株式会社Sun Asterisk(以下、Sun*)は、「誰もが価値創造に夢中になれる世界」をビジョンに掲げ、企業の事業開発やプロダクト開発、DX推進を支援するデジタル・クリエイティブスタジオです。
BTC(Business/Technology/Creative)といった各領域の知見を掛け合わせ、新規事業開発、サービス開発、DX推進、AI活用などを支援。事業構想・市場調査・サービスデザインから開発・グロースまで一気通貫で支援しています。顧客と共創しながら事業やサービスを生み出し、成長にまで関与する独自のスタンスが特徴です。
今回は、執行役員/サービスデザイン組織 本部長・井上 一鷹様、Head of UX & Service Design・石川 マーク 健様、ビジネスディベロップメントディレクター/ビジネスデザイナー・貝沼 篤様、3名による対談形式でお話を伺います。Sun*の事業内容や他社との違い、「ビジネスデザイナー」という職種の役割、同社で得られる経験について語っていただきました。AIが思考を支援する時代において、構想と実装の架け橋となる「ビジネスデザイナー」の価値とは何か。その本質に迫ります。
ファシリテーションは、フォルトナ・内田が務めます。
※法人名、組織名、役職、インタビュー内容、求人情報等は取材当時のものです。現在の内容と異なる場合があります。

井上 一鷹(いのうえ かずたか)様 プロフィール
執行役員 兼 サービスデザイン General Manager(本部長)
大学卒業後、2007年に外資系戦略コンサルティングファームへ新卒入社し、当時最年少でシニアコンサルタントに昇格。大手製造業を中心とした事業戦略、技術経営戦略、人事組織戦略の立案に従事。
2012年、日系大手小売企業に入社。商品企画やR&D室の事業部マネージャー、新規事業の取締役を経て、同社の経営企画部門にて執行役員を務める。
2021年、Sun*に参画し、新規事業開発を支援する事業部の責任者に就任。スタートアップから大手企業の新規事業について、アイデア創出からPoC、MVP作成までワンストップで支援。
著作『異能の掛け算 新規事業のサイエンス』『集中力』『深い集中を取り戻せ』。
戦略から実装までがシームレスにつながる。事業を「形」にする組織のあり方
[内田]
本日はよろしくお願いします。まずは、皆様の自己紹介とこれまでのご経歴についてお聞かせいただけますか?
[井上様]
大学卒業後、2007年に外資系戦略コンサルティングファームに入社し、当時最年少でシニアコンサルタントに昇格しました。そこでは、大手製造業を中心とした事業戦略、技術経営戦略、人事組織戦略の立案などに従事し、さまざまな経験を積みました。
その後、2012年に日系大手小売企業に入社し、新商品の企画・開発や新規事業の立ち上げ、およびそれらの責任者を経験後、経営企画部門にて執行役員も務めました。
Sun*に参画したのは、2021年のことです。当社では、主に新規事業開発の方法論の研究と、その社会実装に注力しています。ビジネスデザイン組織やサービスデザイン組織の立ち上げを経て、現在はBTC(Business/Technology/Creative)を統括するクリエイティブ&エンジニアリング内にあるサービスデザイン組織のゼネラルマネージャーおよび執行役員として全社の戦略企画の役割を担っています。
[石川様]
イギリス・ロンドンの大学で建築学の修士課程を修了後、イギリスやシンガポール、日本にて建築の実務経験を積みました。その後、アメリカに本社を持つデザイン会社の日本支社に契約デザイナーとして入社し、主にアジア地域で展開するデザインコンサルティングのプロジェクトに参画しました。
そして2019年にSun*へ入社し、デザイン思考やUXデザインの手法を活用した新規事業のコンセプト策定やプロダクトコンセプトの開発、デジタルサービスのデザインなど、さまざまなプロジェクトを主導しています。また、建築家として空間デザインも担当しています。
[貝沼様]
私のキャリアのスタートは、決済系や業務系システムのエンジニアからでした。その後、複数のコンサルティングファームにてデジタルマーケティングや新規事業開発コンサルティングを経験し、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を経て、ビジネスデザイナーとしてSun*に参画しました。これまで経験してきたインダストリーやサービスの多岐にわたる知見を生かし、大企業の新規事業開発支援や、スタートアップと大企業による共創事業の推進などに従事しています。エンジニア、マーケター、コンサルタント、CVCといった自身の経験に基づいた、BTCのバランスを鑑みた支援が強みです。

左から、Sun* 貝沼様、井上様、石川様
[内田]
皆様それぞれ異なる領域でご経験を積まれていますが、Sun*に参画するに至ったきっかけや決め手は何だったのでしょうか?
[井上様]
大手小売企業で経営企画に従事する中で、自分は「新規事業開発が好きだ」ということを改めて強く実感しました。そのタイミングで、Sun*の代表である小林に出会ったのがきっかけです。
これまで数多くの新規事業開発を推進する中で、クリエイティブとエンジニアの存在を特に重要視してきました。小林を通じて、面白い案件に出会う機会が多く、クリエイティブやエンジニアとのシームレスな共創が実現している当社のような環境があると知り、参画を決意しました。
[石川様]
私の場合は、ユーザー体験のリアリティをより向上させるべく、デジタルの知見を獲得したかったからです。
デザイン思考を用いたプロジェクトに従事する中で、デジタルを活用したソリューションが不可欠である場面を数多く経験しました。ハードの設計においては当時から高い専門性がありましたが、こうした背景からソフトの設計領域をもっと強化したいと考えていました。
[貝沼様]
選考時から、真にフラットなカルチャーのもと、全員が「事業を形にする」という同じ方向を向いていると実感したのが決め手です。
これまでのキャリアの中で、同じ組織内でも「戦略を立てる人」と「実装・実現する人」との分断を痛感してきました。しかし、当社にはまったくと言っていいほどそれがありません。「フラットなカルチャー」という言葉は多くの企業で使われていますが、それをこの規模で本当に実践できている組織は非常に希少だと思います。
AI時代に問われるのは、構想と実装の架け橋として事業を動かす「実現力」
[内田]
続いて、Sun*のビジネスについてお聞きします。「デジタル・クリエイティブスタジオ」とありますが、実際にどのようなビジネスを展開しているのでしょうか?

フォルトナ 内田
[井上様]
私たちの主要な事業は、大きく分けて以下の3領域で構成されています。
①Creative & Engineering(新規事業・プロダクトの企画構想~開発の価値創造支援)
②Talent Platform(国内外のIT人材 発掘・育成・紹介の人材支援)
③Incubation(自社事業創出~推進・投資)
組織体制としては、ビジネスデザイナー(BD)、サービスデザイナー、UX/UIデザイナー(UXD)、エンジニアなどによる混成チームを組み、顧客課題の解決や事業設計に取り組んでいます。
私が率いるサービスデザイン組織が請け負うのは、①の領域です。顧客や市場にとって本当に価値のある事業・サービスを構想し、それを実現可能な形に落とし込むのがミッションになります。また、顧客が抱えるあらゆるテーマに対して、顧客価値・事業性・実現性の観点から、事業の成功確度を高めるための支援も行っています。
[内田]
Sun*にはさまざまな職種がありますが、今回は「ビジネスデザイナー」にフォーカスしてお話を伺いたいと思います。ビジネスデザイナーとは、どのようなポジションなのでしょう?
[貝沼様]
端的に言えば、顧客価値を起点に、構想と実装の間をつなぎながら事業を実現するポジションです。
具体的には、顧客の事業責任者や経営層とディスカッションしながら、市場分析や顧客調査、事業戦略策定、ビジネスモデル設計、PoC企画、事業計画策定などを推進し、事業構想を具体的なサービスやプロダクトの形に落とし込むところまで担います。
他社との違いは、事業戦略や構想策定で終わらず「実際に事業をつくり、市場に実装し、成長させる」範囲にまで関われる点です。構想後のPoC、MVP開発、プロダクト開発、さらにはグロースまで支援する案件も多く、支援者としての枠を超え、ビジネスデザイナー自身が事業開発の当事者としても伴走できます。

Sun* 貝沼様
[井上様]
そしてこれからの時代、こうした「具体的に実現する力」が重要な意味を持つと考えています。私自身、企画フェーズで「考える」ことに主眼を置くコンサルティングファームから事業会社に移った際、実行フェーズの「つくる」ことが、新規事業開発を成功に導く上で非常に重要だと実感しました。
コンサルティングは問いを設計し、抽象度を上げて考える仕事です。しかし、AIの台頭によって代替される領域が広がる中で、今後は事業を現実に動かし、具体的な形にする力の重要性が増していくと感じています。これは、キャリア戦略においても同様だと思います。
だからこそ私たちは、顧客の事業を実現し、成功に導くことを目指しているのです。事業の成功がさらなる仕事を呼び、結果的に継続的な案件の獲得にもつながっています。
必要なのは大きなチームではなく「最適なチーム」。顧客のイシューから逆算するBTC共創の真価
[内田]
大手を含め、「一気通貫支援」を掲げる企業は増えています。他社とSun*との明確な違いはどこにあるのでしょう?
[貝沼様]
言葉としては同じでも、実際の動き方がかなり異なります。組織としてBTCの各機能を備えていても、その実態は分業制や縦割りであるケースが多いですね。大手ファームに長く在籍していた自身の経験からも、身にしみて感じています。
一方当社は、BTCが組織的に分断されることなくフラットに議論できる環境です。それぞれの専門性を尊重しつつ、時には率直な意見も交わしながら、ワンチームでプロジェクトに向き合える点が違いであり魅力だと思います。
[石川様]
アサインメンバーも、全ての案件に対してBTCで臨むのではなく、顧客が抱えるイシューやニーズによって柔軟に判断しています。案件の状況次第では増員する場合もありますが、基本的には必要十分なチーム編成を実践しています。

Sun* 石川様
[井上様]
私の経験上、新規事業開発では参画メンバーが5名を超えると、意思決定や推進のスピードが落ちやすいと感じています。そのため、案件の内容を精査した上で、各メンバーのケイパビリティや成長機会、キャリアの志向なども考慮しながらメンバーを厳選しています。最終的には、顧客価値の最大化につながるかどうかを重視しています。
[貝沼様]
私は、こうしたアサイン方針も当社の良いところだと思っています。過去に在籍していたコンサルティングファームでは、案件に対して「このメンバーを入れられる提案をしたい」といった発想から始まることもありました。しかし、当社では「この案件には、この人が必要だ」という適材適所の発想からチームを組みます。無理な増員をせず、顧客のイシュードリブンで動く姿勢が徹底されています。
[内田]
どのような場面で、BTCが共創する真価を実感していますか?
[貝沼様]
私が共創の価値を強く感じるのは、商談の初期段階です。基本的に、商談はビジネス側のメンバーが担当するケースが多いと思いますが、当社では初期段階こそBTCをそろえて臨むようにしています。ビジネス側はKPIや事業目的の達成を、クリエイティブ側はユーザー目線を、テクノロジー側は実現可能性をそれぞれ意識しながらプロジェクトに関わります。これによって、物事を複眼的に捉えながら互いに補完し合える、適材適所なチーム編成がしやすくなっています。
当社には、各メンバーがそれぞれに専門性を極めながら、他領域へも関心を持ち、少しずつ踏み込んでいくスタンスがあります。こうした積極性も、共創のしやすさにつながっていると感じています。
[石川様]
クリエイティブ側としても、ビジネス側の視点に助けられていると感じる場面は多々あります。
例えば、クリエイティブのメンバーが深く関わる案件では、どうしても「虫の目」になりがちです。こうしたときこそ、ビジネスのメンバーには全体を俯瞰する「鳥の目」の役割を担ってもらいます。彼らに顧客とのコミュニケーションや進行管理を任せ、私たちは細部の表現やユーザー体験を突き詰める。その間、互いに進め方や方向性を共有しつつ、必要に応じてアドバイスをもらうことで、プロジェクトが適正に進むのです。
互いへのリスペクトが前提にあるため、「良い意味で」任せられるし、意見の対立があっても建設的に話し合えています。分からないことも「分からない」と素直に言える環境です。
[井上様]
「いい人」が多く、心理的安全性が高いのは当社の特長ですね。加えて、単一の物差しで他人を測らないという価値観が浸透しています。各メンバーが自身の強みや能力に対して自負があるため、相対比較をする人が少ないと感じます。
[貝沼様]
「一気通貫支援」や「ワンチーム」、「フラット」という言葉は多くの企業で掲げられていますが、実際にそれを組織運営やプロジェクト推進に落とし込めている企業は限られていると感じています。
当社のカルチャーにおいて象徴的なのが、社内でよく飛び交う「それ、カッコいいね」という言葉です。裏を返せば、誠実さに欠ける「ダサい」言動や行動を良しとしない価値観が浸透しており、それが結果的に公平性やフラットさを支えているのだと思います。
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左から、Sun* 井上様、貝沼様
[井上様]
もともとは代表の意思から始まったものですが、現在では組織全体の共通認識として根付きつつあります。今後、組織が拡大しても維持したい文化です。
コンサルティングファームと事業会社のハイブリッドな環境で、事業開発の「再現性」を身につける
[内田]
こうした組織体制やカルチャーを有するSun*だからこそ身につく、希少なスキルや経験はありますか?
[井上様]
異なる専門性を持つ仲間と共に、戦略と実行を往復しながら新しい事業を何度も生み出す経験、そしてそのためのスキルを身につけることができると考えています。
コンサルティングファームでは、事業の戦略や構想に関わる機会は多いですが、当社のように実際の開発や検証、グロースといった実行段階にまで責任を持つ機会は限定的になりがちです。同じテーマで、0→1と1以降のフェーズに一気通貫して関われる環境は希少だと思います。
一方、事業会社では一つの事業に深く向き合えますが、経験できる案件数やテーマの種類は限られます。しかし当社では、若手でも複数の案件に参画できるため、事業開発の成否に関する傾向やパターンを早期に蓄積できます。新規事業には正解がないからこそ、多様なケースに触れて引き出しを増やすことが重要です。こうした事業開発の「再現性」の獲得は、今後のキャリアにおいても非常に大きな資産になるのではないでしょうか。

Sun* 井上様
[貝沼様]
戦略と実行を分断せず、双方に責任を持ちながら事業づくりに向き合える点は、私も当社ならではの魅力だと感じます。プロジェクトを通じてデザイナーの思考やエンジニアの手法を吸収できるため、コンサルタントとしてのバリューも高められると感じています。
私が特に価値を感じているのは「支援者でありながら事業家の視点も育てられる」点です。当社では単なるアドバイザリーに終始せず、顧客と共に悩み、意思決定し、実現していく伴走者として事業に関わることができます。そのため、提案力だけではなく推進力や完遂力も鍛えられます。ゆくゆくは、自社プロダクトの責任者や顧客との共同事業の中核メンバーなど、支援者の枠を超えた事業家としての道を歩むキャリアも描けると思います。
[石川様]
クリエイティブの立場でも、戦略と実行を往復する経験は貴重です。デザイナーの視点で翻訳すると、単なるコンセプト策定やサービス・プロダクトの設計にとどまらず、顧客やユーザーと共に試行錯誤を繰り返しながら、より良い体験や価値を生み出す経験になります。
これができるのも、「つくっては壊す」という反復的な事業開発を前提にしているからです。実際のプロジェクトでも、ユーザー理解や検証を通じて何度も見直しながら、最初に考えたアイデアやコンセプトに固執することなく、時にはそれらを壊してでも、より良い問いや解決策を見つけようとする姿勢があります。私は、これこそがデザインシンキングの本質だと思っています。
さらに、BTCが共創できる環境だからこそ、人間中心の視点から本質的な問いを見つけ出し、それを事業・プロダクト・サービスとして社会実装する経験も得られます。このユーザー起点の視点は、特にコンサルティングファーム出身者にとって新たな武器の獲得につながるのではないでしょうか。
[内田]
多様な案件を通じて、事業開発人材としての市場価値を高められる環境だと感じます。こうした成長を支える人材育成やナレッジ共有は、どのように行われているのでしょうか?
[井上様]
プロジェクトワークが中心ではありますが、案件以外にも人材育成やナレッジの整備、組織づくりにも主体的に関わることができる環境です。特に、新規事業開発やサービスデザインは、属人的になりやすい領域です。だからこそ、人材育成やナレッジの共有・型化は重要なテーマとして捉えています。
まず人材育成については、入社後に参加するオンボーディングプログラムを通じて、企業理解や業務理解を深めてもらいます。また、入社直後から過去事例やナレッジへのアクセスも可能です。さらに、成長促進を目的とした外部研修や社内勉強会への参加支援や、業務だけでなくキャリアに関する相談もできるメンター制度を設けています。
そしてナレッジの共有・型化への取り組みとしては、組織内で週1回程度の勉強会やディスカッションを実施しています。内容は、市場分析の進め方や顧客インタビュー・サービスコンセプト・PoCなどの各種設計、事業アイデアの創出などさまざまです。新規事業は案件ごとにテーマが異なる一方で、成功/失敗のパターンには一定の共通点があります。そのため、個人の経験や暗黙知を組織知へ変換する活動は非常に大切です。優秀な個人が活躍する組織ではなく「個人の経験や知見が蓄積された環境で、再現性のある価値創造ができる組織」を目指しています。
[貝沼様]
こうしたナレッジ共有の場は、単なる学習機会にとどまりません。勉強会でメンバーの仕事ぶりを知ることで「一緒に働きたい」というモチベーションにつながることもあります。
また、社内チャットなどによる質問にも知見を持つメンバーが迅速に反応し、必要な助言を得られる環境があります。困ったことがあっても、比較的速やかにフォローしてもらえる環境です。

Sun* 貝沼様
[井上様]
また、人材育成やナレッジ関連の業務は一部のマネジメント層だけが担うものではなく、ビジネスデザイナー自身も主体的に参加できます。実際に、育成プログラムや勉強会の企画・運営、オンボーディング資料の作成、提案テンプレートの整備、AI活用や業務効率化の仕組みづくりなどさまざまな取り組みを通じて、現場のビジネスデザイナーが中心となって組織改善やナレッジ整備を推進するケースも多く見られます。
当社には、プロジェクトワークによる「事業をつくる力」に加え、「組織をつくる力」も同時に身につけられる成長環境があります。
「共創」「実装」、そして「信頼」。Sun*が求めるビジネスデザイナーの素養
[内田]
続いて、Sun*が求める「ビジネスデザイナー」の人材像を教えてください。

フォルトナ 内田
[石川様]
クリエイティブ側のユーザーファーストな視点や技術的な実現可能性も考慮しながら、抽象的なアイデアにビジネスの視点を加えて現実的な事業や施策に落とし込める人です。単なるビジネスファーストの発想でアイデアに制限をかけるのではなく、世の中の企業や仕組みと組み合わせるなど、ビジネスの観点で発展させながら形にしてくれる。こうした「ビジネスデザイン」の力を持った方がいると、非常に心強いです。もちろん、実行・実装のフェーズになれば要件を絞っていきますが、構想フェーズではアイデアを発散することも重要です。そのため、建設的な議論ができることも大切な要素だと思います。
[貝沼様]
自らの領域に閉じず、他領域にも踏み込む姿勢がある方ですね。例えば、専門外のことを丸投げするのではなく、たとえ専門外の領域であっても、自分なりの仮説や意見を持ち、建設的に議論へ参加できる人です。もちろん、互いの専門性へのリスペクトや自身の無知への理解は必要ですが、比較的フラットな組織だからこそ、クリエイティブやテクノロジーといった他領域の知見を理解しに行く積極性は、ビジネス側のメンバーにこそ求められると感じています。当社で活躍しているメンバーは、こうしたマインドを持つ人が多い印象です。
[井上様]
「異能」との共創を楽しみながら、実行・実装段階の「つくる」領域にも踏み込む姿勢を持ち合わせている、または踏み込める方ですね。
当社のビジネスデザイナーとは、コンサルティングスキルを土台にビジネス・テクノロジー・クリエイティブをつなぎ、顧客価値・事業性・実現性を統合しながら事業を前進させる「プロデューサー」のような存在だと考えています。
その上で、これからの事業開発に重要なのは、顧客やメンバーを深く理解しようとする共感性をもって「この人と一緒に仕事をしたい」という信頼を得ることです。優秀なだけでなく、社内外で信頼関係を構築しながら意思決定に伴走できる。そんな人材を求めています。

左から、Sun* 石川様、井上様、貝沼様
「事業支援」から「事業共創」へ。Sun*が挑む、AI時代の価値創造
[内田]
Sun*のサービスデザイン組織が掲げる、今後の展望やビジョンはありますか?
[井上様]
顧客との新たな事業領域や成長領域における共創を通じて、事業成長を後押しできる存在であり続けることです。
これまでのSun*は、新規事業開発やサービス開発、プロダクト開発支援を強みに成長してきました。それは今後も変わりませんが、私たちが目指すべきは単発のサービスやプロダクトの開発支援にとどまらない「顧客の事業そのものの成長に責任を持つパートナー」になることだと考えています。
そのために必要なのは、企画と実装を分断しない事業づくりの実現です。だからこそ、当社はBTCが三位一体となり、構想から検証、開発、グロースまでを一気通貫で支援することにこだわっています。
単なる受託会社でもコンサルティングファームでもない独自のポジションを確立しながら、「Sun*だからこそできる価値提供」を磨き続けていきたいです。

Sun* 井上様
[貝沼様]
井上の言うとおり、現在の主軸である事業支援コンサルティングをさらに発展させ、「事業共創プラットフォーム」へと進化していきたいと考えています。
企業の成長課題は、新規事業やサービスの開発に限られません。既存事業とのシナジーや事業ポートフォリオ、資本戦略、組織変革なども含まれます。そのため、顧客と一緒に事業をつくり、時には共同事業を立ち上げ、必要に応じてM&Aやアライアンスも活用するなど支援範囲を拡大しながら、顧客の成長戦略そのものへ関与していきたい、そしてこうした関係性をつくれる組織にしたいと考えています。私たちが培ってきた事業開発力を生かせば、より経営に近い領域まで価値提供できる余地があるはずです。
[石川様]
クリエイティブが目指す姿は「AI時代の新たな体験を設計する組織」です。
AIの本質的な価値は、「人の認知負荷や迷いを減らし、人が本来やりたいことに集中できる状態をつくること」だと考えています。だからこそ、単なるAI導入支援ではなく、AIエージェントの構築や業務支援UX、組織内ナレッジの有効活用や意思決定支援などを通じて、人とAIが自然に共創できる体験を実現していきたいです。
企業にとってAIは、単なる技術課題ではなく、「人と組織の課題」でもあります。したがって、BTCがスムーズに共創している当社は、顧客への価値提供の幅をますます広げていけると考えています。

Sun* 石川様
[内田]
最後に、貴社への参画を検討する候補者の方へのメッセージを、代表して井上様からお願いします。
[井上様]
Sun*は、本当に面白い「案件」と「仲間」との出会いを本気で追求している会社です。新規事業開発における多岐にわたる業界・テーマに一気通貫で携わる機会が豊富にあり、クリエイティブやテクノロジー領域に強い多様なタレントが数多く集まっています。
こうしたプロフェッショナル人材を掛け算することで、さまざまなテーマに対して価値を生み出していく環境は、知的生産活動に従事する者として非常に魅力的ではないでしょうか。
AIが思考を支援する時代だからこそ「構想を現実に変え、多様な専門家と信頼関係を築きながら事業を前に進める人の価値」は、今、急速に高まっています。
当社の「本質的」な事業活動について、ぜひ一度、話を聞きに来てください。

左から、Sun* 貝沼様、井上様、石川様、フォルトナ 内田

