研究成果の事業化を支援する、科学技術とビジネスに精通したハイブリッド専門家組織
デロイト トーマツ グループは、日本におけるサイエンス・テクノロジー領域の研究成果の事業化および、そのための産学連携の支援に向けて、グループ横断のバーチャル組織「デロイト トーマツ サイエンス アンド テクノロジー」(DTST)を立ち上げ、サービスを開始することを発表。
DTSTでは、理系大学院、科学技術研究機関、大企業の研究開発部門などの出身者で、現在はデロイト トーマツ グループのプロフェッショナルとしてプロジェクトマネジメント、経営戦略、知財戦略、マーケティング、M&A、IPO、会計監査などのビジネス領域の業務に従事しているハイブリッド人材約150名が、多様な専門性を活かして複眼的・創発的なアドバイザリーサービスを行うとのことです。
また、サービスの対象は主に下記のような科学技術の担い手や、産業振興に従事する方々となります。
・起業を目指す研究者
・企業の科学技術部門
・研究開発型スタートアップ
・政府機関
・金融機関
・VC
・企業のオープンイノベーション組織
DTSTは、社会や産業のニーズを考慮したマーケットインの観点から研究シーズに着目しながら事業化支援を行っていくとのことで、テーマとしては下記のようなものが例として挙げられています。
・2050年ゼロエミッション達成に向けた様々な環境エネルギー関連の技術開発
・少子高齢化社会における効率化向上のためのAIやブロックチェーン技術の活用
・ワクチンや再生医療等製品の開発といったバイオ産業の推進
・防災・防犯に向けた衛星通信技術の開発や新素材開発のための宇宙空間の活用促進
このような中長期的な社会課題解決を担う研究シーズを対象に、次のようなサービスを提供していくようです。
1. 官公庁向け:イノベーションエコシステム形成支援
政府・自治体等の科学技術振興に関する調査研究、プラットフォーム形成、アクセラレーションプログラム・研究開発支援プログラムの企画立案・運営を実行。
地域の特性や周辺自治体の戦略と整合しつつ、当該地域の持続的な経済発展に貢献できるイノベーションエコシステムの形成を支援。
2. 大学・大学発サイエンス・テクノロジー系スタートアップ向け:研究シーズの事業化戦略策定・実行支援
研究紹介をビジネス戦略に落とし込み、提案先の探索から提案支援、その後のビジネス拡大までの企画立案から実行支援まで、その研究シーズに合ったイノベーション創出を支援する伴走支援を中長期的な観点で提供。
大学や研究機関で創出されたシーズを、科学技術とビジネスのハイブリッド人材がその研究をしっかりと理解した上でビジネスの視点で目利きし、研究紹介のビジネスプランへの変換、マーケティングリサーチ、出口戦略策定支援、知財・財務会計アドバイザリー、アライアンス先候補選定からその実行支援を行う。
3. 中小企業・大企業向け:新規事業開発支援
新たな成長の芽を作るために、新技術による新規事業開発の伴走支援、政府や自治体戦略との整合、大学・大学発サイエンス・テクノロジー系スタートアップとの連携等を支援。
事業企画の立案から事業化段階でのバリューチェーン構築、事業ローンチ後のフォローまで、一気通貫したビジネスプロデュースにより、新技術を社会実装して社会課題を解決するサポート。
🔽プレスリリース
デロイト トーマツが科学技術とビジネスに精通したハイブリッド専門家組織を組成、研究成果の事業化を支援
デロイトトーマツグループによるグループ横断のバーチャル組織設立は活発化しており、CEO直轄で政府・公共部門のデジタル変革を行う「Digital Governmentイニシアチブ」や、日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル実現」への積極的な貢献を行う「Climate Sustainabilityイニシアチブ」など、グループの垣根を超えた有機的な組織設立の動きが目立ちます。
ハイクラス転職・コンサル転職なら
フォルトナ
- ハイクラス転職・コンサル転職特化。業界トップクラスのプロが貴方の転職をサポート
- コンサルファーム・著名企業のCXO・エグゼクティブへのトップアプローチで実現する特別ルートと非公開求人
- キャリアだけではなく、人生の自己実現を共に叶えるライフタイムパートナー