいかがでしょうか?

[山口様]
ロスがあるとはまったく考えていません。むしろ、地方だからこそ得られる挑戦の機会や可能性の大きさを実感しています。東京には数多くのコンサルタントが集まり、マーケットの規模も非常に大きいため、既にビジネスが確立されており、フォロワー的についていく先輩もたくさんいます。これは東京ならではのメリットですね。

一方で、関西や九州は、人員構成的にすべての領域でリーダーを配置できているわけではなく、自ら手を挙げることでリーダーになり、「先駆者」として新しい分野を切り拓くチャンスに恵まれています。組織の規模も比較的コンパクトだからこそ、一人ひとりが大きな役割を担うことができ、思い切ったチャレンジもしやすい環境があるのです。
例えば、これまで東京で培ってきた知識や経験を、追随するのではなく「先駆者」となり生かしていきたい方にとって、地方は活躍の場をさらに広げられる舞台になるのではないでしょうか。

[水上]
地方だからこそ得られるチャンスや挑戦の場があるのですね。

[島様]
その通りです。しかも、これからは、そのチャンスがどんどん広がっていくと考えており、既存のビジネスモデルでは対応しきれていない、顧客の重要なニーズが隠れている事業領域、すなわちホワイトスペースを見出す必要があります。
エネルギーや半導体の事例などに見られるように、課題が地方に存在するからこそ、大きな資金を投じて現場で取り組むことができる。それを実証してきた積み重ねが、着実に実を結んできたと感じています。ビジネスの規模感としても、東京と遜色ないものがたくさんあります。

[福壽様]
東京には、大規模な案件や多様な経験を積める環境が比較的整っています。特に新卒や若手であれば、東京で経験を重ね、専門性を磨くことは有意義と考えることもできます。
事業会社やコンサルティングファームでマネージャーを務めるレベルまで専門性を磨いてきた方にとっては、地方こそ魅力的な環境ではないでしょうか。まだ多くのホワイトスペースも残されていますし、地方であるが故の、新事業や実証実験のような新たなプロジェクトがあると感じています。そのため、「こういうことがやりたい」と臆せず手を挙げれば、自分の経験や強みを生かしたチャレンジができる機会に恵まれることも多々あります。
加えて、組織規模が東京ほど大きすぎない分、実は周囲のフォローも得やすいと感じています。そのため、自分の専門性を深めながら新しい事業に挑戦していくのに適した環境だと思います。

[水上]
グローバル案件についてはいかがですか? 地方でも挑戦する機会はあるのでしょうか?

[島様]
実は、グローバル案件のチャンスも多いんですよ。
例えば、私は西日本クライアントのグローバルでの戦略検討を行うほかにも、エネルギートランジションをテーマにしたグループ横断チームの運営メンバーとして国際連携を進めています。また、Region Unitの若手メンバーが海外のスマートシティ先進都市との共催イベントの運営を行う、オーストラリアファームとの連携窓口を担う、アジアのファームに出向して研鑽を積み、そこでの知見を生かして帰国後に活躍する、といった例もあります。
東京は案件数こそ多いものの、人員も多いため、競争も激しいです。一方、Region Unitは、やる気がある若手の方にチャンスが回ってくる確率はむしろ高いと感じています。

[山口様]
Region Unitは東京と比べて組織規模が小さいので、挑戦する姿勢が受け入れられやすい雰囲気がありますね。「やってみたい」と手を挙げやすい文化があり、こうした環境があるのは非常に重要だと思います。
自分で手を挙げた以上、自分に責任が生じます。自ら挑戦を表明したからには、より一層「頑張ろう」という気持ちになれます。そして、その努力が良い方向に向かえば、自然と結果にもつながっていきます。そうした好循環が生まれるのは、Region Unitの大きな魅力であると自負しています。

さらに、ストレッチな挑戦をする際に、周囲の目が行き届きやすいというメリットもありますね。もし、プロジェクトの状況が危うくなりそうな時も、手遅れになる前に誰かしらが気付き、必要な場合は周囲からのサポートも受けられます。組織のメンバーが適切に支えてくれるという安心感の下で果敢に挑戦ができるのも、Region Unitの特徴だと思います。

これまでのコンサルティング経験を地方で生かしてみませんか?

[上野]
最後に、候補者の方に向けてメッセージをお願いします。

[山口様]
ここまでの話のなかで、地方でコンサルティングビジネスに挑戦することについて少しでもご興味をもっていただけましたら、とてもうれしく思います。
昨今は多くのコンサルティングファームが大阪や福岡にオフィスを構えているので、外から見ただけでは、私たちとの違いは分かりにくいかもしれません。

しかし、DTCには「Region Unit」という明確な組織があり、大阪や福岡といった地方のオフィスを戦略的に束ね、地方を舞台にしたビジネスを本気で推進しています。こうした体制をもつファームは、実は他にほとんどないんです。これは私たちの大きな強みであり、お客様により大きな価値を届けられる基盤となっています。

まだまだお伝えしきれなかった魅力もあると思いますので、ぜひ気軽に門を叩いていただき、直接お話を聞きにいらしてください。私たちがこの地方でどのように価値を生み出し、どんな面白さを創り出しているのかを、きっと実感していただけるはずです。

[島様]
各地域の個性を生かしながら、世界に発信できるような魅力的な街や社会を、その土地の人々と一緒につくっていきたいと考えています。地方には、東京と変わらない規模感のプロジェクトや、まだ誰も手を付けていない課題が数多くあります。
「先駆者」として、自らのキャリアを切り拓く。そんな大きな挑戦に、共に取り組めたらうれしいです。

[福壽様]
私も、自分が育った環境や住んでいる地域、ひいては西日本全体に対して、コンサルティングを通じて貢献したいという強い想いがあります。だからこそ今、関西をはじめとした西日本エリアの企業や地域に対して、課題解決や新たな仕組みづくりに尽力しています。

そのためにも、東京はもちろん他の地域で経験を積んできたプロフェッショナルの方には、ぜひ参画していただきたいですね。今まで培ってきた経験を生かしながら、新たな市場や座組を作り上げ、地域に根付く社会課題を一緒に解決していける方をお迎えしたいと思います。

私自身も、家庭を地元で築きたいとの想いから、東京から関西に移りましたが、やはりプライベートも充実させやすい環境だなと感じています。両親のサポートや子育てや家庭とのバランスも取りやすいと思います。
自らの生活の豊かさと両立しながら、仕事では地域が抱える課題の解決に挑戦できる。地域でコンサルティング業務を続けることの意義や魅力はそこにあるのではないかと、私は思います。

[上野・水上]
本日は地方拠点ならではの魅力をお伝えいただき、ありがとうございました!

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