シグマクシス ×フォルトナ スペシャルインタビュー

-Sigmaxyz × Fortna Special interview -


企業のデジタル・トランスフォーメーションと新たな価値創造に取り組むシグマクシス。ジョイントベンチャーの創設・運営をはじめ、従来のコンサルの枠を超えた多様な取り組みを行っています。

今回は、同社のインダストリーシェルパ ディレクターとして、通信業界の企業に向けたプロジェクトチームを率いる浪瀬正興様にお話を伺いました。
浪瀬様のこれまでのキャリアから、同チームの具体的な仕事内容、そして同社の魅力を紐解き、企業と社会の価値を共創するシグマクシスの秘密に迫ったインタビューです。

■浪瀬正興様 プロフィール
株式会社シグマクシス ディレクター
Booz & Company(現PwC Strategy&)に新卒で入社。数々の大手企業の戦略立案等に携わったのち、2011年にシグマクシスに入社。以降、通信業界のクライアントを中心に、戦略立案や新規事業開発、サービス開発などのプロジェクトを手掛ける。現在はインダストリーシェルパにて、通信業界向プロジェクトをリード。
東京⼯業⼤学・⼤学院・社会理⼯学研究科 社会⼯学専攻。

外資戦略ファームにいた私が、シグマクシスを選んだ理由

[春日]
本日はよろしくお願いいたします。まずは、浪瀬さんのこれまでのご経歴と、シグマクシスを選んだ理由を伺えればと思います。浪瀬さんは新卒でブーズ・アンド・カンパニー(現PwC Strategy&)に入られて、そこからシグマクシスに転職されていますよね。

[浪瀬様]
はい。私は新卒からずっとコンサルティング業界にずっと身を置いてきました。ブーズからシグマクシスに移ってきてもう10年になります。もともと、学生時代からコンサル業界に興味があったんです。

[春日]
何故興味があったんですか?

[浪瀬様]
専攻が関係していましたね。学生時代、私は社会⼯学を専攻していたんです。社会の課題解決を目指す学問のためか、卒業後はコンサルティングファームに行く人が多く、OB・OGの話を聞く中で関心を持ちました。実際にブーズに入って、コンサルタントとして仕事をするのはとても楽しかったですね。ただ、ある時事業会社への憧れが芽生え始めたんです。とはいえ当時まだ若かったので、コンサルを続ければもっと伸びるのではと思っていましたし、そもそもコンサルの仕事が好きだったので、どうしよう、と悩んでいましたね。

[春日]
多くの若手コンサルタントが通る道かもしれませんね。

[浪瀬様]
そのときに出会ったのがシグマクシスでした。私の目にはちょうどコンサルティングファームと事業会社の中間にいる存在に見えたんです。好きなコンサルの仕事をつづけながら、事業会社としての経験も積めそう。そんな「良いとこどり」ができるファームだと感じ、転職を決めました。

[春日]
そういう経緯だったんですね。実際に入ってみていかがでしたか?

[浪瀬様]
前職では味わえない面白さがありました。とても印象に残っているプロジェクトの一つが、大手通信事業者の新規サービス開発プロジェクトです。企業としての戦略を描くところから、戦略実現に寄与するサービスをお客様と企画しローンチさせるところまで、1年がかりで漕ぎ着けました。一般的な戦略ファームでは戦略立案はあれど、サービス開発までを一気通貫で経験するというのは、なかなか経験できないと思います。一方で事業会社にいればサービス開発の経験は積めると思いますが、若手のうちから戦略立案に携わる機会もそう多くはないと思います。シグマクシスではそのどちらにも携わることができた。「コンサルと事業会社の中間の存在」という私の見立ては合っていた、とその時思いました。移ってよかったな、と。

[春日]
確かに、そのどちらも若いうちから経験出来る企業は珍しいですね。

[浪瀬様]
特に新卒で戦略コンサルだった私には、サービス開発の経験は当然なかったので、さらに衝撃が大きかったんです。そのサービスがローンチされた後、休日にある商業施設を訪れる機会がありました。するとそこで、ある親子がそのアプリを使ってくれているのを見かけました。しかも、私達が想い描いていた通りの使い方をしてくれていたんです!その姿を見たときに、「社会にインパクトを与える仕事に参画できたんだな」という実感を持つことができましたね。

[春日]
それはすごく嬉しいですね。

[浪瀬様]
嬉しかったですね。以来、そうした実感の持てるプロジェクトを多数経験してきました。ここ5、6年ぐらいは、ある通信事業会社様の事業立ち上げに携わっています。先ほどのプロジェクトと同じく、戦略を描くのはもちろん、事業を世に送り出すまでのプロダクトづくりに携わるのは、ずっと一緒です。送り出した後の事業拡大や改善まで行います。それが楽しくて、ここまでこの仕事をやり続けてきたという感じですね。

[春日]
浪瀬さんと同じように「事業会社に行ってみたい」と考える若手コンサルタントもいらっしゃると思います。当時の浪瀬さんの周りにも、事業会社に転身された方々はいらっしゃったと思います。

[浪瀬様]
みんなそのタイミングでベストだと思う選択を行っていると思いますし、それは人それぞれだと思います。どんな道を選んでいても満足しているんじゃないかな。結局は、自分が「何を好きか」だと思うんですよね。私の場合、考えることも好きだけれど、社会と繋がっていること、目の前で新しい何かが起きること、そして手触り感のある取り組みが好きです。これらを掛け算し、シグマクシスを選びました。

「貴方たちはコンサルではない」― あるお客様からの一言

[春日]
では次に、御社の特長をお伺いできますか?

[浪瀬様]
さきほど話したことに繋がりますが、やはり戦略立案から現場でサービス・プロダクト開発までできることが特長だと思います。加えて、様々なバックグラウンドを持つ人財がいるというのが強みだと思うんですよね。というのも、シグマクシス、中でも私の所属するインダストリーシェルパは、何か特定の領域を解決するというやり方をベストとは捉えていないんですよ。戦略ファームや他の総合系ファームのサービスラインは、どちらかというと「様々な」お客様の「特定の」課題を解決するスタイルだと思いますが。

[春日]
M&AのチームならM&A、組織人事のチームなら組織人事にまつわる課題を解決するわけですもんね。

[浪瀬様]
私たちの場合は「特定の」お客様が抱える「様々な」課題を解決するスタイルなんです。そのため、携わることができる範囲がとても広い。戦略を考えるだけでなく、サービス開発や、サプライチェーンの構築、カスタマーサポートの設計やM&Aのお手伝いも必要であれば全部行います。そんなとき、会社の中に多様なバックグラウンドを持つ人がいると、その知見を組み合わせたチーム組成をすることで、お客様に提供できる価値が各段に大きくなるんです。

[春日]
なるほど。そうした多様なバックグラウンドの中にも、共通する要素みたいなものはあるんでしょうか?

[浪瀬様]
実際に物事を動かすことにこだわりのある人が多いです。きれいごとを並べるよりも、多少泥臭くても、前例がないようなことでも、とにかく手を尽くして、お客様に対して価値を出すところにこだわっているメンバーが多い。それから風土と言う意味では、「オープン」という点が挙げられますね。コミュニケーションもオープンに取る人が多い上、600人くらいの規模なので、だいたいのメンバーが把握できていて、チーミングもしやすいです。

[春日]
多様なバックグラウンド、価値を出すことへのマインドセット、オープンなコミュニケーション。こうしたものを組み合わせることで、お客様に対して色んな価値提供ができるのがシグマクシスなんですね。

[浪瀬様]
多様なバックグラウンドの裏返しで、私とは違う感じ方をしている人もいると思いますが、それはそれで良いのではないかと思っています。そういった相手の価値観を尊重する空気があるから、多様性が維持できている。それぞれが自分の価値観と考えを持って自律して動けるように、マネジメントが自由と規律をうまい具合に与えている。そこのバランスが絶妙なんだと思います。

[春日]
富村さんをはじめ、マネジメントもオープンなコミュニケーションだと伺っています。

[浪瀬様]
そうですね、特にトミーには近づくと何かが起きる魔法があるんですよ(笑)。
※親しみを込めて、社内ではトミーと呼ばれているそうです。

フラッと社内で会ったときに「最近どうだ?」と雑談が始まり、「こんな感じで悩んでます」なんて伝えると、それならあのチームのあの人が詳しいはずだから、と言って「お~い!」と声を掛けにいったり(笑)。その場で本当にコラボレーションが生まれるんですよね。でも実は、私も現場で似たようなことをやっていて、チームの中でコラボレーションのきっかけになるような動きは心がけていますし、それはお客様に対しても同じです。特に用はなくても、お客様のところに少し話をしに行ったことから、やるべきことが新たに見つかるなんてこともあります。オープンさやフラットさが根付いてきたと言えるかもしれません。

[春日]
そういう意味では、プロジェクトで得られた知見なども社内でオープンにシェアされているのでしょうか?

[浪瀬様]
もちろん守秘義務は守っていますが、シェアできるものはどんどんしています。公式なナレッジシェアの仕組みもありますし、自発的な勉強会もあります。それだけでなく、私たちディレクター以上くらいになると社内の人財は把握していますから、何かを知りたいときに、誰に聞けば良いのかは、すぐに知ることができるんですよ。大企業ではそうもいかないと思いますが、うちくらいの規模であれば、うまい具合に機能していると思います。

[春日]
そうなんですね。同じ文脈で、社外とのかかわりはどうなのでしょうか。

[浪瀬様]
お客様からよく頂く評価として、「コンサルだけではないパフォーマンス」というのは大きな特長だと思います。私がすごく印象に残っているのは、とある通信事業会社の事業責任者の方から頂いた言葉。「貴方たちは非常に役に立ってるし、とても感謝している。でも、私はコンサルだと思っていません。貴方たちのことは、スーパー経営企画室だと思ってます」と言われたんです。

[春日]
スーパー経営企画室!?

[浪瀬様]
経営企画室の仕事は計画を立てて終わりではなく、それを実行していく過程や実行後におきる様々なトラブルやアクシデントの火消しに行く必要もある、という事を意図して仰っていたんです。例えば、サプライチェーンで何か問題があったり、組織でもめ事があったりと、領域も複雑さもさまざま。ですが、どんなことであっても現場にも出て行って問題を解決しに行かなければならない。旧来のコンサルは、あくまで外部のプロフェッショナルとして、きっちりスコープとスケジュールを切って、それを的確に進めることが求められていたと思います。対して私たちは、お客様と一緒に、やらなければいけないことを、どんなレイヤーだろうとやる。スコープもスケジュールも、必要であれば柔軟に変更して対応します。そこにコミットしているというのが、スーパー経営企画室の意味合いだと解釈しています。それって、私にとってはとても嬉しいお言葉でして。お客様から見て、事業を一緒に推進するパートナーとして信頼を頂けているということだと思うんです。しかも「スーパー」経営企画室ですから、コンサルタントとして高いレベルで遂行できていると評価されている。私のチームやシグマクシスの特長であり強みだと自負しています。

[春日]
ありがとうございます。お客様とのお付き合いも長いですよね?

[浪瀬様]
長いです。私が今携わっているところも5、6年ですし。もちろん新規のお客様に提案に行くことも当然ありますが、お客様から別のテーマでご相談を受けたり、継続でご指名頂いたりして、長期にやっていくことが多いですね。特にインダストリーシェルパはその傾向が強いと思います。ただ、やっていく中で取り組みのテーマはいろいろ変わってくるので、そこが面白いところです。

[春日]
具体的には、次の3ヶ月はこのテーマでやっていこうと決めて、継続していくんでしょうか?

[浪瀬様]
確かに一度お客様と一緒に決めるんですが、途中で変わることは結構多いです。計画通りに進むものも当然ありますが、世の中やお客様を取り巻く環境の変化が激しくなってきている事もあり、行うべきことが変わっていくというのがリアルな現場なんだと思います。むしろ、そうした変化にもいかに柔軟に対応できるかが、これからのコンサルの重要なポイントなんだと思います。

[春日]
中長期的な関係性を築けているからこそ、目先の変化にも柔軟に対応できるんですね。

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