BiT&Company × フォルトナ スペシャルインタビュー

公開日:2026年06月29日

最終更新日:2026年06月26日

株式会社BiT&Company(以下、BiT&Company)は、2023年に設立された新進気鋭のコンサルティングファームです。IT・DX領域を中心に、業務改革(BPR)、システム導入・刷新支援、プロジェクトマネジメント支援、さらにはM&Aにおけるデューデリジェンス(DD)やPMI、マーケティング支援、営業支援、アプリケーション開発まで幅広く、一気通貫で伴走支援しています。また、近年は生成AI活用支援に注力しており、先端技術とビジネス知見を融合した課題解決力・プロジェクト実行力を通じて、企業の競争力向上とプロジェクト成功を支援しています。また、実績あるメンバーのみを厳選することで「高品質 × 低価格」を実現している点も大きな特長です。

今回は、CEO・宮本 駿様にインタビューを実施。創業の背景や事業の特徴、組織文化など、「知る人ぞ知るファーム」の実態を伺いました。
インタビュイーは、フォルトナ・中山が務めます。


宮本 駿様 プロフィール
株式会社BiT&Company 代表取締役
大学卒業後、日系総合コンサルティングファームに新卒入社。その後Big4系FASへの在籍やフリーランスでの活動時期を経て、2023年にBiT&Companyを創業、同社CEOに就任。新興ファームでありながら3年で年商約10億円を達成するなど、着実に成長を続けている。

「人生の幸せのために仕事がある」
BiT&Companyが目指すウェルビーイングな働き方

[中山]
本日はよろしくお願いします。まずは、宮本様のこれまでのご経歴を含む自己紹介をお願いします。

[宮本様]
新卒で日系総合コンサルティングファームに入社し、BPRやITシステム等の導入におけるPMO、ベンダーマネジメントなどに加え、採用チームも経験しました。その後、Big4系のFASに転職し、ITデューデリジェンスやビジネスデューデリジェンスなどを通じてビジネスの観点を磨きました。2年ほどの在籍を経て個人事業主として独立し、業務コンサルタントを約1年間行い、2023年にBiT&Companyを創業しました。現在は当社の代表として、営業や採用、各プロジェクトのフォロー、そして経営全体の統括といった役割を担っています。

BiT&Company 宮本様

[中山]
大手ファームやフリーランスを経て、BiT&Companyを創業されたのはなぜですか?
きっかけや、当時の背景について教えてください。

[宮本様]
最も強い動機は「仕事を面白くしたい」「自己充実感を持って働ける環境を創りたい」という思いです。
前職でのコンサルティング業務も非常にやりがいがありましたが、組織が拡大するにつれて「ただ業務をこなしている人」が多くなっているように見え、マネージャー以上の負荷が報酬の上昇以上に急激に高まるなど、上長や先輩社員が働く姿が幸せそうだとは言い難いと感じていました。
その後、自己充実と仕事との両立を求めて独立し、個人事業主として働く中で、お客様から直接指名していただける喜びや達成感を知りました。しかし、その成果を分かち合う「仲間」がいなかった。私が野球部出身でもあることから「チームでより大きな価値貢献がしたい」「仲間と試行錯誤を繰り返しながら一緒に成長したい」という思いが芽生えました。
また、個人では同時に携われる案件数に限界がありますが、組織であればさまざまな案件に同時並行で関われるため、よりスピーディーに経験値を積むことができ、好奇心も満たされやすいと思います。加えて、組織ならではの「満たされない部分」についても、仲間と共に挑戦・変革し続けることで、ずっと飽きの来ない働き方ができると考え、起業に至りました。

[中山]
「仕事を面白くする」「自己充実感を持つ」とは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか?

[宮本様]
「自分の人生のビジョンや理想の姿に、日々の仕事がしっかりとリンクしている状態」です。例えば私の場合は、健康や時間、ある程度のお金、仕事とそれ以外の時間のバランス、人との出会いやさまざまな経験といった好奇心の充足が幸せの定義であり、これらを満たし、大きくすることが幸せの追求につながっています。これらは人それぞれ異なりますが、こうした幸せの定義に仕事がリンクしていく環境を創りたいです。

日本では「仕事を中心に置き、余暇で好きなことを楽しむ」という考え方が多い印象ですが、本来は逆であるべきだと思っています。以前、海外へ短期留学した際、現地の人々が望む人生と結びついた職に就いている姿を目の当たりにしました。彼らのように明確な目的意識を持って働く姿は、非常にウェルビーイングな生き方だと感銘を受けました。こうした「人生の幸せのために仕事が存在する」という価値観を、社内の全メンバーに提供し、ひいては日本全体へ広げていきたいと考えています。

最先端AI技術とデリバリー力をつなぐ独自のポジションで、企業変革をリード

[中山]
BiT&Companyの現在の事業内容について、主な業界やクライアントの特徴なども含めて教えてください。

フォルトナ 中山

[宮本様]
PM/PMOや基幹システムの刷新案件などのIT領域を中心に、最近では生成AIを活用した最先端のDX推進案件が高い比率を占めています。

業界は、主にITへの投資規模が大きい金融、通信、官公庁、SIer、鉄道やエネルギーといった社会インフラ、物流などが多いです。クライアントは、年商1,000億円以上の大手企業が中心ですね。

これは、大手企業のルールや課題を熟知したコンサルティングファーム出身のプロフェッショナル人材を厳選してアサインし、高い品質や付加価値を発揮できているからこそ成り立っています。また、大手企業への貢献を通じて社会、ひいては日本全体へ大きなインパクトをもたらしたいという思いもあります。

[中山]
生成AI活用の案件の比率が高いのはなぜでしょう?
大手ファームと比較した、BiT&Companyの強みなども含めて教えてください。

[宮本様]
現在、松尾研究室発のAIスタートアップである2社と協業するなど、生成AIの技術知見に強みを持つ方々と密に連携できていることが大きな理由です。彼らにとってコンサルテーション領域は未知の分野であるため、私たちが有する大手企業向けのデリバリー力・ノウハウと、彼らの持つ最先端の技術力が互いに補完し合い、強いシナジーの創出と良好な関係構築ができています。もちろん、当社の規模でありながら最先端技術の案件に対応できる、極めて優秀なメンバーが在籍していることも大きな要因であり強みです。

また、お客様の課題ドリブンで提案できる柔軟性と良心的な価格設定も評価されています。大手ファームのように全役割を抱え込むのではなく、お客様の内部育成を目的として一部の役割のみを担うなど、クライアント目線でのデリバリーを徹底しています。

さらに、私たちは現場に深く入り込んでデータサイエンスの実装やサービス展開まで行う「フォワード・デプロイ・エンジニア(Forward Deployed Engineer、FDE)」のスタイルを採用しています。まだ社会実装に至っていないほどの最先端技術を扱いますが、協業するAIスタートアップとの連携により、深い知見に基づいた支援が可能です。お客様からの信頼も厚く、参画メンバーの成長にもつながっています。創業当初は、当社の役員がAIスタートアップへ出向して最先端の知見を吸収する、といったこともありました。

BiT&Company 宮本様

[中山]
こうしたプロフェッショナル集団や最先端のAI技術を駆使した、具体的な案件事例を教えてください。

[宮本様]
ほんの一部ですが、当社の案件事例を以下に紹介します。

・生成AIを活用した「AI上司」プロダクトの構築
多忙なマネージャー層に代わり稼働する生成AIプロダクトを開発するプロジェクトです。スタッフの成果物の一次レビューや、育成・指導の効率化を支援します。本件の企画・設計からデリバリーまで、一気通貫で担っています。

・生成AI事業の立ち上げ・Go-To-Market戦略の策定
大手企業が立ち上げる新規事業への支援です。生成AIを活用したプロダクトや事業の企画・策定から、市場・競合分析、営業戦略の立案、実際の開発までを総合的にコンサルティングしています。

もちろん、生成AI関連の案件だけではありません、例えば、以下のようにITを起点としたビジネス領域のコンサルティング案件も一定数抱えています。

・データドリブンの事業立案
クライアントが重点施策と位置付ける中核事業において、業界内での差別化や収益力向上をデータ活用の面からサポートした案件です。他社比較を踏まえたポジショニング検討や、これまで蓄積されたデータを基にしたロイヤルカスタマー化のプラン策定などを支援しました。

・IT組織の立ち上げ
単なるシステム導入の伴走に留まらず、クライアント企業内の「ITコンサル組織の発足」まで支援した事例です。会議体の設計やルール策定、管理ダッシュボード構築、中期的な部内ミッションの実現に向けた検討など、組織づくりやビジネス領域にまで深く踏み込んで伴走しています。

また、プロジェクトのフェーズも、戦略から実装まで幅広く携わることができます。

案件・実績の一例(提供:BiT&Company)

[中山]
創業4期目という早期フェーズでありながら、大手企業の案件を継続的に獲得できている背景について教えてください。

[宮本様]
まず、経営層が自らクライアントとの接点拡大に尽力してきた点が大きな要因です。私も創業1年目は精力的に多くの人と会い、毎月100名以上と名刺交換するなど、地道な周知とリレーション構築を徹底しました。

また、コンサルティング経験者のみを採用していることから参画メンバーの評価が非常に高く、価格に対して安定した品質を担保できている点も挙げられます。

さらに、強力な営業顧問の存在も追い風となっています。現在、大手事業会社の元役員や、外資系戦略・総合コンサルティングファームの元パートナーやディレクターなど、約10名の実績豊富な方々が営業顧問として参画しています。大手ファームと同等以上の品質をリーズナブルな価格水準で提案できる事業構造であるため、彼らも自信を持ってクライアント企業に紹介できるという好循環が生まれています。

[中山]
未経験者を採用せず、コンサルティング経験者のみで組織を構成しているのはなぜですか?

[宮本様]
メンバーの待機リスク(アベイラブル)や多大な初期育成コストの削減が目的です。その分、クライアントへの提供単価の引き下げや、社員への高い報酬への還元などに直結させることができます。当社では、主にリーダーまたはサブリーダークラスの経験者を採用しています。

[中山]
今後、どのような業界やテーマの案件を伸ばしていく方針ですか?

[宮本様]
IT領域のPM / PMO、AI活用、上流工程のコンサルティング(構想検討、要件定義)、基幹システム(ERP)の4テーマをメインターゲットに定めています。業界としては、引き続き金融(銀行・生命/損害保険・証券・信託など)、通信、官公庁、SIer、そして社会インフラ(鉄道、エネルギー)といった、ストック型の収入ビジネスを展開する業界に注力していく方針です。

全ては、メンバーの豊かな人生のために。
経験豊富な人材にこそ選ばれるファームを目指して

[中山]
多種多様なプロジェクトを抱えていると思いますが、メンバーのアサイン方針についてはいかがですか?

[宮本様]
営業メンバーとコンサルタントが密にコミュニケーションを取り、総合的な判断を行っています。入社前の段階から当社からの期待も伝えつつ、本人が志向する領域や新たに挑戦したい方向性、希望する働き方などもしっかりヒアリングした上でアサインを決めています。

また、まだキャリアに悩む時期にお会いする方も多いため、キャリアプランや人生プランに合わせて「こういったリスキリングも必要なのでは」などという提案も含め、事前によく擦り合わせた上で入社してもらいます。そこからはあまり大きく変わりませんが、入社後も会話の機会を設けながら進めています。

さらに「1on1はいつでも実施可能」という文化が浸透しているので、私にメンバーからの1on1の依頼が来ることもよくありますね。

BiT&Company 宮本様

[中山]
社内には業界経験者が多いと思いますが、人材育成のための教育体制や制度設計などはどうなっているのでしょうか?

[宮本様]
現在は2週間に1度、簡単なフォーマットに沿った業務報告をメンバーに記載してもらい、マネージャー以上がレビューする仕組みを導入しています。その中で課題や懸念点があれば早期に察知し、迅速にフォローできる環境です。
加えて、日系総合コンサルティングファームの出身であり、起業経験もお持ちである外部のメンターを迎え、月に1度の面談を全員に実施しています。日々の案件や業務の相談だけでなく、自身のキャリア開発から人生設計、考え方のアップデートやメンタリングまで、外部ならではのフラットな視点でアドバイスを受けることができます。その他、世界最大級のオンライン学習プラットフォームである「Udemy」のエンタープライズプランの提供や、資格取得に関する費用補助も行っています。

また、特徴的な制度に「+10%アサイン」があります。メインのプロジェクト稼働とは別で、本人が志向する業界や挑戦したい業務に少しだけ関わることができる制度です。例えば、将来的に営業や経営企画に携わりたい場合、オンライン商談への同席や提案書作成等のサポートなどを通じて、本人の意向に沿った経験値や接点を得ることができます。
採用や育成、社内ツールの開発といった社内業務への参画については基本的に自由参加としており、積極的に組織づくりに携われる環境を用意しています。

[中山]
メンバー同士や社外有識者との協業体制は、どのように構築されていますか?

[宮本様]
まず、全メンバーの専門領域や経験、志向性を可視化した社内向け資料を整備し、いつでも参照できるようにしています。さらに、メンバーが社内外の有識者と迅速に連携できる体制があります。例えば、現場メンバーがお客様からAI活用のニーズを察知した際に社内の有識者へ相談し、知見を借りながら案件化へとつなげるといったスムーズな協業が日常的に行われています。また、私たち経営層を介して社外の有識者との人脈を築く、といったことも実現しています。

当社の組織は、経営層が組織の方向性を示す一方で、メンバーが力を発揮しやすい環境を下支えする役割も担っています。また、会社のビジョンや大切にしたい価値観などを、社内向けに毎朝発信しています。

[中山]
貴社の報酬水準について、実際のところいかがでしょうか?

[宮本様]
現在の平均年収は、約1,200万円です。同業他社と比較して平均より200万円ほど高い水準に設定しています。さらにマネージャー以上になりますが、自身で案件を開拓・拡大した際には粗利の最大20%を給与に還元するインセンティブ制度を設けています。

[中山]
これだけ高い報酬への還元を実現できるのはなぜですか?

[宮本様]
その理由は、当社の事業構造にあります。外部資本を入れず、上場を目的としていないため、40〜50%程度の利益を残す必要がありません。さらに未経験者を採用しないことで、育成コストを単価に上乗せせずに済むことも大きな要因です。

当社は「中途採用市場におけるオアシス」という感想をいただいたこともあります。実力をつけた優秀なコンサルタントが「いずれBiT&Companyに参画したい」と思えるような「知る人ぞ知る」ファームになっていきたいです。こうしたコンセプトや思想に基づき、当社の利益はクライアントやメンバーへの還元に充てています。ただ「もらいに来る」のではなく「共に創りに来る」姿勢の方が楽しめると思います。
また当社には、「Co-Create Organization, Co-Create Career」という文化があります。場所を変えて「理想の職場環境」を求めることも一つの手段ですが、コンサルティング業界においてこれを実現したいのであれば、会社を転々とするのではなく、当社で理想の環境づくりをしていく方が、持続的かつ自分事として充実した働き方ができるのではないか、という発想です。

BiT&Companyのカルチャーについて(提供:BiT&Company)

幸せとは「自己表現」である。
理想の会社を自ら創る、成長企業ならではの魅力

[中山]
経験者のみで組織構成された環境ですが、組織文化を醸成する上で大切にされていることはありますか?

フォルトナ 中山

[宮本様]
単なる「個人事業主の集まり」になることを防ぐため、社内交流を大切にしています。具体的には、2週間に1度の定期的なフォローをはじめ、気軽に相談できる社内チャネルを設けています。また毎月、メンバー間の交流を目的とした食事会を開催しています。幹事が選定した飲食店に集まり、業務外での対話を通じて相互理解を深める機会になっています。加えて、季節ごとの社内イベントも実施しています。こうした交流は、会社として年間予算を確保した上で企画・運営しています。

[中山]
メンバー間の関係性も良好そうですね。他に、貴社ならではの特徴的な福利厚生制度があれば教えてください。

[宮本様]
一般的な範囲では、例えば「シックリーブ(傷病休暇)」や夏季・年末年始休暇、外部メンターにキャリアや人生相談ができる「メンター制度」などがあります。加えて特徴的な制度として「出産祝い」や「結婚祝い」(在職年数による)、そして二親等以内の家族への感謝を目的とした食事や贈り物等に活用できる「家族団欒手当」などを支給しています。大手企業にも存在しない制度が、日々迅速に整備されています。

コンサルティング業界経験者のリアルな意見を柔軟に吸収しながら、メンバーが本当に求める制度を迅速に設計できる点が強みです。知名度や会社規模が小さく、意思決定のスピードが速い「今」参画するからこそ、自分の意見を組織に反映するチャンスや得られる恩恵を最大化できます。

私は、幸せとは「自己表現」だと考えています。自己表現を通じて理想の環境や会社を創ることが、結果として自身の幸せにつながるのではないでしょうか。

BiT&Companyの福利厚生一覧(提供:BiT&Company)

[中山]
リモートワークやフレックスなど働き方の柔軟性について、実際の活用状況を教えてください。

[宮本様]
現状、全案件の約8割がハイブリッドワークまたはフルリモートとなっています。約2割は、お客様側の制約・要望やセキュリティ上の関係で常駐や出社を要する案件です。昨今、フルリモートの案件は減少傾向にありますが、家庭の事情等をなるべく考慮するなど、基本的に「メンバードリブン」でのアサインを心がけています。

これが実現できるのも、当社の提示価格が比較的リーズナブルであり、案件の選定や期待値コントロールがしやすいからです。また、クライアントに大手企業が多く、柔軟な働き方への理解もあります。もちろん、クライアントとの地道なコミュニケーションやリレーション構築も徹底しています。メンバーには充実した状況で仕事をしてほしいので、なるべく働きやすい環境を維持したいですね。

[中山]
社員を大切にする組織文化が伺えます。

[宮本様]
その甲斐あってか、2026年2月に初めて実施した、社員満足度に関する対する社内調査では、「3.91/5.0満点」と極めて高い水準になりました。一方で、課題だった福利厚生や評価制度の可視化はクリアになっているため、次なる課題は社内に「ロールモデル」となる存在を増やすことです。

「社員の満足度」に関する社内調査結果(提供:BiT&Company)

※今後も継続的に当調査を実施予定
※相対的に評価が低かった「福利厚生」は、福利厚生メニューや利用方法が可視化されていなかったため、利用メニューと利用方法の手引きを作成。また、メンバーからの意見を踏まえて、前述のように3つのメニューを拡充
※「キャリアパス」については、フィードバックが不定期だったため、現在は能力開発プログラムを設計(年初に目標を設定し、四半期ごとに振り返り)。加えて2週間に1度の業務報告と適宜実施するフィードバック、月に1度のメンター制度、経営層との1on1などを実施するなど、手厚い制度を設計

「会社のアセットを最大限活用してほしい」
BiT&Companyが考える成長とキャリアの本質

[中山]
現在、採用活動を強化されている背景をお聞かせください。

[宮本様]
人材リソースの不足という明確な課題に起因しています。現在、経営陣や顧問のネットワークを通じて、400社以上の企業と関係性を構築できているものの、実際に対応できているのは全体の1割程度、つまり9割近くの有望な案件を取りこぼしている状態です。そのため、フロントに立ってお客様の信頼を勝ち取り、プロジェクトを力強く推進できるデリバリー人材の拡充が急務となっています。

[中山]
その上で、選考時に重視する基準や求める人物像について教えてください。

[宮本様]
スキルマッチは前提として、それ以上に重視するのは「リーダーシップ」と「オーナーシップ」、そして「ラストマンシップ」です。また、選考では「どのように当社に貢献したいか」を必ず伺います。コンサルタントという仕事はクライアントへの価値提供が前提にあるため、会社から案件や機会を受け取るだけでなく、自ら価値を創出し、周囲に還元する姿勢を重視しています。主体性や責任感、知的好奇心、そして成長意欲を持つ方であれば、当社で大きく活躍できると考えています。

具体的な人物像としては、基幹システムやAI、ネットワークなど領域を問わず、IT案件のリード経験を持つ方が望ましいです。コンサルティングファーム出身者はもちろん、事業会社のシステム部門を経験されてきた方も歓迎しています。総じて、責任を持ってプロジェクトのデリバリーを完遂できる方、そして大手企業の新規案件を獲得できる方を求めています。

BiT&Company 宮本様

[中山]
BiT&Companyに参画することで、どのような経験やスキルが得られると思いますか?

[宮本様]
マネージャー未満の層であれば、お客様と対峙する顧客折衝経験や、難易度の高い成果物に挑戦する豊富な機会です。未経験領域であっても、役員陣や有識者による手厚いフォローが得られるため、ストレッチしながら新たなスキルを習得できます。

マネージャー以上も含めるなら、大手のように幾重もの社内承認プロセスを経ることなく「自ら考え抜いた純度の高いアイデアやソリューションを、お客様へダイレクトに伝えられる」ことです。その分結果もダイレクトに返ってくるため、当事者意識が育ち、コンサルタントとして成長できます。

また、大手ファームの「看板」がない状態でクライアントの新規開拓や信頼獲得に挑むからこそ、「再現性」のあるビジネスの視点やノウハウが身につきます。さらに社内の組織づくりにも関われるため、将来的に独立や起業を志す方や、経営陣と近い距離で経営目線を養いたい方にとっても、実践的な経験を積める環境です。

[中山]
貴社への参画を通じて、キャリアの選択肢が広がりそうですね。

[宮本様]
こうした可能性を広げるためにも、会社のアセットは積極的に活用すべきだと考えています。多くの人は、毎月の給与や案件の単価などお金の流れを重視しますが、個人や会社にとって本当に重要なのは実績やナレッジ、社内外の優秀な人材、クライアントとのリレーション、経営陣が持つ人脈などといった「資産」です。つまり、会社のアセットを積極的に活用して価値提供につなげようとする人材は、資産価値の高い人材といえます。
例えば、一定期間は当社で経験を積み、将来的な独立や起業に向けて経営ノウハウを身につけたいという方も歓迎しています。こうして優秀な経営者が育ち、世の中に輩出されるのは当社にとっても強力なブランドになる。これも、一つの「WIN-WIN」な関係だと思います。

目指すのは「マネージャー以上のやりがいを日本一にする会社」

[中山]
宮本様は、BiT&Companyをどのような会社にしていきたいですか?

[宮本様]
従来のコンサルティング業界に「一石を投じる」会社にしたいです。現状では、特にマネージャー以上の層が激務に追われ、いわゆる人月商売の中で疲弊してしまう構造が一部に存在します。こうした「コンサルタントが幸せに働けない業界のあり方」を変えていきたい。そのためにも、当社は「マネージャー以上のやりがいを日本一にする会社」を目指しています。
また、メンバーには心身共に豊かになってほしいとの思いから、会社として全面的にウェルビーイングな人生設計をサポートしています。例えば、役職ごとの最低保障年収を設けたり、具体的なライフプラン・資産形成に関するシミュレーションやアドバイスを行ったりしています。

BiT&Company 宮本様

[中山]
今後の展望について教えてください。

[宮本様]
直近では、会社規模を拡大したいですね。現在の社員数は約50名弱ですが、今年度中に80名、次年度で120名規模への拡大を目指しています。そして10年後には、500名規模・年商100億円の達成が一つの目標です。
規模拡大の理由は、経済面をはじめとしたリソースに余裕を作るためです。売上をより高い水準で安定させることや、会社の社会的信用や影響力の向上、さらなる案件の多様化を通じて得た利益は、全てメンバーの報酬やケイパビリティ開発、会社を磨き込むための組織づくりに還元したいと考えています。
また「500」名という数字は、私自身が一人ひとりを把握できる数だと考えることに由来しています。闇雲に組織を拡大し続けるのではなく、500名のメンバーと、各メンバーが大切に思う1人以上の誰かを含めた、少なくとも1,000名の人生を豊かにできる会社にしたい。そんなビジョンを抱いています。

[中山]
最後に、BiT&Companyへの参画を検討する候補者へのメッセージをお願いします。

[宮本様]
私たちは、仕事を通じて人生の充実を実感できる環境を共に築きたいと考えています。「仕事が面白い」と心から思い、よりポジティブに向き合える大人を増やしたい。そして、それを次世代につないでいきたい。これが、私の願いです。

そのために、自身の「50カ年計画」を立てました。40歳でBiT&Companyの経営を信頼できるメンバーたちにある程度託した後は、シニア層への経営アドバイザー事業を立ち上げ、シニア層の豊富な経験を生かして継続的に価値を発揮しつつ仕事の新たなステージへ移行する仕組みづくりに注力したいと考えています。そして50代からは、第二新卒向けの教育事業など次世代人材の育成に専念していく構想です。こうした活動を通じて、日本における「働くこと」への捉え方、職業観を、より前向きで希望あるものに変えていきたいと考えています。

当社の理念に共感し、一緒に豊かな人生を創りたいという志を持つ方のご応募を、心よりお待ちしています。

[中山]
私も元々コンサルティング業界に在籍しマネージャーまで経験しておりましたが、クライアントから厳しいお言葉をいただきつつも、いかにして仕事を「面白い」「やりがいがある」と思えるかを常に意識してまいりました。
人材紹介業界に身を置いてからも、「仕事を面白くする」ことが人生を豊かにしていくのだと日々実感しております。そのため、宮本様やBiT&Companyの理念には、非常に深く共感いたしました。
本日はありがとうございました!

左から、BiT&Company 宮本様、フォルトナ 中山

 

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