シグマクシス ×フォルトナ スペシャルインタビュー

公開日:22021.07.05 最終更新日:2024.11.25

求めるのは、当事者意識。

[春日]
それは御社の育成方針やカルチャーが多分に寄与していると思いますが、入り口の採用の部分でそのような方々を採用しているんでしょうね。

[浪瀬様]
採用は自分たちの仲間を増やす活動ですから、当然コンサルタントも関与しますし、採用チームと連動しています。そうなると、我々の価値観に共感できる方々を採用することになります。応募くださる方の多くは、我々のことを一般的な定義としてのコンサルティングファームとは見ていないように感じます。「コンサルティング」という既成概念にとらわれず、様々なことにチャレンジしている我々の事業や環境に強い興味を持ってくれる方が多いと思いますね。

[春日]
具体的にはどのような人財を求めていらっしゃいますか?

[浪瀬様]
社内の人財のバックグラウンドは多様なのですが、私のチームのような仕事で活躍頂く場合は、基本的にはコンサルファームご出身か、事業会社でも経営企画や事業企画など、我々の仕事に近しい経験をお持ちの方がベストだと思います。同時に社内全体を見渡すと、ITコンサル経験者・ベンチャー企業出身者・ITサービス企業出身者が活躍しているケースも多く見受けられますので、そういったバックグラウンドの方にも是非ご応募いただきたいですね。加えて、いっしょにビジネスや組織を創っていけるプリンシパルクラスやマネージャークラスの方にもぜひ参画いただきたいと考えています。

[春日]
ありがとうございます。ちなみに、浪瀬さんは採用でどのようなポイントを見られているのでしょうか?

[浪瀬様]
育成で大切にしていることと基本的には同じです。しっかり考えられるビジネススキル。これは面接やケーススタディへの取り組み方で確認させて頂いています。ただ、ビジネススキルの大事なところは、実際のプロジェクトの中で育成をしていくものだと思っているので、そもそもの特性として、考える力があるか、あるいは考えることが好きか、という点を重視しています。もう一つは先ほどお伝えした人間力。面接で本当に探りたいのはこちらです。話していて気持ちが良いかとか、目の前の人を真摯にケアしようとする姿勢を感じるとか。特性としては、人と関わるのが好きな人、なんでしょうね。それに加えて、その人のモチベーションの源泉や、原体験が何なのか?を理解したいなと思いながら面談させて頂いています。

[春日]
よくコンサルファームの採用では、第三者視点や当事者意識が大切と言われますが、そこに繋がる部分なのかもしれませんね。

[浪瀬様]
両方大切だと思いますが、特に当事者意識が大切だと思います。というのも、コンサル業界に関心を持たれている方や既にいらっしゃる方は、第三者視点を既に持っていたり、ある程度すぐに身につけられたりするんですよ。

でも、当事者意識というのは、なかなか身に着けるのが大変です。育成しても難しい。どういう生き方をしてきたかが反映される部分が大きい要素だと思うんですよね。

[春日]
確かにそうですね。御社は、候補者の方とお会いしていて、「この方合うな」というのが明確にイメージできるファームだと思っています。
先ほどのジョイントベンチャーの事例などをお話しすると、PEファンドに行きたい、あるいは投資先のCXOをやりたいというポストコンサルに関心をお持ちいただくことが多いですが、実は似て非なる志向性なのではないかと思っています。

[浪瀬様]
やっていることは近しいし、気持ちも分かります。ただ、会社を作るって大変なことなんですよ。だから、「そこに箱があるから行きたい」という方より、「その箱そのものを創りたい」「こんな組織に変えて行きたい」という、それこそ当事者意識のある方のほうが向いていると思います。

[春日]
御社のホームページを見ていると、キャリアパスとしてジョイントベンチャーの社長や、中にはクライアントの社長になることを奨励しているようなものも見受けられます。それはそれだけの当事者意識を持っているからこそ、目指せるものなのでしょうね。

[浪瀬様]
はい。お客様のCXOと同じ目線で事業を運営し、その経験をコンサルティングにも生かす、というのが富村や倉重の想いです。

ゴールに向かえば、進んできた道が見える

[春日]
ありがとうございます。浪瀬さんご自身のキャリアパスとしては、どのようものを描かれているんでしょうか?

[浪瀬様]
特に無いですね(笑)。新卒の時から、特に無いんです。強いて言えば、自分が楽しいと思える仕事をしたい。それを突き詰めてきて、気が付いたら今のポジションまできた、という感じです。ただ、私自身がシグマクシスで歩んできたキャリアは、とても良かったなと思っています。アシスタントマネージャーで入社し、そこからお客様と一緒に事業を進めていく経験を積ませて頂きました。これまで担当したお客様の数はそんなに多くないのですが、やっているプロジェクトの種類は非常に多いんですよね。その中で、コンサルとしてのスキルや、目の前のお客様の事を自分事として考えられる人間力を身につけることが出来たんだと思います。そうした基盤の力がついてくると、社内の育成に携わるようになり、人を育成する力もついてくる。

シグマクシスって、「頑張らないと手が届かないけど、ギリギリどうにかなる」というような、本人のキャパシティを少しだけオーバーするような仕事へのチャレンジを推奨する文化があるんです。そうやって能力をストレッチしながら仕事をこなす中で、その時その時で成長できる役割を担って…ということを楽しくやってたら、できることが増えていた、という感じです。新卒で入った戦略コンサルにずっといたら、それはそれで成長できたんでしょうけど、シグマクシスに来たからこそ身につけられたものも多かったと思います。

ちなみに私、学生時代はボート部だったんですけど、ボートって後ろ向きに進むんですよね。ゴールに向かって漕ぐと、進んできた道が見えるんです。まさに私のキャリアは、ボートのようなものかな、とか思いますね(笑)。

[春日]
素敵な表現ですね。最後に、候補者の方に向けたメッセージを頂けますか?

[浪瀬様]
事業会社の良いところも、コンサルファームの良いところも、そして成長環境も手にしたいという欲張りさんにぴったりな環境だと思います。人と関わるのが好きな人や、周囲とのコミュニケーションを大切にして、仲間とコラボレーションを楽しめる人であれば、この環境をいかようにも生かせると思います。

[春日]
本当に面白いですね!シグマクシスの魅力がよく理解できました。本日はありがとうございました。

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