コンサルティングファーム経験者が、業界内外のポジションを目指して行うポストコンサル転職。
ポストコンサルは「黄金のチケット」を持っていると評されますが、実態はどのようなものなのでしょうか?
ここでは、ポストコンサルが人材市場で評価される理由や、主要なネクストキャリアを中心として、ポストコンサル転職に必要な基礎知識をご紹介します。
ポストコンサルとは?
「ポストコンサル」とは、一般にコンサルティングファームの出身者を指します。SIerやシンクタンクにおけるコンサルティング部門に従事した経験をもつ方も含む概念です。
ポストコンサルは、業界内外のハイポジションへの転職が可能な稀有な経験を持ちます。ポストコンサルのキャリアパスは、「コンサルtoコンサル転職」や「事業会社への転職」「ファンドへの転職」など、多岐に渡ります。
どの転職パターンが「王道」や「一般的」ということはありません。ご自身にフィットする企業を選ぶことが、ポストコンサル転職の成功の鍵です。
また、「ポストコンサル」と言っても、戦略コンサル、ITコンサル、FASなど、様々な領域のコンサルティングファームの出身者がいます。
出身のコンサルティングファームや経験したプロジェクトによって、身につくスキルセットやネクストキャリアは異なってくることを認識しておく必要があるでしょう。
何故ポストコンサルが評価されるのか?
ポストコンサルが何故転職市場において評価されるのでしょうか?一般的に評価されるスキルとしての代表例が、問題解決力です。
コンサルタントは、様々な業界の様々な顧客を対象としたプロジェクトをいくつもこなしていきます。
近年では業界ごとの専門知識やテクノロジーに対する先端知識が必要となるシーンも多いですが、プロジェクトを進める上で直面する問題は、すでに過去のプロジェクトで経験しているというケースも多々存在します。
そのため、業界や企業を横断した汎用的な問題解決能力を培っていると言えるのです。
ポストコンサルのもう一つの特徴は、ステークホルダーを巻き込んでビジネスを推進する力を持つことです。
コンサルタントの仕事が紙(=パワーポイント)を作って終わり、という時代はもうとっくの昔に過ぎ去りました。現在、コンサルティングファームの多くは、実行支援まで踏み込んで、クライアントのプロジェクト成功を導いています。クライアント企業の組織や人、あるいはクライアント以外のステークホルダーも巻き込んでビジネスを推進する力がポストコンサルにはあり、それが転職市場で評価されるもう一つの理由でもあります。
また、昨今ではIT系コンサルファームを中心に、最先端のテクノロジーについて幅広く知見を持つコンサルタントが増えてきました。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるうえで、コンサルティングファームへの発注は確かに一つの手です。しかし、DXの経験を持つコンサルタントを採用する方が遥かに安上がりと言えます。
そのため、先端テクノロジーに関わるプロジェクト経験を持つコンサルタントの市場価値が非常に高騰しているのが昨今の転職市場と言えます。
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