【デロイト トーマツ/コンサルティング】地域に根差し、未来を共に|Region Unit 西日本エリアインタビュー

公開日:2025年11月07日

最終更新日:2026年08月19日

合同会社デロイト トーマツ/コンサルティング(以下、DTC)は、世界最大級のプロフェッショナルサービスファームであるデロイトの一員として、日本のコンサルティングサービスを担う企業です。戦略立案から実行まで一貫して支援する「総合コンサルティングファーム」として、クライアントの持続的で確かな成長を支援しながら、社会課題の解決と新産業創造にも貢献しています。

なかでもRegion Unitは、西日本のクライアントに対して価値提供を追求しています。他の総合ファームでは類を見ない、インダストリー(業界)とオファリング(専門領域)の垣根を超えた「オーケストレーター」として、案件ごとに最適化されたサービスの提供を目指しています。
クライアントは、西日本各地を拠点とした、業界を代表するグローバル企業や、官公庁・地方自治体などさまざまです。経営戦略から新規事業開発、オペレーション・組織改革、デジタルトランスフォーメーションまで含めたEnd to Endの全社改革を行っています。

今回は、執行役員・大阪オフィス/京都オフィス 統括責任者の山口 将志様、ディレクターの島 悠貴様、そしてシニアマネジャーの福壽 道仁様の3名にインタビューを実施。西日本を舞台にコンサルティングサービスを提供することの意義や魅力、その実態などを語っていただきました。

インタビュアーは同社出身のフォルトナ上野・水上が務めます。

※法人名、組織名、役職、インタビュー内容、求人情報等は取材当時のものです。現在の内容と異なる場合があります。


山口 将志(やまぐち まさし)様 プロフィール
執行役員・大阪オフィス/京都オフィス 統括責任者
日系総合コンサルティングファームを経て、2017年に合同会社デロイト トーマツ/コンサルティング入社。西日本エリアにおける消費財や小売・流通、運輸等のコンシューマー業界を担当し、戦略立案から業務・IT変革、さらに実行支援に至るまで、豊富なコンサルティング経験を有する。近年ではDX・全社変革推進支援として、構想策定から伴走型による実行支援までEnd-to-Endでのプロジェクトにも注力。


島 悠貴(しま ゆうき)様 プロフィール
ディレクター
日系シンクタンクを経て現職。主にエネルギー・防災分野で、中央省庁・地方自治体・民間企業へのコンサルティング業務に従事。近年は、再生可能エネルギー、エネルギーマネジメント、水素利活用等に関する実証事業や新規事業立案業務などを担当。


福壽 道仁(ふくじゅ みちひと)様 プロフィール
シニアマネジャー
関西出身。新卒で日系コンサルティングファームに入社。国内外を問わず多種多様な製造業や商社に対する業務改革やSCM改革を経験してきた。現在は、地元である関西での中長期的なキャリア構築を見据えて、2019年に合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングに参画し、製造業はじめ自治体やインフラ企業など地域DX等、多様なクライアントに対し、戦略立案から実行支援まで一貫したコンサルティングを担当。

コンサルタントとしての経験を携え、選んだ舞台は西日本

[上野]
本日はよろしくお願いいたします。
今回は、コンサルタントとしての経験を生かしながら、西日本でキャリアを切り拓く魅力をお伝えできたらと思います。
まず初めに、皆さまのご経歴を教えてください。

[山口様]
私は2017年から合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングに入社し、今年で8年目となります。それ以前は、別のコンサルティングファームで大阪を拠点にビジネスに取り組んでいました。
キャリアとしては一貫してコンサルティングに携わってきています。専門領域はコンシューマー業界で、消費財、飲料・食品メーカー、流通、鉄道などの業界を中心に、西日本エリア全体の企業を支援対象としています。また、現在は、当社の大阪オフィスや京都オフィスの統括も担当しています。

デロイト トーマツ/コンサルティング 山口様

[島様]
私は関西出身ですが、大学進学を機に上京し、そのまま東京でシンクタンクに就職。主にエネルギーや防災を専門にしながら、自治体や地方に関わる仕事を通じて各地域ならではの魅力を感じていました。
その後、結婚など生活環境の変化をきっかけにUターン・Jターンを考えるようになっていたんです。合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングがエネルギー分野に強みをもち、かつエネルギー分野の先進的な取組がある九州にも拠点を構えていることを知り、転職を決意。2019年に入社し、現在に至ります。

[福壽様]
私は、日系コンサルティングファームに新卒入社し、主に製造業や商社向けの業務改革に取り組んでいました。製造業といっても幅広く、モビリティ関連、食品関連など、さまざまな業界業務改革を経験してきました。
国内各地でのプロジェクトはもちろんグローバル案件にも携わってきましたが、ふと将来を考えた際、「ゆくゆくは地元の大阪で結婚し、関西を中心にコンサルティングを続けたい」という思いに気がつきました。地元でキャリアを続けられる環境として合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングを選び、島と同じく2019年に入社しました。

大切なのは、地に根を張り、その地域と共に成長し続けること

[水上]
転職された当時、西日本でコンサルタントとしてのキャリアを考えるなら、合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングは非常に有力な候補だったかと思います。貴社がいち早く西日本のマーケットに着目し、投資も含めて積極的に展開されてきたのはなぜでしょうか?

[山口様]
まず、歴史的な背景が大きいかと思います。合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングはデロイト トーマツ グループ、そして監査法人トーマツの流れを汲んでおりますが、同社は、日本各地に分散していた会計事務所を統合する形で誕生したという経緯があります。東京、大阪、福岡といった各地の拠点を統合しながらも、それぞれの地域のビジネスを大切にしてきました。その流れを受けて、コンサルティングビジネスにおいても、地方に事務所を設け、その地域に根ざした活動を続けてきました。

業界全体としては東京一極集中の傾向もありますが、合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングは大阪や福岡などの地方事務所を残し、地域密着型で事業を展開してきております。これは、地方のコンサルタントが「自分たちの地域でビジネスをつくること」に強い誇りと情熱をもっていたのも理由です。その想いに共感する人たちが集い、組織を育ててきました。
そんな歴史があるからこそ、西日本の各拠点は、「自分たちの足で立ち、その地域で稼ぎながら地域貢献もできる」組織へと成長してきたのだと考えています。

[上野]
一方で、近年では西日本に進出するファームも増えていると感じます。他ファームとの差別化ポイントとなる、Region Unitの特長や強みを教えていただけますでしょうか?

フォルトナ 上野

[山口様]
地域に根ざした事業展開によって構築されたクライアントとの信頼関係、そしてその前提となるスピード感をもった対応やビジネスの継続性などがあります。
近年、コンサルティング業界全体が右肩上がりの成長を続けてきました。それに合わせて、多くのファームが関西や九州を含めた地方での事業展開を進めているのは事実です。

しかし、現地に人員を配置しているものの、ビジネスを推進する組織にしていくことは決して容易ではありません。ビジネスとしてはあくまで東京中心に動いており、結果として地方オフィスのメンバーは出張ベースで東京の仕事をするといったケースも多いようです。

一方で、合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングは、関西では大阪・京都、九州では福岡にオフィスを構え、地域密着型の体制で、長年にわたり本格的に事業を展開してきました。長期的に各地域と向き合ってきた実績と、その積み重ねで築かれた信頼こそが、私たちの強みだと考えています。

信頼感や安心感は、オフィスを開設したからといって一朝一夕に作られるものではありません。その地で共にビジネスを行っていく覚悟の下で、普段からクライアントの悩みに寄り添い、日常的に顔を合わせて会話をすることで、自然と育まれていくもの。だからこそ、地域に根を張り、継続的にビジネスを展開していくことが非常に重要なのです。

[水上]
一朝一夕には築くことができないクライアントとの信頼関係が成長の原動力であると理解いたしました。合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングにはインダストリーやオファリングといった切り口もあるかと思いますが、Region Unitではどのような体制になっているか教えていただけますでしょうか?

[山口様]
Region Unitでもインダストリーごとの切り口は存在しており、私自身も CB&T(Consumer Business & Transportation)に所属しています。ただし、Region Unitで大前提としていることは「西日本エリアのクライアントに向き合うこと」です。

東京の組織であれば、ファーストプライオリティは特定のインダストリーやオファリングを追求することにあります。しかしRegion Unitでは、特定のインダストリーやオファリングに属していても、ビジネスにおけるファーストプライオリティはあくまでその地域のお客様になります。私たちの専門性は、そのうえで発揮するという考え方ですね。
私も「地元である西日本のお客様に貢献したい」という思いから、今の環境を選択し、自分の専門性を生かした支援をしています。 私たちのように「地域に根ざしながら専門性を発揮したい」という人にこそ、関西や九州は非常に魅力的な環境だと思います。

再エネ・防災・社会インフラ・グローバル ― 西日本ならではのビジネスの可能性

[上野]
地方は東京と比べると市場規模に差があるとも言われます。その点はどのように感じていらっしゃいますか?

[山口様]
確かに東京の方が企業数や潜在的なクライアント数は多いでしょう。しかし、関西や九州にも数多くの素晴らしい企業が存在しており、まだまだ関係をもてていない会社がたくさんあります。
私の専門であるCB&T領域だけでもまだアプローチしきれていないと感じており、これは他のインダストリーにおいても同様で、私たちのビジネスチャンスは非常に大きいと思います。

また、関西や九州の企業は単に東京の後追いでビジネスをしているのではなく、世界を股にかけた事業を積極的に展開しています。そのため、私たちも地域のお客様にしっかりと向き合い、パートナーとして新しいビジネスを共創していくという姿勢を大切に、地域に根ざしながらもグローバルに通用する価値を一緒に生み出すことを目指しています。

[水上]
首都圏では、コンサルティングファームを起用する企業が増えていますが、西日本のマーケットにおいてもコンサルティング活用が当たり前となってきているのでしょうか?

[山口様]
関西や福岡のみならずどのようなマーケットにおいてもコンサルティングの活用によるメリット、価値を正しく伝えていくことが大切なのは同じです。
一方で、西日本ではこれまでコンサルティングファームを起用したことがないという企業も一定おられ、そのような企業にとって、そのメリットをすぐに理解してもらうのは難しい。しかし、その分、実際にお客様に価値を感じていただけた時は非常に大きな達成感があります。

最初は懐疑的だったお客様から「もっと早くお願いすれば良かった」と言っていただけることもあります。これは、これまでコンサルティングにあまりなじみがなかったお客様だったからこそ得られる喜びですよね。そうした経験も含め、私は市場の違いを決してネガティブには捉えていません。

[上野]
実際に地方に拠点を構えるからこそ見えるビジネスチャンスや可能性には、どのようなものがありますか?

デロイト トーマツ/コンサルティング 島様

[島様]
地方はそれぞれに多くの課題を抱えていますが、その反面で大きなビジネスの機会も生まれています。
例えば、半導体や製造業に関わる工場などの拠点は地方に集中しています。私が担当しているエネルギーの分野でも、再生可能エネルギーなどといったビジネスのポテンシャルは基本的に地方にあるのが現状です。これらは「何とかしなければならないテーマ」でもありますが、一方で大きなビジネスチャンスでもあります。

さらに、Region Unit内のチームの一つであるAVC(Area Value Creation:地域価値創造)の観点においても同じことが言えます。地方には、交通やマイナンバー・デジタルIDなどの社会インフラの整備、高齢化社会を見据えたさまざまな施策や対応といった課題も色濃く表れています。つまり、今後解決すべき先進的な課題の数々は、むしろ地方に集まっていると言えるのです。

だからこそ、地方に拠点を置き、現場を理解したうえで、中央と連携しながら、国の政策や大手企業のリソースを活用して課題の解決につなげる。その「地方と中央をつなぐ架け橋となること」こそが私たちの存在意義だと思っています。地方のお客様からも、「国や大手企業の人たちと直接話してくれる存在が近くにいる」という点を評価いただいています。その橋渡しを担うことで、結果的に私たちのビジネスも拡大している実感があります。

[上野]
AVCが地方の課題解決に深く関わっている一方で、単なる社会貢献ではなく「ビジネスとして成り立たせる仕組みづくり」も重要だと感じます。その点で、貴社はどのような工夫をされていますか?

[島様]
産官学で連携することの意義を示し、思いをもったメンバーで協働することが重要です。実際に、九州では九州DX推進コンソーシアムの発起人として産官学でのビジネス創出の場をつくり、さまざまなテーマを模索しています。
単なるプロボノ活動ではなく確かなビジネスの基盤をつくり、そのうえで持続可能な運営を目指して次のトピックを見出していく。これは他社ではあまり見られない取り組みであり、デロイトグループだからこそ実現できている強みの一つです。理想論で終わることなく、ここまで順調に進めることができています。

[水上]
プロジェクトの進め方やスピード感に違いを感じることはございますでしょうか?

デロイト トーマツ/コンサルティング 福壽様

[福壽様]
地域密着型の体制を取ることで、よりスムーズなプロジェクト推進が可能になっていると思っています。
私が合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングに参画してからは、山口と同じようにCB&TとAVCの両面に関わってきました。現在は大手インフラ企業を支援していますが、関西に住み、その地域の企業と直接関わるからこそ、スピード感をもって課題解決に入り込めています。

東京では、一極集中の環境下で一般化されたグローバル課題を扱うファームが多い傾向にあります。一方で、人口動態や地域に特有の事情を踏まえると、その地域でしか解決できない課題がたくさん見えてきます。それらに対しては、やはり地元への理解が深い私たちが現場に入り、クライアントと二人三脚で解決に取り組むことが不可欠です。
実際に、部長職・課長職・リーダー層等のさまざまな方々と日常的にコミュニケーションを取りながら課題解決を進められるのは大きな魅力です。今後はローカライズされた複雑な課題がますます顕在化していくでしょう。それに伴い、地域密着型のコンサルティングへのニーズも確実に増えていくと考えています。

[上野]
各地域を舞台にした事業展開は、単にビジネス課題の解決にとどまらず、社会のあり方そのものにも影響しているように思います。その点に関する貴社の考えをお聞かせください。

[島様]
これからの社会を成長させるには、東京一極集中ではなく、各地域の個性が光るネットワーク型の発展が必要だと考えています。エネルギーや都市機能も分散が鍵となっており、地方に多くの魅力的な街をつくることには大きな意義があると感じます。

それぞれの地域が個性を生かした街づくりを進めていけば、今よりもっとサステナブルで面白い社会になるはずです。そしてそれは「多様性が高いモデルケース」として、アジアをはじめ世界に向けて日本が示せる理想の姿になると思います。

[水上]
地方の街づくりや社会づくりには、大企業だけでなく中小企業の存在も欠かせないと思います。中小企業には、どのようにアプローチされていますか?

[島様]
やはり、中小企業を支援したいという思いは非常に強いです。しかし、コンサルタントとして直接的に関わるのはさまざまな事情から難しいこともあります。そのような時は、個別に散らばる課題をまとめ、大きな社会課題として設定し直すことで仲間や資金を募る、といったプロセスを経て取り組めないか考えます。
仕組み化を通じて、中小企業に支援をより持続可能な形で実現していこう、という考えですね。

3社の統合を追い風に存在感を増すRegion Unitのミッション

[上野]
2025年12月、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社(DTC)、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(DTFA)およびデロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社(DTRA)の3社が統合され、合同会社デロイト トーマツになります。統合にあたり、どのようなことが期待されますか?

[山口様]
各ファンクションがより密接に連携できるようになることですね。これまでも協力しながらクライアントを支援してきましたが、今後は意思決定から実行までをもっとシームレスに進められるようになると期待しています。一見すると、他の大手ファームも機能面では同様に思えるかもしれませんが、地方の組織自体に意思決定から実行するまで伴走する力をもつことが、デロイト トーマツ グループ最大の差別化ポイントです。

DTCだけでなく、DTRAやDTFAも同様に関西や九州に組織をもち人材を配置しています。これらタレントに加えて監査・税務・法務などの各法人が、地域単位で連携しながら、意思決定から実行までをワンストップで進められる体制をこれまでも実現してきました。今後はさらにこの連携が強化されていくものと期待しています。

[水上]
統合に向けた組織上の変化を感じる瞬間はございますでしょうか?

[島様]
法人の垣根を超えた会議を行うケースが以前よりもさらに増えてきたと感じています。また、最近は人材交流も積極的に進めています。例えば、監査法人やリスクアドバイザリーのメンバーがわれわれのプロジェクトに入ることも増えてきました。

これまでは東京の人材に頼る場面も多かったのですが、今では大阪や福岡でも必要なリソースを融通し合い、現場の人材を中心にプロジェクトを回せるようになってきています。こうした動きもあって、以前から地方オフィスではグループ間の連携を強化していこうという機運が高まっていました。

デロイト トーマツ/コンサルティング 島様

[上野]
実際のプロジェクトでも、そのようにグループで一体となった取り組みは増えているのでしょうか?

[福壽様]
はい。AVCの活動はまさにその典型例です。ある地域の課題解決を目的としたプロジェクトでは、リスクアドバイザリーと監査、そしてコンサルティングがOne Teamとして連携しながら取り組んでいます。

当初は、その地域に対して強い思いをもつリスクアドバイザリーのメンバーが中心となって進めていましたが、そこにコンサルティングや監査法人のアセットやリソースが加わり、今では3社一体となって推進しています。
転職してきた5、6年前と比べても、グループ間で連携しながら一体となって進める高難度・高付加価値な案件が増えてきている実感があります。

[山口様]
それぞれの専門性を生かしながら、より質の高い価値を提供できるようになることから、連携が深まってきていると実感しています。これまでは、監査やアドバイザリー、コンサルティングのメンバーが、それぞれの立場で同じお客様と関係を築くこともありました。
しかし、今では法人間で手と手を取り合い、各々のナレッジや過去の経緯などをシェアすることで、より多面的かつ理解度の深い提案ができるようになっています。

[上野]
東京オフィスとの連携はいかがでしょうか?

[山口様]
私たちは決して独立部隊として活動しているわけではないため、東京の各組織とも密に連携し、役割を分担しながらプロジェクトを推進しています。
私の主担当は基本的に西日本エリアですが、必要に応じて東京からメンバーに来てもらったり、逆に私たちが東京に行ったりすることもあります。このように、お客様ごとのニーズやプロジェクトの状況に応じた連携や役割分担もしっかり行っています。

[上野]
サービスの幅も、さらに広がりそうですね。

[島様]
おっしゃるとおり、グループの垣根を超えた提案ができるので、最近ではサービスの幅が大きく広がっています。
他法人が起点となった案件をコンサルティングが引き継ぎ、事業拡大の具体的なイメージを描くだけでなく、九州DX推進コンソーシアムやベンチャー支援につなげて伴走するなど、その地域ならではの取り組みも増えてきました。

また、グループ全体として長年培ってきた信頼関係も大きな強みです。地域密着型でありながらグループの総合力を直接発揮できる、これこそが、私たちの最大の優位性だと感じています。

フラットかつ挑戦を是とする環境で、勤務地に左右されず自分らしいキャリアを築く

[水上]
続いて待遇面についてお伺いします。給与体系において東京オフィスとの差異はありますか?

[山口様]
ファームによっては、東京勤務と関西をはじめとした地方勤務で、給与テーブルが異なる場合がありますよね。しかし、合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングではそのような差はなく、全国で同じ基準になっています。

もちろん、報酬の基準が同じである以上、評価の基準も全国どこにいようと変わりません。地方にいるからといって評価が甘くなることもなければ、昇進が不利になることもありません。成果をきちんと挙げれば、東京のメンバーと同じ基準でフラットに評価され、パートナーへの昇格の道も公平に用意されています。

[水上]
では、育成や成長の機会についてはいかがでしょう?

フォルトナ 水上

[島様]
人材育成についても同様です。Region Unitにいても東京にいても、変わらぬ成長機会を用意している自負があります。全国どこでも、私たちは東京と同じく一流のプロフェッショナルを育てる姿勢を大切にしています。

[上野]
東京とのマーケット規模の違いが、個人や組織の売上、ひいては昇進の機会に影響することはありませんか?

[山口様]
関西や九州にも十分なビジネスチャンスがあるので、マーケット規模の差だけが売上や昇進に影響することはないと思います。
確かに東京の方が、企業数や潜在的なお客様も多いのは事実ですが、それに比例してコンサルタントの数も非常に多く、競争も激化している認識です。

一方で、西日本は、東京と比べて企業数そのものは少ないものの、まだ十分にコンサルティングが浸透していない領域が多く残されています。だからこそ、現地のビジネスニーズに深く向き合いながら、クライアントとともに新たな価値を創出できる可能性が広がっています。つまり、「マーケットが小さいから仕事が取れない」という話には必ずしもならない、ということです。

[水上]
「東京から地方に移ることでキャリアロスになるのでは」と不安に感じる方もなかにはいるのではと思います。実態としてはいかがでしょうか?

[山口様]
ロスがあるとはまったく考えていません。むしろ、地方だからこそ得られる挑戦の機会や可能性の大きさを実感しています。東京には数多くのコンサルタントが集まり、マーケットの規模も非常に大きいため、既にビジネスが確立されており、フォロワー的についていく先輩もたくさんいます。これは東京ならではのメリットですね。

一方で、関西や九州は、人員構成的にすべての領域でリーダーを配置できているわけではなく、自ら手を挙げることでリーダーになり、「先駆者」として新しい分野を切り拓くチャンスに恵まれています。組織の規模も比較的コンパクトだからこそ、一人ひとりが大きな役割を担うことができ、思い切ったチャレンジもしやすい環境があるのです。
例えば、これまで東京で培ってきた知識や経験を、追随するのではなく「先駆者」となり生かしていきたい方にとって、地方は活躍の場をさらに広げられる舞台になるのではないでしょうか。

[水上]
地方だからこそ得られるチャンスや挑戦の場があるのですね。

[島様]
その通りです。しかも、これからは、そのチャンスがどんどん広がっていくと考えており、既存のビジネスモデルでは対応しきれていない、顧客の重要なニーズが隠れている事業領域、すなわちホワイトスペースを見出す必要があります。
エネルギーや半導体の事例などに見られるように、課題が地方に存在するからこそ、大きな資金を投じて現場で取り組むことができる。それを実証してきた積み重ねが、着実に実を結んできたと感じています。ビジネスの規模感としても、東京と遜色ないものがたくさんあります。

[福壽様]
東京には、大規模な案件や多様な経験を積める環境が比較的整っています。特に新卒や若手であれば、東京で経験を重ね、専門性を磨くことは有意義と考えることもできます。
事業会社やコンサルティングファームでマネージャーを務めるレベルまで専門性を磨いてきた方にとっては、地方こそ魅力的な環境ではないでしょうか。まだ多くのホワイトスペースも残されていますし、地方であるが故の、新事業や実証実験のような新たなプロジェクトがあると感じています。そのため、「こういうことがやりたい」と臆せず手を挙げれば、自分の経験や強みを生かしたチャレンジができる機会に恵まれることも多々あります。
加えて、組織規模が東京ほど大きすぎない分、実は周囲のフォローも得やすいと感じています。そのため、自分の専門性を深めながら新しい事業に挑戦していくのに適した環境だと思います。

デロイト トーマツ/コンサルティング 福壽様

[水上]
グローバル案件についてはいかがですか? 地方でも挑戦する機会はあるのでしょうか?

[島様]
実は、グローバル案件のチャンスも多いんですよ。
例えば、私は西日本クライアントのグローバルでの戦略検討を行うほかにも、エネルギートランジションをテーマにしたグループ横断チームの運営メンバーとして国際連携を進めています。また、Region Unitの若手メンバーが海外のスマートシティ先進都市との共催イベントの運営を行う、オーストラリアファームとの連携窓口を担う、アジアのファームに出向して研鑽を積み、そこでの知見を生かして帰国後に活躍する、といった例もあります。
東京は案件数こそ多いものの、人員も多いため、競争も激しいです。一方、Region Unitは、やる気がある若手の方にチャンスが回ってくる確率はむしろ高いと感じています。

[山口様]
Region Unitは東京と比べて組織規模が小さいので、挑戦する姿勢が受け入れられやすい雰囲気がありますね。「やってみたい」と手を挙げやすい文化があり、こうした環境があるのは非常に重要だと思います。
自分で手を挙げた以上、自分に責任が生じます。自ら挑戦を表明したからには、より一層「頑張ろう」という気持ちになれます。そして、その努力が良い方向に向かえば、自然と結果にもつながっていきます。そうした好循環が生まれるのは、Region Unitの大きな魅力であると自負しています。

さらに、ストレッチな挑戦をする際に、周囲の目が行き届きやすいというメリットもありますね。もし、プロジェクトの状況が危うくなりそうな時も、手遅れになる前に誰かしらが気付き、必要な場合は周囲からのサポートも受けられます。組織のメンバーが適切に支えてくれるという安心感の下で果敢に挑戦ができるのも、Region Unitの特徴だと思います。

これまでのコンサルティング経験を地方で生かしてみませんか?

デロイト トーマツ/コンサルティング 山口様

[上野]
最後に、候補者の方に向けてメッセージをお願いします。

[山口様]
ここまでの話のなかで、地方でコンサルティングビジネスに挑戦することについて少しでもご興味をもっていただけましたら、とてもうれしく思います。
昨今は多くのコンサルティングファームが大阪や福岡にオフィスを構えているので、外から見ただけでは、私たちとの違いは分かりにくいかもしれません。

しかし、合同会社デロイト トーマツ/コンサルティングには「Region Unit」という明確な組織があり、大阪や福岡といった地方のオフィスを戦略的に束ね、地方を舞台にしたビジネスを本気で推進しています。こうした体制をもつファームは、実は他にほとんどないんです。これは私たちの大きな強みであり、お客様により大きな価値を届けられる基盤となっています。

まだまだお伝えしきれなかった魅力もあると思いますので、ぜひ気軽に門を叩いていただき、直接お話を聞きにいらしてください。私たちがこの地方でどのように価値を生み出し、どんな面白さを創り出しているのかを、きっと実感していただけるはずです。

[島様]
各地域の個性を生かしながら、世界に発信できるような魅力的な街や社会を、その土地の人々と一緒につくっていきたいと考えています。地方には、東京と変わらない規模感のプロジェクトや、まだ誰も手を付けていない課題が数多くあります。
「先駆者」として、自らのキャリアを切り拓く。そんな大きな挑戦に、共に取り組めたらうれしいです。

[福壽様]
私も、自分が育った環境や住んでいる地域、ひいては西日本全体に対して、コンサルティングを通じて貢献したいという強い想いがあります。だからこそ今、関西をはじめとした西日本エリアの企業や地域に対して、課題解決や新たな仕組みづくりに尽力しています。

そのためにも、東京はもちろん他の地域で経験を積んできたプロフェッショナルの方には、ぜひ参画していただきたいですね。今まで培ってきた経験を生かしながら、新たな市場や座組を作り上げ、地域に根付く社会課題を一緒に解決していける方をお迎えしたいと思います。

私自身も、家庭を地元で築きたいとの想いから、東京から関西に移りましたが、やはりプライベートも充実させやすい環境だなと感じています。両親のサポートや子育てや家庭とのバランスも取りやすいと思います。
自らの生活の豊かさと両立しながら、仕事では地域が抱える課題の解決に挑戦できる。地域でコンサルティング業務を続けることの意義や魅力はそこにあるのではないかと、私は思います。

[上野・水上]
本日は地方拠点ならではの魅力をお伝えいただき、ありがとうございました!

(左から)フォルトナ 上野、デロイト トーマツ/コンサルティング 福壽様、山口様、島様、フォルトナ 水上

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