NTTデータは、官公庁や金融業界、そして多くのエンタープライズ企業をはじめとする幅広い業界において、社会基盤を支える基幹システムの構築から運用・保守までを担う日本を代表するIT企業です。大規模かつミッションクリティカルなシステム領域に加え、クラウドやAI、データ活用といった先端技術を駆使して顧客のDX戦略を支援しています。また近年では、OpenAIやGoogle Cloudとの協業などを通じて先端領域への投資にも注力。国内外で数多くの事業を展開し、信頼性と技術力を兼ね備えたグローバルITパートナーとして、産業横断的にデジタル変革をリードしています。
中でも「テクノロジーコンサルティング事業部(以下、TC事業部)」は、最新テクノロジーを活用したコンサルティングと、高度なソリューション提供を専門とする部門です。クラウド、データ・AI、インフラ、アプリケーションなど先端技術を横断的に扱い、企業・公共機関のDXやビジネス変革の構想策定から実装・運用までを一気通貫でサポートしています。
今回は、本事業部の事業部長・山中 崇領様と、CX Transformation統括部長・新屋 賢史様にインタビューをさせていただきました。
インタビュアーはフォルトナの門田(もんでん)が務めます。

山中 崇領(やまなか たかむね)様 プロフィール
テクノロジーコンサルティング事業本部/テクノロジーコンサルティング事業部/事業部長。
2002年にNTTデータへ新卒入社し、指紋認証システム開発や営業に従事。その後オープンソース開発センター、グローバルソフトウェア開発事業部などの新設組織で事業企画や営業に従事。2017年にはAI & IoT事業部でビジネスコラボレーションプラットフォームの企画や営業を担当した後、テクノロジーコンサルティング事業本部においてコンサルティング部門をリード。2023年から当部門の統括部長を、2024年からTC事業推進部の企画部長を務め、2025年からテクノロジーコンサルティング事業部長に就任。

新屋 賢史(しんや けんし)様 プロフィール
テクノロジーコンサルティング事業本部/テクノロジーコンサルティング事業部/CX Transformation領域 統括部長。
2006年にNTTデータへ新卒入社後、日本初の複数電子マネーの電文中継サーバの企画・開発・ショッピングセンターへの導入等を担当。その後、アパレル企業向けのECコンサルティングの担当を経て、2012年に人事部へ。2015年にコンサルティングをミッションとする部門へ異動し、2021年よりSalesforce担当のコンサルティングチームを部長として統括。現在はテクノロジーコンサルティング事業部においてCX領域の統括部長を務め、全社的な生成AIビジネスをリード。
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変革・挑戦の最前線に立つITプロフェッショナルたちのキャリアパス
[門田]
早速ですが、お二方の簡単な経歴を含む自己紹介をお願いします。
[山中様]
2002年に新卒入社し、公共分野の大規模システムに加え、生体認証などの新規ビジネス開拓に従事しました。その後、オープンソース推進やグローバルソフトウェア開発といった新設組織の立ち上げに参画し、事業企画や営業を牽引しました。管理職としては法人部門でデジタルサプライチェーンプラットフォームの企画・営業を担った後、テクノロジーコンサルティング&ソリューション分野において、コンサルティングの現場と全社戦略を策定する企画部門の双方を経験。今年7月より現職に就き、多岐にわたる技術領域に専門性を持つコンサルタントチームを率いて、事業変革をリードしています。
[門田]
新卒入社とのことですが、山中様が貴社を選ばれた理由は何でしたか?
[山中様]
ITで世の中を変えるにあたり、日本で最も影響力の大きい企業はNTTデータだと考えたからです。
就職活動時には、社会全体にITを実装してビジネス変革を推進していこうという気運が高まっていました。これからの世の中を変えていくのはIT企業だと思い、就活ではIT企業全般を受けていました。
[門田]
「挑戦」や「変革」がキーワードとなるご経歴ですね。続いて、新屋様もお願いします。
[新屋様]
私は2006年に新卒入社し、黎明期の電子マネー統合プロジェクトや店舗システム、EC領域のコンサルティングなど、一貫して新規事業や顧客接点に近い領域を歩んできました。キャリア中盤では人事部へ異動し、全社的な人材流動KPIの設計や育成など、経営に近い視点での業務も経験。その後、再びコンサルティングに携わる組織への配属となり、Salesforceを活用した顧客接点変革チームの立ち上げを行いました。現在はCX領域の統括部長として、現場と経営双方の知見を生かしながら、お客様のビジネス変革を推進しています。
[門田]
新屋様が貴社へご入社を決めたきっかけは何でしたか?
[新屋様]
大学院時代にオランダ・ハーグでの国際学会へ参加した際、当社を志望していた日本出身の参加者と話したことがNTTデータを知るきっかけとなりました。詳しく調べる中で、当社であれば社会的にインパクトの大きい先進的な挑戦ができると感じ、入社を決めました。
現在は、まさに最前線の生成AIの案件に注力できており、入社前に抱いていた希望が実現できていると感じています。
[門田]
ありがとうございます。お二方の多様なキャリアパスから、NTTデータが単なるSIerではなく、多角的な視点を重視していることが理解できました。
NTTデータグループ内の専門性を組み合わせ、生成AI時代のコンサルティングに挑む
[門田]
ここからは、TC事業部における生成AIビジネスについてお聞かせいただけますか?
[山中様]
お客様からの生成AI案件の引き合い、問合せは非常に増加しており、肌感覚では昨年対比で「二桁倍」の勢いがあると感じています。多くの企業が「生成AIをどう経営に組み込むか」という戦略的テーマに直面しているものの、その備えができている業界や企業は少なく、取り組みが比較的進んでいる企業でもなかなか成果につながっていないのが実情です。
生成AIのビジネスへの実装には、GPU基盤やデータセンターといったインフラから、LLM(大規模言語モデル)、アプリケーション開発に至るまで、ITの全レイヤーが求められます。さらにその先のBPR、すなわち顧客業務自体の変革や人手を減らすための業務プロセスの改革にまで踏み込む必要があります。
「テクノロジー“コンサルティング”」を名乗る以上、テクノロジーだけでなくお客様の営業やバックオフィスなどといった業務への深い理解が不可欠です。基盤となるインフラから業務までを一気通貫で俯瞰し、その上で生成AI活用によるビジネス変革の示唆まで提示できる。これは当部門ならではの独自性です。
中長期的に見ても、生成AI関連ビジネスが事業の柱になると見込んでいます。当部門ではこれまで以上にこの領域に注力し、生成AIの社会実装をリードしていきたいと考えています。

NTTデータ 山中様
[門田]
現在の生成AIビジネスには、SIer各社やコンサルティングファーム、さらにはAI系ベンダーやSaaSベンダーなど、多くの競合が存在しています。貴社の競争戦略として、どのような差別化ポイントをお持ちでしょうか?
[山中様]
多くの競合企業が先進的な取り組みを進めていますが、例えばOpenAIとの提携など、単なる提携戦略では大きな差別化になりません。私たちの真の強みは、次の3点にあります。
1つ目が顧客基盤です。長年、当社はクライアントファーストを掲げ、お客様と密接な関係を築いてきました。お客様の業務を深く理解し、IT以外の領域にまで踏み込めるポテンシャルは大きな強みです。
2つ目はインフラ面。実は、当社のデータセンターは世界第3位の規模を誇ります。このグローバルなインフラ基盤により土台を固めた上で、LLMやアプリケーション、業務まで一気通貫で携われるのは、現在の市場における差別化ポイントと言えます。
そして3つ目が、生成AI時代におけるBPRの推進力です。既に世の中の関心は、生成AIを「どう使うか」から「活用してどう成果を出すか」にシフトしています。私たちは、SalesforceをはじめさまざまなSaaSベンダー・提供パッケージや、それらを使用したお客様の業務領域を理解しています。その上で、生成AIで自動化できる部分と人手が必要な部分を的確に見極め、生成AIを前提とした業務改革を実行しています。
この規模感を保ちつつ多角的な視点を持ち、各専門性を横断しながら生成AI事業に取り組める企業は、当社をおいて他にないのではないでしょうか。
[門田]
貴社はグループ会社も多数ございますが、生成AI事業における連携はどのように図られていますか?
[山中様]
お客様の期待値やマーケットの広がりに対し、350名ほどの当組織のコンサルティング部隊では対応しきれません。そのため、NTTデータグループ一丸となった協業が非常に重要です。
例えば上流工程では、フォーティエンスコンサルティング(旧:クニエ)やNTTデータ経営研究所などのコンサルティングファームと連携し、生成AIを前提にした業務設計を担っています。また、オペレーション変革(BPO)のフェーズになると、BPOを専業とするNTTデータ・ウィズなどと連携しながら大規模なビジネスを構築していきます。
グループ内の専門性を組み合わせることで、ITインフラ構築からお客様の業務変革まで、生成AI事業における多様なニーズにどこからでも対応できる体制を構築しています。
業界最前線を走るCXチームの魅力は、アジャイルな変革スタイルとフラットな組織文化
[門田]
新屋様が統括されているCX領域にフォーカスしてお伺いします。CXチームの事業概要やTC事業部内で担う役割、現場レベルでの取り組みなどをお聞かせください。
[新屋様]
当チームが担当するCX領域は、営業・カスタマーサポート・マーケティング等の顧客接点に加えてバックオフィスも対象です。生成AIやデジタル技術を駆使して、これらの業務の変革・改善の推進をミッションとしています。
最大の特徴は、コンサルティングから実行、検証、再構想までを繰り返す「アジャイル」なビジネスモデルです。CX領域はトレンドの変化が激しく、時間をかけたシステム構築ではリスクが高い。そのため、Salesforce等のローコードツールを活用し、お客様と共に実験と検証を高速で回すスタイルを確立してきました。この経験値は、変化の速い生成AI時代において大きな武器になっています。
また、生成AIの業務活用はセールス・マーケティングの領域において特に効果が大きく、セールス領域では案件のほぼ100%に生成AIが関わっている状況です。こうした背景から、私たちCXチームは対外的な取り組みも含め、生成AI関連事業を先陣切って推進するポジションにあります。

NTTデータ 新屋様
[門田]
実際にご支援されるクライアントは、どのような業界・業務領域が多いのでしょうか?
[新屋様]
既存の主なお客様はエネルギー業界や通信業界、金融業界、官公庁などです。提案中の案件を含めると、さらに多岐にわたります。
支援する業務領域の例としては、顧客接点領域では百貨店のクリエイティブ案件があります。売り場の写真から動画を作り、プロモーションに活用したいというご要望に対して、生成AIを活用したクリエイティブ制作を支援しました。またバックオフィス領域では、保険会社における代理店管理業務や保険金請求業務などの事務作業を効率化・自動化するプロジェクトがあり、こうした案件も増加傾向にあります。
[門田]
実に幅広い領域の業界をご支援されているのですね。生成AI事業を推進する上での、NTTデータならではのメリットは何でしょうか?
[新屋様]
大きく3点あります。
まずは、OpenAIやAWS、Google、Microsoft等との戦略的パートナーシップにより、クローズドな最新情報をキャッチアップできることです。この環境が、先を読んだメニュー設計や、具体的で先進性の高い提案を可能にしています。こうした実績の蓄積が次の案件につながる、という好循環も生まれています。
また、お客様の組織文化やパワーバランスまで踏まえた最適な立ち回りができることも挙げられます。CXチームは機能別に分断された組織構造ではないため、構想策定から業務実装まで工程を跨いでお客様の中に入り込み、長期的な関係を築くことができます。
さらに、組織内の多様な人材と柔軟に連携できることも非常に大きなメリットでしょう。生成AI事業には、業務変革を担うエンジニアやコンサルタント以外に、顧客体験を設計するデザイナーやITインフラの基盤を支えるアーキテクトなどといった、さまざまなタレントが必要となるので、密に連携しながらプロジェクトを進めています。
[門田]
信頼性と技術力を備えたNTTデータならではの強みを実感いたします。CXチームの雰囲気やカルチャーにおける特徴はありますか?
[新屋様]
非常にフラットな文化ですね。業務変革には正解がありません。そのため、技術的な進化や競合他社の状況等の影響によって軌道修正しながら、柔軟に対応し続ける必要があります。また新しいプロダクトを扱うことも多く、過去の経験や特定のプロダクトへの理解だけでは対応しきれない場面もしばしばです。常に新しいことを勉強する必要があることから、若手の意見も重宝され、年代や上下関係に縛られず率直に意見を言い合える雰囲気があると思います。
全社一丸となり、お客様のビジネス変革を全方位からサポート
[門田]
ここまでCX領域に焦点を当ててお伺いしましたが、TC事業部においてガバナンスやBX、サステナビリティなどの他領域においては、生成AIビジネスをどのように展開されるのでしょうか? 現状の取り組みや今後の構想についてお聞かせください。

フォルトナ 門田
[山中様]
生成AIは単なるツール導入ではなく、部署や機能の垣根を越えた横断的な連携・協力を要するテクノロジーです。そのため、既に各領域で生成AIの取り組みを進めています。
例えば、AIガバナンスの整備支援ニーズの拡大を受け、Governance & Sustainabilityチームでは、モデルやシステムを含むAIプロジェクト・組織の両面におけるリスク診断や抽出されたリスクへの対策、必要なAIガバナンスの整備やリスク予防にまつわる支援を実施しています。
また、生成AIを利活用するにあたり高セキュアな環境やデータ保護、学習データの基盤整備、個別要件への対応も求められます。そこで、Cloud&DCチームでは、よりセキュアな環境で生成AIを利用できる「GPUaaS」を提供しています。
どの切り口から発足した案件でも、真の価値提供には全チームとの連携が必須です。そのため当部門としては、全方位的に対応できる体制を目指しています。
また、今期から来期にかけて、金融機関向けのCoE案件にも注力しています。この背景には、お客様の「生成AIをどのように社会へ実装・展開すれば良いか分からない」という課題があります。そこで、生成AIの普及・活用推進の戦略と実行を集中的に行う生成AI推進組織を設置し、お客様と共にAIの利活用、共通基盤、ガバナンス、戦略検討を推進しています。今後はこうした取り組みの横展開や、体制強化を進める方針です。
[門田]
NTTデータにはAIエージェントの業務活用サービスである「LITRON」のようなプロダクトもございますが、プロダクト構想についてはどうお考えですか?
[山中様]
当社は「Smart AI Agent®️」構想を基に生成AIのプロダクト開発に力を入れており、私たちはお客様に近い立場として、必要な機能やより使いやすい利用形態、市況を考慮した価格設定など、顧客価値の向上につながる要望やフィードバックを開発部門へ積極的に共有する役割を担っています。TC事業部としては、当社プロダクトを含めた生成AI活用を通じて「お客様へいかに価値提供をしていくか」という点にフォーカスしていきたいと考えています。
多様なキャリア形成が実現できるのは、NTTデータだからこそ
[門田]
そんな生成AIビジネスの最前線を走るNTTデータだからこそ得られるスキルや実現できるキャリアパスなどについて、他社との違いも交えたお話をお聞かせください。
[新屋様]
経験則になりますが、当社においては、さまざまな領域の知識に触れつつ、特定の専門領域を深めることができるので、バランス良くキャリア形成できることが魅力だと思います。
入社以来、開発に始まりPMや店舗システム、ECコンサルタントと多様な仕事に触れながら、キャリアを深め広げてきました。
特に新人の時期には、自身の適性が明確ではない場合も多いでしょう。さまざまな仕事を実際に経験しながら徐々に適性のある領域にスライドしていけるのは、当社の良いところだと実感しています。
時には、希望とは異なる分野の経験が与えられることもあるでしょう。しかし振り返れば「良い経験だった」と思うことも多いはずです。私自身も一度人事の経験をしたことが、お客様との対話のシーンで生きています。当社のように比較的大規模なプロジェクトが多い環境において、単一の専門性だけで経営層の方々と対話するのは困難です。
さらに言えば、TC事業部のようにさまざまな職種の人材が混在する多様性に富む環境では、広い視野で専門性を深め広げられることも魅力の一つです。外資系企業に多い機能別分業組織は効率性が高いというメリットもありますが、前例が少ない新しいことに挑戦するフェーズでは、効率性よりも多様性がより重要だと考えています。

NTTデータ 新屋様
[門田]
社内にいながら幅広いキャリアパスが望めるのは大きな魅力ですね。
プロジェクト以外の活動ではいかがでしょうか?社内での勉強会やイベントなど、業務外の場における貴社の魅力についてもお聞かせください。
[山中様]
社内外を問わず、数多くの勉強会が開催されています。学習にはインプットだけでなくアウトプットも重要ですが、その機会も豊富です。年齢関係なく社内勉強会でのプレゼンテーションやお客様向けの勉強会に登壇してもらうことがあります。また、若手には社内向けの勉強会開催、役職者には社外発信やCxO向けのアプローチなどが目標として定められています。
個人の裁量も大きく、社員の挑戦や成長を応援する環境があります。本人のやる気次第で、新しい仕事を自ら作り出すことも可能です。
[新屋様]
組織文化の面では、公式・非公式を問わず交流の場が多いことも特徴です。ゲーム大会やボウリング大会、バーベキューなど、さまざまな活動を通じてより“人間的”な関係性が自発的に築かれています。こうした関係性の構築が、心理的安全性を高め、複雑なビジネス課題から些細な悩みまで率直に相談できる土壌を作っています。今後も大切にしたい文化ですね。
[門田]
次に、お二人の今後のビジョンや、組織が目指す姿などについてお聞かせください。
まずは新屋様からお願いします。
[新屋様]
CXチームでは、個別のお客様の課題解決を通じて価値提供をしながら、共通する構造や課題を見いだし、その解決策を「オファリング」という形——すなわち、コンサルティングのメソドロジーやITアセットとして構築する、という役割を先導していきたいです。当組織の顧客接点の多さを生かし、現場で得られた生の知見をオファリングに落とし込むことは、私たちのミッションでもあると考えています。
また、BPO関連でも大きなビジネスを推進していきたいです。お客様から受託するコンサルティング案件だけではなく、企画型の案件も多く手掛けています。そのため、AIと人で実行するサービスを私たちで企画し、お客様にご活用いただける形で提案していきたいです。
[門田]
続いて山中様から、目指す組織像をTC事業部全体の目線でお聞かせください。
[山中様]
お客様の価値を最大化するため、ITの領域を超えてソリューションの幅の拡大にチャレンジできる組織でありたいと考えています。
TC事業部の存在意義は、お客様の潜在的な課題や価値を引き上げることです。お客様の経営課題はITだけではなく、BPOやBPS(ビジネス・プロセス・サービス。企業の業務プロセスを、最新のテクノロジーと専門知識を使って丸ごと最適化し、代行するサービス)、将来的にはフィジカルAI(現実世界・物理空間を理解し、自律的に動くことができるAI)など、顧客や社会のニーズに応じてIT以外の未開拓領域にも挑戦しなければなりません。
当社の中でこれができる組織は、おそらく私たちだけでしょう。常に新領域へ挑み続けたいですね。

NTTデータ 山中様
[門田]
最後に、採用や育成方針についてお伺いします。特に「AI × コンサルティング」の人材に焦点を当てた場合、どんな人材に入社してほしいとお考えでしょうか?
[山中様]
新しいことを自ら構想・提言し、臆せずチャレンジできる人材です。生成AIが台頭する昨今では前人未踏の領域が多く、過去の前例なども通用しづらい状況にあります。従来のアプローチにとらわれず、生成AIを前提にした新たなビジネスプロセスを提案できる人が必要です。
また、自らの強みや専門性を認識し、それを磨く努力ができる人も望ましいですね。そのためには、たとえ最初は思い込みであっても、「興味がある」と定義して学び続けることが重要です。知識が深まれば、自ずと真の関心が湧いてきます。旺盛な好奇心や学習意欲を糧にして、積極的に自身の業務領域を広げられる方は、当事業部にフィットすると思います。
[新屋様]
さらに言えば、進化のスピードが非常に速いので、学び「続ける」ことも求められます。生成AIについてポジティブかつ好意的にとらえられることは一つの才能です。好きでなければ継続はできません。その上で、コンサルティングスキルなどの一定の基準を満たしていれば、素養は十分です。
生成AIへの興味があり、チームワークを大事にしながら、新領域にも果敢に挑戦できるのであれば、当社の育成コンテンツや豊富な案件の中で成長していけると思います。
[門田]
人材育成や、「AI × コンサルティング」領域の人材拡大に関する方針についてもお聞かせください。
[山中様]
現在はグループ傘下のフォーティエンスコンサルティング(旧:クニエ)やNTTデータ経営研究所などと連携しながら案件に対応していますが、中長期的にはM&Aによる拡大も検討する必要性を感じています。
それでも、まずは地道に人材を採用・育成することが重要です。生成AIの技術・業務両面のコンサルティングができる人材は稀有なので、どちらかでもご経験されている方を採用し、プロジェクト経験を通じて育成していきたいと思います。
[新屋様]
良いコンサルタントを育てるには、実践経験の積み重ねが不可欠です。そのため、座学より実践を重視した育成方針をとっています。全く同じプロジェクトは二度とないので、きちんとフロントに立ち、お客様に対する上司のふるまいを学んでいただく機会を大切にしています。
[門田]
経験者採用にフォーカスした場合、求める人材像はございますか?
[山中様]
特定の業界・業務におけるバーティカルな知識、すなわち得意分野を持つ方は、即戦力として活躍しやすいと思います。より上流工程に携わるには、技術的な専門性だけでは難しいのが現状です。
また、主体的に物事に取り組んできた経験がある方も歓迎です。大企業かベンチャーか、などの出自は問いません。例えば工場現場の深い知見や、資材部門での調達・物流の経験などにおいても、当社には活躍できるフィールドが豊富にあります。
[門田]
では最後に、候補者様に向けた熱いメッセージをお願いします!

フォルトナ 門田
[山中様]
私が当社に入社した動機は、「日本を変える仕事がしたい」「社会に貢献する仕事がしたい」という思いでした。そこから25年経ちますが、当社が果たす「器」としての存在価値は、今も変わっていません。
どれだけテクノロジーが進化しようとも、当社は国内だけでなく国外も含めた社会の変革において、非常に大きな影響力を持っています。そのような「器」の中で、最先端のテクノロジーに触れ、優秀な仲間たちに囲まれて仕事ができる環境は、世界広しといえども決して多くはないでしょう。
こうした環境下でスキルを伸ばしたい、実力を試したいと思っている方には、ぜひ当社の門を叩いていただきたいです。一緒に新しいことに挑戦し、「顧客価値の最大化」という大きなテーマを共に突き詰めていきたいと思います。
[新屋様]
10年後、20年後に振り返った時、きっと今を「本当に面白い時代だった」と感じると思います。生成AIが社会を変革していく、今はまさに黎明期にあります。この時代に、最先端の技術に触れながら情熱を持った仲間と一緒に働けることは、非常に楽しいことです。当組織の一員として、共に熱く働きたいと思う方にお越しいただければ嬉しいです。

左から、NTTデータ 山中様、新屋様、フォルトナ 門田