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今注目を集める「コンサルのスタートアップ」というキャリア

ポストコンサルの方がスタートアップに転職するという事例はここ数年メジャーになってきました。

TwitterやWantedlyといったサービスを通じ、マッキンゼーのCOO、元BCGの経営企画、というプロフィールを目にされる方も多いことでしょう。

そうしたスタートアップは事業会社である場合がほとんどですが、実は最近の傾向として、設立されたばかりのコンサルファーム、つまり「コンサルのスタートアップ」を選ぶ方も増えてきています。

本コラムでは、キャリアの選択肢として、「コンサルのスタートアップ」を選ぶことのメリットをお伝えします。

① コンサルの経験がそのまま生かせる

第一のメリットは、コンサルタントとしての経験、ポストコンサルとしてのキャリアがそのまま活かせる、というところにあるでしょう。

多くの「コンサルのスタートアップ」は、大手コンサルファーム出身者などが立ち上げています。

在籍時に作り上げたネットワークを活かし、設立されたばかりでありながら著名大手企業をクライアントに持つケースも多いです。

中には出身元のファームと良好な関係を築き、アドバイスをもらっていたり、クライアントの紹介等の援助を受けていたりすることもあります。

そのようなファームであれば、全社・事業戦略策定、IT戦略策定、M&A戦略策定、デューデリジェンス、新規事業開発、BPRやこれらに付随する実行支援など、コンサルタントとして積んだ経験をそのまま活かすことが可能になります。

大手企業であれば制度から備品までありとあらゆるものがそろっていますが、スタートアップではそうはいきません。

経験がそのまま生かせるというのは、スタートアップというカオスの中では大変心強い要素です。

② 高い収益性と将来的なビジネスチャンス

第二のメリットは、コンサルティングビジネスの収益性の高さ、そしてそこから生まれる将来的なビジネスチャンスです。

コンサルティングビジネスは大幅な設備投資を必要とするものではなく、利益率は高いものとなっています。

更に「コンサルのスタートアップ」は固定費などをできるだけ削減しようと、社長の自宅を登記先住所にして、社員は基本的に客先に常駐と言うスタイルをとったり、シェアオフィスを活用したりしています。

コンサルティングで高い収益を生み出し、それをコンサルティングビジネス以外の新規事業に投資する、という企業は増えてきています。

これは昔から有名な手法であり、楽天の三木谷社長が創業期に「クリムゾングループ」というM&Aアドバイザリーファームを立ち上げて収益の柱を作っていたり、DeNAの南波会長が創業期に自身のネットワークからコンサルティングビジネスでキャッシュを作っていたりした、と言う話もあります。

コンサルティングビジネスで活躍した後は、そのような新規事業に取り組むチャンスもあるということです。

実際に起業はしたいのだが、いきなり事業会社のスタートアップに行って修行を積むのは少し気が引ける、というポストコンサルの方には、このようなファームの方が親和性が高い場合もあるでしょう。

高い収益性は、社員の年収という面でも大きな影響を及ぼします。

事業会社のスタートアップの転職であると、コンサルタントとして経験を積んだ人であればあるほど年収面で折り合わない、と言うケースが出てきます。

「コンサルのスタートアップ」のメリットは、あくまでもコンサルティングビジネスを行っており、社員に対してそれなりの給与で還元することが可能である、という点にもあります。

③ 独立や起業に向けた経験が積める

「コンサルのスタートアップ」は、あくまでもスタートアップであるため、少数精鋭からスタートすることがほとんとです。

会社がどのように大きくなっていくのか、というプロセスをほぼ0の状態から経験できるため、将来的な起業や独立を考えているという場合には大変貴重な経験を積むことが可能です。

また、「コンサルのスタートアップ」にジョインする最も良いタイミングは、会社が出来てまだ間もないフェーズとなります。

この頃に採用しようとしているメンバーは、いわば「同じ釜の飯を食った」経験を持つ仲間であり、経営幹部あるいは将来的な経営幹部としての採用が考えられるからです。

その際、ストックオプションや生株が付与されるケースもあります。

もし将来的な目標として起業や独立を掲げるのであれば、こうした環境の方が人脈やネットワークがダイレクトに得られる可能性が高いです。

というのも、大手企業であれば「●●社の○○さん」であったものが、名もないスタートアップであれば社名よりもまず「○○さん」という自分自らの名前、実力で勝負することになります。

大手企業で成功し、満を持して起業してみたが、うまくいかなかったという方がいるのは、まさに自分が「会社の看板で勝負をしているのか」それとも「自分の名前・実力で勝負しているのか」の違いであると言えるでしょう。

そしてこれは「コンサルのスタートアップ」に行った場合に限りませんが、コンサルタントとして実績をお持ちの方であれば、もし仮に転職先でうまくパフォームできなかったとしても、コンサルファームに戻るという選択肢も取ることが可能です。

そのため、全く未知数の事業会社のスタートアップに転職するよりも、安全にチャレンジすることが可能というメリットもあります。

ただ一点気を付けたいのは、対象とするクライアントの規模感です。

もし「コンサルのスタートアップ」が支援している企業が大手企業であれば、大手企業に対するコンサルティングを行っているファームへ転職することはできますが、これが中堅・中小企業となると少し難しくなってきます。逆も然りです。

コンサル業界における転職のハードルは、自分の会社の規模と言うより、クライアント規模によって変わってくる、という認識は必要になるでしょう。

また、会社が成長することによって、社員の市場価値が上がり、それがセーフティネットになるという考え方もあります。

今は日本を代表するような企業であっても、最初はみんなベンチャーからのスタート。今そういった企業に勤める人々の市場価値が高いと言われるのは、そうした企業が成長し、社員の市場価値を高めてきたからに他なりません。

「コンサルのスタートアップ」にジョインし、ご自身が全力を尽くしてその企業価値を上げることは、自身の市場価値を上げることと同じであると言えます。

そうすれば、今は難しくとも、将来的には「人材輩出起業」と呼ばれるような会社になっているかもしれません。

まとめ

若手・中堅ポストコンサルから人気を集める「コンサルのスタートアップ」転職。

本コラムでは、そのメリットを解説してきました。

もちろん、万人にとって良いキャリアというものはありません。

そのため、「コンサルのスタートアップ」に行った方が良いかどうかは、その方のキャリア設計次第と言えるでしょう。

また、「コンサルのスタートアップ」の求人は、非公開情報となっていることが多く、しかもタイミングによってはもう大きくなりすぎてしまっており、上述のメリットが享受しにくい、ということもあります。

もしこのようなキャリアにご関心がある場合は、一度弊社エグゼクティブコンサルタントまでお気軽にお問い合わせください。

その時々で、注目を集める「コンサルのスタートアップ」求人をご紹介させていただきます。


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