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ERPコンサルタントとは?業務内容・年収・キャリアパスを徹底解説

公開日:2024.11.23 最終更新日:2025.02.14

ERPコンサルタントとは?業務内容・年収・キャリアパスを徹底解説
企業のDX化を推進するうえで、ERPの重要性は高まっています。

しかし、ERPの導入は容易ではなく、スムーズに導入できずに悩んでいる企業も少なくありません。

そのような背景から、近年ではERPパッケージを専門的に提案するERPコンサルタントの需要が増加しています。

本記事では、ERPコンサルタントの業務内容や働き方、求められるスキルなどを詳しく解説します。

実際に未経験でコンサル転職を成功させた事例や、ポストコンサル転職で年収500万円アップを叶えた体験談などを知りたい方は、転職体験談をご覧ください。

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ERPコンサルタントとは?

ERPコンサルタントとは、クライアント企業が抱える経営課題に対し、最適なERP(Enterprise Resource Planning)パッケージの導入や活用を支援する専門家です。ERPパッケージとは、会計、人事、販売、生産など、企業における業務プロセスを統合的に管理するためのソフトウェアです。

ERPコンサルタントは、ERPによって解決できる内容やそれを実現するための条件などを企業分析と併せて行い、最適なERPパッケージの選定や導入、運用までをサポートします。

ERPコンサルタントの企業における重要性

近年、日本国内で多く活用されている「SAP ERP」ですが、2027年のサポート終了に伴い多くの企業が「SAP S/4HANA」への移行を迫られています。単なるシステム移行にとどまらず、S/4HANAのメリットを最大限に生かすためには既存ERPの在り方を見直す必要があり、ERPコンサルタントの需要が高まっています。

ERPコンサルタントは、企業のDX推進を支援するためにERPを経営の中核に据え、業務プロセスの最適化やデータ分析基盤の強化、クラウドサービスとの連携促進など、多岐にわたる専門知識で企業の成長戦略をサポートする存在です。

単なるシステム移行のパートナーではなく、企業の未来を共に築く存在としてERPコンサルタントの重要性が注目を集めています。

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ERPコンサルタントとしての働き方の例

ERPコンサルタントとしての働き方の例として、以下の3つが挙げられます。

  • コンサルティングファーム
  • SIer
  • ERPベンダー企業

ここでは、働き方の具体例について詳しく解説します。

コンサルティングファーム

ERPコンサルタントが働く場として、コンサルティングファームは代表的な働き方です。コンサルティングファームでは、企業の経営戦略や業務プロセス全体の最適化を図るため、ERP導入を提案してプロジェクトを推進します。

コンサルティングファームで働くメリットは、多様な業界・規模のクライアントのプロジェクトに携われることです。最先端のERP技術や経営戦略に関する知見を深め、コンサルタントとしてのスキルアップを目指せる環境が整っています。

また、プロジェクトマネジメント経験も積むことができ、キャリアの幅を広げられます。プロジェクトチームは、さまざまなバックグラウンドをもつコンサルタントで構成されることが多く、刺激を受けながら働くことが可能です。

コンサルティングファームは高い専門性とコミュニケーション能力が求められる一方で、コンサルタントとして成長できる魅力的な職場といえるでしょう。

SIer

SIer(システムインテグレーション)も、ERPコンサルタントの活躍の場として挙げられます。SIerでは、顧客のニーズに合わせてシステムの構築・導入・保守などを請け負っており、ERPの導入も扱う場合が多いです。

SIerにおけるERPコンサルタントは顧客の業務プロセスを分析して最適なERPパッケージを選定し、ERPパッケージのカスタマイズやアドオン開発、既存システムとの連携なども担当します。

SIerで働くことで、幅広い業務経験や多様な業界知識を得られるといった魅力があります。大規模プロジェクトに携わる機会も多くあるため、包括的なスキルアップを目指せるでしょう。

SIerは、ERPコンサルタントとしてキャリアアップを目指すうえで貴重な経験を積める職場といえます。

ERPベンダー企業

ERPコンサルタントが働く場として、ERPベンダー企業も多いです。ERPベンダー企業とは、ERPパッケージの開発や販売を行う企業のことであり、顧客に最適なERPパッケージのカスタマイズ、導入、保守などを支援します。

ERPコンサルタントは、自社製品の専門家として顧客の業務プロセスを深く理解し、ERPパッケージの導入を成功に導く役割を担います。特定のERP製品に関する深い知識と経験を積むことができ、顧客にとってより良いシステム構築に貢献することが可能です。

その一方で、特定の製品に特化しているため、ほかのERP製品に関する知見を広げにくいという側面もあります。キャリアアップを目指す場合は、ほかのベンダー製品についても学習するなど、自身の努力が欠かせません。

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ERPコンサルタントの業務内容

ERPコンサルタント 業務内容

ERPコンサルタントの主な業務内容として、以下の4つが挙げられます。

  • 要件定義
  • 設計
  • 開発・導入
  • 運用・保守

ここでは、それぞれの業務内容について具体的に紹介します。

要件定義

要件定義フェーズではクライアント企業をヒアリングし、現状業務プロセスを詳細に分析、ERP導入によって実現したい目標を明確化します。現状分析では業務フローの可視化や課題の抽出、将来像の策定を行い、関係各部署との綿密なコミュニケーションを通じて真のニーズを的確に捉えることが重要です。

要件定義は、コンサルタントのコミュニケーション能力や分析力、ドキュメンテーション力が試される工程です。 クライアントと良好な関係を築き、スムーズなプロジェクト推進に貢献する役割が求められます。

設計

設計フェーズでは要件定義で決定した内容に基づき、具体的なシステム設計やデータ移行計画、テスト計画を行います。そのほかにも、システムのアーキテクチャやデータモデル、UI/UXなども設計する場合があります。

設計フェーズは、ERP導入プロジェクトの成否を大きく左右する重要な工程です。各設計を正確に実施することで、後続の開発・導入フェーズをスムーズに進められるようになります。

開発・導入

開発・導入フェーズでは、先述したフェーズで決定した内容に基づき、実際にERPシステムを構築し、クライアント企業の環境に導入します。

開発では設計書に従ってプログラミングを行いながらクライアント企業に合わせた機能を実装し、システムの品質を確認するための機能テストや性能テストなどを実施します。テストで問題がなければ、クライアント企業に導入するといった流れが一般的です。

このフェーズでは、プロジェクトマネジメント能力が問われます。予期せぬトラブルが発生した場合でも冷静に状況を判断し、適切な対応策を講じることが必要不可欠です。

運用・保守

運用・保守は、継続的なサポートを行うフェーズです。ERPシステムは導入したら終わりというわけでなく、ヘルプデスク対応や定期的なメンテナンス、パフォーマンス監視・改善を行っていく必要があります。

そのほかにも、セキュリティ対策やアップデートなども行い、その都度調整や改善を図っていきます。

運用・保守は、ERPシステムが最適な状態を維持し、クライアント企業が安心して利用できるようにするために欠かせない重要なフェーズです。

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ERPコンサルタントに必要なスキル

ERPコンサルタントに必要なスキルとして、以下の3つが挙げられます。

  • コンサル適性
  • ERPに関する深い知見・経験
  • グローバル対応力

ここでは、各スキルについて詳しく紹介します。

コンサル適性

ERPコンサルタントはクライアント企業の課題を解決する役割を担うため、コンサルタントとしての適性があるかどうかは重要なポイントです。業務を遂行するうえで求められるコンサル適性には、コミュニケーション能力や問題解決能力、論理的思考力、分析力などがあります。

これらの適性は、最初からすべてを完璧に備えている必要はありませんが、コンサル適性を伸ばそうとする意欲と努力が重要です。たとえば、コミュニケーション能力を高めたい場合は、傾聴力や表現力を磨くトレーニングを積むのがおすすめです。

一方、問題解決能力はケーススタディやワークショップを通じて鍛えることができ、論理的思考力は読書やディスカッションを通して養えます。着実にコンサル適性を身につけていくことで、ERPコンサルタントとして活躍の場を広げられるでしょう。

ERPに関する深い知見・経験

ERPコンサルタントとして活躍するためには、ERPに関する深い知見と経験が欠かせません。単にERP製品の名称や機能を理解しているだけでなく、実際に導入・運用した経験に基づいた実践的な知識が求められます。

具体的には、各業界特有の業務プロセスに関する知識や複数のERPパッケージに関する知識と導入経験などがあると望ましいです。これらの知見・経験はクライアントのニーズに的確に対応し、最適なソリューションを提案するために必要不可欠です。

グローバル対応力

グローバル対応力も、ERPコンサルタントに求められるスキルの一つです。ERPパッケージの主力であるSAPはグローバル対応しており、近年では国内企業が海外拠点を構える際に現存のSAPシステムを海外展開する場合が多くなっています。

それだけでなく、グローバル展開している企業では複数拠点で異なるERPシステムが導入されているケースや、グループ全体でシステム統合を進めているケースも少なくありません。

ERPコンサルタントには、グローバルな視点で最適なシステム構築を支援する能力が求められます。具体的には、語学力に加えて異文化理解や各国の法規制に関する知識などが必要です。

グローバル対応力を身につけることで海外でのプロジェクトを成功に導けるようになり、コンサルタントとしての市場価値を高められるでしょう。

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ERPコンサルタントへの転職に役立つ資格

ERPコンサルタントへの転職に役立つ資格として、以下のようなものが挙げられます。

  • SAP認定コンサルタント資格
  • 中小企業診断士試験
  • プロジェクトマネージャ試験
  • ORACLE MASTER

SAP認定コンサルタント資格はドイツに本社を構えるSAP社の認定資格であり、取得すればSAPシステムに関する開発や運用などに関する専門知識を保有していることを証明できます。中小企業診断士は、経営全般に関する幅広い知識を証明する資格です。

一方、プロジェクトマネージャ試験はプロジェクトの計画や実行などに関する専門知識を証明する資格であり、大規模なERP導入プロジェクトを推進する際に役立ちます。ORACLE MASTERは、多くのERPシステムが稼働する「ORACLE Database」に関する専門知識を保有していることを証明できる資格です。

自身のキャリアプランや目指すコンサルタント像に合わせて適切な資格を取得することで、転職活動を有利に進められるようになるでしょう。

ERPコンサルタントの年収相場

ERPコンサルタントの平均年収は年代によって異なり、26~30歳の場合だと約500~800万円、31~35歳の場合だと約800~1,100万円となっています。36~40歳の場合は、平均年収が1,100万円以上を超えることは珍しくありません。

上記はあくまで参考値であり、実際の年収は企業規模や役職、個人の実績などによって変動します。大手コンサルティングファームや外資系企業では、より高額な年収を得られる可能性があります。

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コンサルタントへの転職にはフォルトナ

コンサルタント 転職

ERPコンサルタントへの転職を目指している場合は、フォルトナにお任せください。フォルトナは、外資系戦略コンサルティングファームやBIG4をはじめとしたコンサルティングファームへの転職に強みをもつハイクラス転職エージェントです。

ビズリーチ主催の「JAPAN HEADHUNTER AWARDS」では会員満足度部門で2年連続受賞しており、doda X主催の「HeadHunter of the Year」でも総合MVPを2年連続受賞しています。

また、各企業の経営陣や部門長などと強固なネットワークを構築しており、フォルトナ独占案件や新設ポジションなどの特別求人を提供しています。

ERP企業から総合系コンサルへの転職成功例

最後に、フォルトナでERP企業から総合系コンサルへの転職に成功した事例を紹介します。

ERP企業で働いていた33歳の男性は、顧客の課題解決に直接関われていないことにフラストレーションを感じており、自身が直接顧客と向き合って課題解決をしたいと考えて転職を決意しました。

フォルトナでは応募企業をいくつかリストアップし、Web試験のある大手外資系コンサルティングファームの試験対策や内資系コンサルティングファームの面接対策を行いました。それと同時に、「コンサルを通じて自分がどうなりたいか」といった志望する理由の深堀りも進めました。

その結果、未経験でありながらも総合系コンサルティングファームへの転職を実現。初めての業界で何も分からないなか、フォルトナから手厚いサポートを受けたおかげで転職が成功できたと喜ばれています。

詳しくは下記のページからご覧ください。

転職体験談:STORY 30代未経験コンサル転職成功の秘訣! 将来を見据えたキャリア形成まで考える髙山の存在にあり【担当:髙山 順子】

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まとめ

ERPコンサルタントは、企業の経営課題に対しERPパッケージの導入・活用を支援する専門家です。近年、DX化推進やSAP S/4HANAへの移行需要に伴い、重要性が増しています。

業務内容は要件定義や設計、開発・導入、運用・保守まで多岐にわたり、コンサルティングファームやSIer、ERPベンダー企業などで活躍することが可能です。

フォルトナは、コンサルティングファームへの転職支援に強みをもつハイクラス転職エージェントであり、フォルトナ特有の求人案件などを保有しています。コンサルタントへの転職を検討している場合は、ぜひ一度フォルトナにご相談ください。

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  • JAPAN HEADHUNTER AWARDS 会員満足度部門(2023/2024)
  • HeadHunter of the Year 総合MVP(2023/2024)
  • Liiga 実績No.1エージェント(2022/2023)

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