シグマクシス(エンタープライズトランスフォーメーションシェルパ1) ×フォルトナ スペシャルインタビュー

公開日:22024.08.19 最終更新日:2024.11.25

株式会社シグマクシス(以下、シグマクシス)は、シグマクシス・グループ傘下のコンサルティング会社です。「Create a Beautiful Tomorrow Together – 美しい明日を共に創る」をパーパスとして掲げ、グループ傘下の投資会社であるシグマクシス・インベストメントと連携しながら、企業の課題解決に加え、企業間の連携による新たな事業・産業の共創に取り組んでいます。

同社では、デジタル経済下で企業が取り組むべき主要なトランスフォーメーションとして、①コアビジネスの生産性革命で業績を大幅に向上させる「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」、②新たな成長エンジンとなる新サービスを開発する「サービス・トランスフォーメーション(SX)」、③組織、制度、文化、ワークスタイルなどの経営プラットフォームをデジタル型へと変えていく「マネジメント・トランスフォーメーション(MX)」の3つを挙げています。この3つの実現に向けて、事業構想提案、事業開発、デジタル先端技術、SaaS/クラウド、プロジェクト・マネジメント等、多様な能力を擁したプロフェッショナルが、企業各社にとって必要な取り組みの提案から成果実現まで伴走することを強みとしています。

今回は、CIOのシェルパとして、CIOアジェンダ関連サービスを展開するチームを率いるディレクターの大橋健一様、同チームでプリンシパルの仁科慎治様、プリンシパルの加納雄生様にお話を伺いました。
大橋様のチームでは現在、CIOを包括的に支援する「Co-CIOサービス」の提供を通じて、企業のIT部門の価値向上に貢献する取り組みを中心に活動を展開しています。「Co-CIOサービス」とは、CIOが取り組むべき「CIOアジェンダ」 として、IT戦略、IT組織・人財・ITオペレーション、データ活用、ITアーキテクチャ、IT投資・コストマネジメント、ITリスク管理の7つの領域における企業の課題を整理し、その解決や戦略実行支援を通じたIT活用の高度化に貢献するコンサルティング・サービスです。

インタビュアーは大橋様と旧知の間柄であるフォルトナ石井とフォルトナ春日が務めます。

大橋 健一様 プロフィール
エンタープライズトランスフォーメーションシェルパ1 ITトランスフォーメーションチーム ディレクター。
新卒で総合系コンサルティングファームに入社後、リース、商社、印刷等、様々な業界の事業戦略策定、DX・IT戦略策定、及び実行支援に携わる。その後、会計系コンサルティングファームを経て、2016年にHRテック企業へ入社。経営企画部長として、M&Aやベンチャー投資を含む新規事業開発、広報をリードし、JASDAQから東証1部(当時)への市場変更に貢献。2019年7月にシグマクシスへ入社。現在は、エンタープライストランスフォーメーションシェルパ ITトランスフォーメーションチームのリーダーとして、IT戦略策定及び実行支援、ITガバナンス構築に従事。

仁科 慎治様 プロフィール
エンタープライズトランスフォーメーションシェルパ1 ITトランスフォーメーションチーム プリンシパル。
新卒で大手SIerに入社後、商社・製造・流通のシステム企画・設計・開発に従事。コンサルタントに転身後は流通、製造、銀行、IT業界等の経営戦略、中計、新規事業開発、業務改革等を支援。2017年に人材サービス会社に入社し、経営企画室長として経営企画室の立上げ、中計策定・ローリング、経営管理、新サービス開発、アライアンス、複数部門(情シス等)の再建、全社コスト削減等に従事。2022年4月にシグマクシスへ入社。商社のお客様を中心にIT組織・人財、IT投資・コストマネジメントの企画、実行支援を推進。

加納 雄生様 プロフィール
エンタープライズトランスフォーメーションシェルパ1 ITトランスフォーメーションチーム プリンシパル。
2015年に新卒としてシグマクシスに入社し、総合商社向けの新規事業立ち上げ準備プロジェクトに参画。その後は、製造、製薬などの業界に向けた経営管理高度化や運輸・通信など様々な業界の事業戦略策定、業務改革を支援。2021年よりCIOのシェルパとして、商社・保険業界などでのIT戦略策定、ITリソースマネジメント企画・実行支援、ITガバナンス構築・運用支援を推進。

コンサルタントから事業会社を経て、なぜまたコンサルタントに?

[石井]
まずはこれまでのお3方のご経歴を教えていただけますか?

[大橋様]
私は新卒で日系総合コンサルティングファームに就職し、最初は主にITの上流案件などを経験しました。その後、戦略コンサルタントになりたいという思いから、会計系コンサルティングファームの戦略部門に転職し、ITを軸とした事業開発やIT戦略、ITガバナンスの分野でコンサルティングを行ってきました。
多様なコンサルティング案件に携わるなかで、とある企業の社長と出会い、実行にコミットすることがコンサルタントとして重要だと考え、事業会社の経営企画部長に転身しました。そこでは「時価総額を2倍にして東証1部(当時)に市場変更する」という目標を達成するために、新規事業開発やM&A、ベンチャー投資などを中心に全社改革を担いました。なかでも特に重要だったことは、新しい事業の柱を作り、いかにマーケット認知させるかという新規事業開発でした。当時はマーケットの状況も良く、結果的に2年弱で東証1部(当時)上場を達成することができました。
それまで私はコンサルタントとして絵を描き、実行は人にやってもらうことが多かったのですが、いざ自分が実行する立場になってみて、周りを動かすことの難しさを痛感しました。そうした経験から、実行が一番大事で、そのためには周囲の人の心をいかに動かしていくか=パッションが重要だと学びました。
その後、事業会社での目標達成を機に、事業会社での経験をコンサルタントとして実践できれば、より良いコンサルティングができるのではないかと考え、コンサルティングファームに戻ることを決めました。

[石井]
数あるファームのなかでも、なぜシグマクシスを選ばれたのですか?

[大橋様]
投資を行っているコンサルティングファームは多くありますが、その中でも実行にもコミットする数少ないファームだからです。実際入社してみて、ITを基軸にしながら実行を重視したコンサルティング・サービスを提供できています。
また、自由な社風にも惹かれました。シグマクシスには社内的にもホワイトスペースがあり、その好機に対して熱いパッションと明確なビジネスプランをもっていればチャレンジさせてもらえる環境が魅力的でした。

[石井]
マネージャー以上のキャリアでは「自由」の重要度は高いかもしれませんね。
仁科さんはいかがでしょうか?

[仁科様]
私はシステムエンジニアとしてキャリアをスタートしました。約3年間働いた後、12年ほどコンサルタントとしての経験を積み、その後事業会社で約5年間部門の立ち上げや新規事業の立案に取り組みました。今は再びコンサルタントとして活動しています。

[石井]
大橋さんもですが、コンサルティングファーム→事業会社→コンサルティングファームのキャリアは珍しいですよね。
仁科さんがシグマクシスを選んだ理由は何でしたか?

[仁科様]
1つは、大橋の存在です。コンサルタントとして成功している大橋のロールモデルをなぞる形でコンサルティングファームに戻り、更に活躍したいと思いました。何より、志が同じで、一緒に仕事をしていて楽しいと感じます。
もう1つは、幅広くチャレンジできるということです。やるべき仕事をしっかりやっていれば、サービス開発、スコープ外の取り組み、営業活動などにチャレンジすることも可能です。他ファームからのオファーもありましたが、求められるロールが明確に定められていました。一方、シグマクシスからは「さまざまなことにチャレンジして、一緒に会社の質を良くしていこう」と言っていただき、それが決め手となりました。

[石井]
事業会社での経験は、コンサルタントとしてどう生かせていますか?

[仁科様]
コンサルタントの仕事は、営業改革やIT戦略といった特定のテーマで切り分けられています。しかし、実際に経営を行う際には、全社的な業績目標があり、それを達成するために様々な施策を横断的に実行する必要があります。その施策のなかには、営業改革やIT戦略なども含まれていますが、全体像を踏まえて理解するのは難しく、営業戦略を立ててもその戦略自体が意味をなさないということもありがちです。
事業会社を経験していることで、お客様に「その営業戦略を止めてこちらをやったほうが意味あります」というような話もできるので、枠に捉われない提案ができるという点は強みだと思います。

[石井]
コンサルタントと事業会社を経験したからこその強みですね。
一方、加納さんはシグマクシスのプロパーとして、どのような経緯で現在のポジションに至りましたか?

[加納様]
私は2015年に新卒でシグマクシスに入社しました。
当時はほとんどが中途入社の方で、皆さんがそれぞれスペシャリストとして自分の領域において第一線で活躍していました。面接でも毎回全く異なるタイプの方が出てきて「シグマクシスでは決まりきったコンサルタントの仕事だけではなく、新しいことにどんどんチャレンジしていく、そうした文化の真っただ中にある」と感じ、面白そうな会社だなと思い入社しました。
最初に携わったのは、総合商社の新規事業立ち上げに向けた業務プロセスや仕組み作りのプロジェクトで、その後は、企業の経営管理や管理会計の領域を担当してきました。
そのなかで「スペシャリストよりもゼネラリストを目指したい」「どんなお客様のニーズにも応えられるようになりたい」という思いが強くなり、戦略領域のプロジェクトを経験した後、現在のチームに参画しています。

[石井]
今まで担当されてきたプロジェクトと比べ、プロジェクトの違いは何かありますか?

[加納様]
今までのプロジェクトでは、スコープやマイルストーンが明確にあり、それに向けて計画を作って前に進めるということをやってきました。しかし、このチームでは、スコープが明確に決まっているわけではなく「やれることは全部やろう」「意味があることは何か」を常に突き詰めて、柔軟にプランを変えることを重視しています。
「目的ドリブン」「アウトプットベース」でプロジェクトを進められることは、とてもありがたい環境だと感じています。

[石井]
事業会社の血が入っているからこその特徴ですね。
お3方のお話を伺っていると、自由度が高いことが伝わってきます。具体的に、シグマクシスだからこそできるというご経験は何かありますか?

[大橋様]
まさに今の私のチームの立ち上げがその例です。私がやりたいと発言し、このチームが立ち上がりました。そのビジョンに共感してくれるメンバーに入ってもらえましたし、活動内容もやるべきことをやれば会社からサポートしてもらえる環境です。これは、他ファームではなかなかできないことだと思います。

[仁科様]
自由度が高いからこそ、協力し合う文化があり「働き心地が良い会社」だと思います。例えば、社内で「こんな活動をしているからお客様をご紹介してくれませんか」と言うと多くの紹介が集まりますし、アンケートを取るために全社向けにメールをしても何かしらの回答が返ってきます。

[加納様]
プロジェクトへのアサインも、自由が尊重されていると感じます。上司に「こんな経験を積みたい」と相談すれば、積極的に話を聞いてくれます。さらに「今こんな案件があるけどトライしてみる?」など、自らのキャリアプラン実現に向けたアサインメントの検討もしてもらえることが多いです。
他ファームでは自分の専門性を磨いてステップアップしていくことが一般的ではありますが、シグマクシスではよりゼネラルにキャリアを構築する選択肢もあり、私は後者が可能な現在のチームに参画しました。
シグマクシスの自由で温かい社風が私はとても好きで、新卒入社から転職せずに居続ける理由です。

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